本家いなてい

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日本ブログ村の政治ブログ・民進党(旧民主党・旧維新の党)で常時1位の誉れ高いブログ(なおエントリー数は2ブログ)

エクストリーム経済大国・韓国・通貨スワップ5

 

TPPの話に入りたかったのですが、韓国側がまた変な動きを見せてきたので通貨スワップ編の続きをやります。

 

 

英エリザベス女王の国葬や国連総会で日韓通貨スワップ協定を画策

 

安倍晋三元首相の国葬儀の日程が、2022/09/27に決定しました。韓国はこの場を利用して(不謹慎にも)日本政府との接触、あわよくば日米通貨スワップ協定を持ち出すことを画策していたようです。しかし9/8にイギリスのエリザベス二世女王陛下が逝去され、国葬の日程が9/19となったことをうけ、韓国政府は尹錫悦大統領の出席を決定。結局、安倍元首相の国葬儀には、大統領ではなく首相を出席させることにしました。これが9/15のことで、これにより、可能性はゼロではないものの、通貨スワップをゴリ押しする可能性はここでは減りました。

 

逆に、エリザベス女王の国葬の場で何かやらかすのでは・・・?と警戒する声もあったのですが、日本は天皇皇后両陛下が弔問。岸田首相の弔問も一時検討されましたが見送りとなり、このタイミングでの会見・ゴリ押しの可能性も潰えました。しかし、この程度であきらめる韓国ではありませんでした。

 

ここで話を少し戻し、2022/09/02。ハワイで、日米三カ国の国家安全保障問題担当高官による会議が行われました。この会議は主に対北朝鮮を中心とした安全保障問題が議題でしたが、韓国は突如米国の「インフレ抑制法」と「CHIPS・科学法」に難癖をつけはじめます。前者は韓国性電気自動車(EV)が優遇対象から除外される、後者は対中輸出が壊滅するといった内容ですが、はっきり言って韓国だけの都合ですし、そもそも会議の議題ですらありません。

 

米国に対して突如会議とは無関係な難癖をつけた韓国ですが、会議後の3日、帰国した金聖翰大統領府国家安保室長が、今度は対日関係について言及しました。その内容は「日韓首脳会談が、米ニューヨークで開幕する国連総会で行われる可能性がある」というものでした。韓国側が日本との条約や合意を何一つ履行せず、レーダー照射や武器転用可能物資3品目の所在を明らかにしないなど問題を何一つ解決していない状態で、首脳会談が行われるとすれば驚きです。日本側が本当にそのような調整を行っているのでしょうか?

 

しかしこの発言について、日本政府からは即座に、「徴用工問題の解決を求めただけであり、首脳会談の日程については一切協議していない」と、完全否定するコメントがなされました。

 

この韓国のドタバタ劇は、日本や英国の国葬儀の話題の中で忘れられていきました。しかし9/15、今度は韓国大統領府が驚きの発表を行いました。エリザベス女王の国葬の翌日、2022/09/20から、米ニューヨークで国連総会が行われます。岸田首相はこれに出席して演説を行うことになっていましたが、韓国はこれに目をつけました。日本の岸田首相と韓国の尹錫悦大統領が、国連会合の場で会談する、と発表したのです。

 

しかも会談合意について、「互いに快く合意した」「20、21日で調整」「30分程度の予定」など、日本側が乗り気で既に詳細まで詰められているかのような内容でした。その一方、首脳会談の日程調整であるにも関わらず「議題は決めていない」という、おかしな発言を行っていました。韓国世論はこれで「日韓通貨スワップが議題に含まれるか」などと盛り上がりましたが、首脳会談の日程まで詰めている割に肝心な議題が決まっていないというおかしな発表でもありました。

 

驚いたのは、他ならぬ日本政府でした。先に述べた通り、韓国は何一つ合意を履行せず、問題を解決していません。松野官房長官は記者会見で即座に「現時点では何ら決まっていない」と、韓国側の発表を強く否定。日本の外務省関係者も、「合意した事実はない。なぜそのように発信されるのかわからない」と否定し、むしろ韓国政府のおかしな言動に対する不信感を顕にすることになりました。

 

09/18追記:日本政府が正式に抗議、会談は「見送り」へ

 

www.sankei.com

 

2022/09/17に産経新聞が報じたところによると、韓国側の異常な言動について、日本政府が抗議したとのことです。これにより、韓国側が一方的に主張していた首脳会談の可能性は、ほぼ潰えました。

 

該当記事は有料記事のため詳細が読めませんが、読める範囲に「伏線」「9月2日」とありますので、ここで書いた内容とだいたい同じことが書かれているのではないかと思います。

 

 

 

09/19さらに追記:韓国大統領周辺、嘘をつき続ける

 

news.yahoo.co.jp

 

日韓通貨スワップの締結やTPP11への参加協力、QUADへの参加や日米台半導体同盟への参加など、とにかく日本から譲歩を引き出したい韓国。一方、日本にとって韓国と関係を修復するメリットは特になく、むしろ数々の国家間合意を反故にされ続けているため、正直に言えば関係改善などしたくないというのが本音です。従って日韓首脳会談をする意思は韓国のみにあり、日本にはそのような意思はありません。

 

従って松野官房長官や外務省が首脳会談を完全否定した発言には合理性がありますが、これだけ否定されても韓国大統領付は認めません。とにかく自らの非を決して認めず、整合性の取れない言い訳を二転三転させる行動は、韓国政府の常套手段でもあります。

 

9/18に韓国大統領高官は「会談に関連した状況に変わりがあるとは聞いていない」と発言、また大統領室関係者も「尹錫悦大統領と岸田文雄首相の会談時間と場所は調整を終えた状況」と発言しています。但しこの「高官」や「関係者」が具体的に誰なのかは不明です。

 

日本側から全否定のコメントが相次ぎ、それを一般人でも容易に知り得る状況であるのに、韓国大統領府高官が「聞いていない」というのは理解に苦しみます。松野官房長官のニュースを見ておきながら、情報のウラを取ろうとしなかったのでしょうか?

 

会談の時間と場所の調整は終えているのに、肝心な議題が未定というのもまったく理解できません。おおかた、またトイレで待ち伏せして無理やり岸田首相を捕まえ、あたかも何か会話をしているかのような写真を撮影して国内にばらまくつもりでしょう。

 

 

www.wowkorea.jp

 

韓国の言動が混乱しています。

 

同じ9/18付けで、やはり韓国大統領室の高官から逆の「(日韓首脳会談について)今、言及することは多くない」「コメントすることはない」という発言が出てきました。これまでに出てきた「高官」と同一人物かどうかは不明。いずれにせよ、韓国政府がデマを吹聴していることは確かなようです。