岸田文雄・自民党総裁が、野党の求める政倫審への出席を決めました。
謎の「政治資金裏金問題」
かねてから騒がれている政治資金問題ですが、指摘されている金銭は「政治家が政治資金として認識している以上」政治資金であり、非課税です。
これらで自民党議員が叩かれる言われはなく、実際に同様の問題を起こした立憲民主党議員たちも無罪となっています。
中でも安住淳議員などは「自民党議員の行為が問題として騒がれはじめた後」で同様の問題が発生しましたが、こっそりと政治資金収支報告書を修正して無罪放免。問題視されるどころか、安住淳議員地震が自民議員を叩き続けています。
私は一連の政治資金の流れは法的瑕疵が無い以上問題とは思いませんが、安住淳議員をはじめとした立憲民主党議員たちの卑劣極まる言動の連続には、嫌悪感を持ち、唾棄すべきと考えます。
彼らを、人間として許してはならないのです。
さて、法的には問題が無いとはいえ、政治家が人気商売である以上、自民党議員は何らかの名誉回復措置を自ら講じなければなりません。
それだけなら良いのですが、2024年は正月一日から能登半島地震が発生。政府はとりあえずの復旧予算を2023年度予算の予備費から捻出して対策していますが、その予算は3月末で消えてしまいます。それまでに、2024年度予算案を可決成立させなければ、政治が被災者を見捨てることになってしまいます。
にもかかわらず、立憲民主党をはじめとした野党各党は予算審議そっちのけで「デマ」を吹聴して審議を妨害し続ける・・・
岸田文雄「自民党総裁」、政倫審への出席を宣言
本来は、旧安倍派、旧二階派の5名の衆議院議員が出席を予定していたが、公開方式を巡って野党と自民党との間の調整がつかず、一時は5名すべてが出席を見合わせる事態となった。
そこで、岸田首相は自民党総裁として自ら出席することで、5名すべての出席を促す異例の事態となったのである。野党は政治倫理審査会の開催を、予算審議を進める条件としていた。
そもそも法的瑕疵が無い以上、自民党議員が政倫審に応じる義務はありません。しかし野党が(能登半島復興予算を含む)2024年度予算案を人質に取っており、また政治家がそもそも人気商売であることから、自浄作用的に応じる形となります。
ところが立憲民主党等野党・マスゴミは政倫審の公開開催、すなわちデマに扇動された連中を利用した「魔女裁判」を要求したため、自民党議員たちは態度を硬化させてしまいます。
これを見て、岸田文雄首相は「自民党総裁として」自らが政倫審に出席することを表明。これにより、自民党議員たちは再度出席に舵を切り、一気に政倫審の開催に至りました。
岸田文雄「首相」と岸田文雄「総裁」
ところで今回政倫審への出席を決めたのは岸田文雄「自民党総裁」であり、岸田文雄「総理大臣」ではありません。
総裁は政党の党首であり、立法府の立場。首相は日本政府の首班であり、行政府の立場です。
従って、今回の出席は「自民党を代表する立場」としてのものであり、更に「問題があれば立法府として法律を改正する立場」での出席です。首相=行政府の立場では現行法に従うのみ(=自民党各議員は無罪として扱わざるを得ない)で、そもそも自民党の問題に政府が首突っ込むのは筋違いとなりますのでこの辺は注意です。
野党・マスゴミによる「魔女裁判」に、単身で立ち向かう
岸田文雄総裁は2月29日、衆院政治倫理審査会に出席し、わが党の政策集団(派閥)による不適切な政治資金の処理について、「国民に多くの疑念を招き、政治不信を引き起こしていることに対し自民党総裁として心からおわびを申し上げる」と述べました。
政倫審は2/29と3/1の2日間で開催となりました。
初日の2/29、岸田文雄総裁は単身で野党・マスゴミによる魔女裁判の矢面に立ち、言いがかりにすべて対処しました。
首相という立場ではないので、背後には誰もいません。国会で普段見かけるような各閣僚もおらず、知恵袋である官僚もいない、まさに孤軍奮闘の様相でした。
新年度予算案をめぐり、衆議院予算委員会の理事会で、自民党の小野寺委員長は、3月1日に委員会で集中審議と締めくくりの質疑を行ったあと、採決することを職権で決めました。
これにより、立憲民主党など野党が大義名分(まったく名分になっていないが)としていた「与党が政倫審に応じなければ(被災者救済を含む)予算案審議には応じない」という主張は、もろくも崩壊。
小野寺五典・衆院予算委員長は、政倫審が開催されることになったため、予算案の採決を決定しました。3/2までに衆院で採決すれば、30日ルールにより、たとえ参院で野党が卑怯な手を使ったところで自動的に成立します。
岸田の罠に気がつかない、立憲民主党
立憲民主党は1日、衆院予算委員会の小野寺五典委員長(自民党)の解任決議案を衆院に提出した。与党は同日午後の衆院本会議で否決する方針だ。
さて、被災者の生命を人質に取る大義名分が、岸田の立ち回りにより崩壊させられてしまった立憲民主党。こうなると、あとは醜くあがくしかありません。
立憲民主党の山井和則衆院議員が1日午後の衆院本会議で、小野寺五典衆院予算委員長(自民党)の解任決議案に関する趣旨弁明を2時間54分行った。令和6年度予算案の衆院採決を遅らせるための「フィリバスター」(議事妨害)とみられる。衆院本会議での趣旨弁明の時間としては、記録の残る昭和47年以降では、立民の枝野幸男前代表が平成30年7月に行った2時間43分を抜き〝新記録〟を樹立した。
もはや言いがかりすらできなくなった立憲民主党は、「デマノイ」「邪魔のい」と失笑されている山井議員を起用し、小野寺医院町の解任決議案の弁明にあたらせます。その時間、3時間弱。
このまま3/3まで喋りつづければ、年度内の予算案成立はなくなるぞ。そこまでがんばれー!!
今回の2時間54分は「議事妨害」の日本記録ということで無事悪名記録に名を残すことになったデマノイさん。これまでの記録がやはり立憲民主党の枝野幸男だったところをみると、立憲民主党議員というのは・・・なんでこんな連中に投票する奴が存在するのか理解できない。
国民民主党の榛葉賀津也幹事長は1日の記者会見で、立憲民主党の山井和則国対筆頭副委員長が小野寺五典衆院予算委員長の解任決議案を審議する同日の衆院本会議で、長時間の演説によって審議を引き延ばす「フィリバスター」に打って出たことについて「こんな昭和の政治をやっていたら『自民党とんでもない』と思った国民が野党もこれかと、潮目が変わってしまう」と批判した。
国民民主党はここ1,2ヶ月で与党と距離を取り、そこへ立憲民主党が忍び寄る構図となっていました。結局立憲民主党が共産党との関係を曖昧にしたままだったため共闘に至らず、国民民主も東京15区・高橋まり元候補の問題により失速したのですが・・・
しかし潮目が変わるというか、いままで野党マスゴミに騙されていた人たちのうちなんぼかは目を覚ますかな?という感覚かと思います。
2月29日、立憲民主党の泉健太代表がXを更新。
《「野党は予算を人質に」は、デマのひとつです》
《同じ事を被災者の前で言うてみろ。予算を人質にして復興の邪魔をしているのは誰ですか?と聞いてみれば良い》
《「年度内成立は可能」?寝ぼけてるんでしょうか?災害復旧予算は一刻も早い成立のために与野党全力を尽くすべきものでしょう。大多数の国民が直接関係のない裏金云々は別でやって下さい》
《震災対応に元旦から動き出している人たちに向かって、初動が遅いと文句言いまくってたのに、予算編成を遅らせるのは平気なんですねー》
《デマじゃない!全くそのとおりだよ!!》
というか、デマノイによるフィリバスターの前の時点で、すでに立憲民主党によるデマ・暴挙には国民は怒り心頭だったんですね・・・当然といえば当然か。
これでもなお立憲民主党など野党・マスゴミが国政を妨害するのであれば、岸田は肝が座っているだけに何をするかわかりません。いやわかるんだけど、上川外相に禅定して自民党の支持率を回復させてそのまま衆院解散・総選挙でしょう。問題は、泉健太たち立憲民主党がこの恐ろしさに気がついていないこと・・・