７／４ 日本の経団連と韓国全国経済人連合会
２０２２／０７／０４、韓国ソウルで日韓財界会議が、３年ぶりに開かれました。日本の経団連と韓国全国経済人連合会が、両国の経済界の相互理解を促進する目的で開かれているものです。
韓国の特徴として、寝技を使うケースが非常に多いことが挙げられます。先に述べた中でも、米韓通貨スワップの要求を、中央銀行としてのカウンターパートであるＦＲＢではなくイエレン財務長官に要求しようとするなど、その典型例と言えます。日韓財界会議の場でも、まったく同じことが繰り返されました。
韓国側からは、数々の要求が出されました。曰く、「輸出規制を廃止しろ」「ビザ無し入国制度を復活しろ」「韓国のＴＰＰ加入に協力しろ」「ＩＰＥＦ協力が必要」「未来志向（＝過去の問題を解決はしないが水に流せ、という意味）」などなど。これに対する日本側の回答は、まあ未来に向けてともに前進していきましょう、という箸にも棒にもかからないものでした。（たぶん、韓国側は自分にとって最大限都合よく解釈するはずです）
そもそも、日本の経団連はこんな要求をされたところで困るだけです。輸出規制などというものはそもそも存在せず、ビザの発行だのＴＰＰだのＩＰＥＦだのは、政府間で会話する内容です。私企業の経営者団体がそんな事を言われても、どうしようもありません。
まあ考えていることは、日本の経営者団体から韓国の要求を突き上げさせようということなのでしょうが、思惑が見え透いている上にむしろ心象を悪くするだけだと思います。
ＴＰＰその他は、別途。
