立憲民主党が、2024年度予算の成立阻止を企てました。
しかしこれには能登半島復興予算が含まれていること、手口がフィリバスター(議事妨害)という時間と税金を垂れ流すだけの愚策であったこと、あろうことか立憲民主党の山野和典議員がへらへらと笑いながら3時間もの間中継され続けたことから、有権者からの評価は最悪。
結局、勇ましい掛け声にもかかわらず日付を跨ぐことも断念し、翌日には予算案成立にまで至りました。
2024年度予算案の成立が確定
自民、立憲民主両党は2日、2024年度予算案を同日午後の衆院予算委員会と本会議で採決することで合意した。
ワンセンテンスだけの記事なので全文引用になってしまいますが、3/2中での2024年度予算案の衆院での採決が合意されました。
法案はこの後参院で採決されますが、仮に参院で採決されなかった場合でも、衆院の優越により衆院採決から30日後には参院でも採決扱いとなり、法案は成立します。
取り急ぎ、これで4月以降も復興予算が確保できたということで、まずは一安心。
「馬鹿を騙す手口」で大失敗
2024年度予算案は2日、異例となる「土曜国会」を経て衆院を通過し、今年度内の成立が確実となった。大きなヤマを越えた政府・与党には 安堵あんど の声が広がった。立憲民主党は当初の徹底抗戦の方針を貫けず、「腰砕け」の対応となった。
勝負は、立憲民主党が「岸田の罠」にはまった時点で決していました。岸田首相が自民党総裁として単騎で政倫審への出席を決断したことで、渦中の自民党議員も政倫審への出席を決定。
政倫審が開催されたことで、これを2024年度予算案採決の条件としていた立憲民主党など野党の大義名分は崩壊しました。
(山井和則は)ようやく趣旨弁明を始めたが、自民党派閥のパーティー収入不記載事件に関する批判を始め、議場内の議員に賛同を求める場面もあった。非常にゆっくりとした動作や話し方で、同じ内容の繰り返しも多く、審議を引き延ばす「フィリバスター」とみられる。
既に大勢が決したにも関わらず、立憲民主党は今度は時間稼ぎを敢行し、予算案の成立阻止を試みます。
しかし法案成立反対答弁に立った山井和則の態度が露骨すぎた上、あろうことか終始ニヤついていた表情が3時間にもわたって中継され続けたため、それまでマスゴミ・野党に騙されていた層まで含めた国民からの不評を買ってしまいます。
このため立憲民主党は急遽戦術を撤回し、急転直下で予算案成立で合意させられる羽目となってしまいました。
これに先立つ衆院予算委員会で、立憲民主党の大築紅葉氏は「卒業式のシーズンだ。(審議は週明けの)4日でいい。土曜日の開催は誰のせいか」と詰め寄った。
立憲民主党を惨敗に追い込んだのは間違いなく山井和則議員ですが、その前に立憲民主党のあまりの無能っぷりが露呈する事件がありました。
とはいえ引用の通りなのですが、立憲民主党の大築紅葉が「法案採決は3/4でいいはずだ!」とか訳のわからないことを延々と繰り返して騒いでいました。
先に述べた通り、衆院の優越により法案が参院でも成立扱いとされるのは、衆院での成立から30日後です。3/4日から30日経過した場合は予算案の成立が4月以降になってしまいます。
立憲民主党は、30日ルールも知らない連中が議員をやってるのか・・・
悔しさのあまり、記事タイトルをこっそり変更した朝日新聞
立憲民主、我慢比べ戦術からの「異変」 矛を収めて引き出した合意
立憲民主党が自爆して方針転換してしまったため、朝日新聞社も大変な混乱をしています。例えば上に貼った記事ですが、タイトルは「矛を収めて引き出した合意」と、さも立憲民主教が素晴らしい行動を行い、政府与党に妥協させたかのような意味合いとなっています。
立憲民主「昭和の政治」の誤算 徹底抗戦のはずがSNSで批判され
ところがこの記事j、3/2の午前中に出た時点では「誤算」「SNSで批判され」というタイトルとなっており、立憲民主党の大惨敗がわかるタイトルでした。
書き換えられたのは3/2の正午過ぎですので、記事を見た朝日新聞社の上層部が怒りと悲しみを織り交ぜた複雑な心境でタイトルの書き換えを命じたのであろうことは、手に取るようにわかります。
責任転嫁も甚だしい立憲民主党
本会議を終えた院内の廊下では、立民の若手議員が記者を相手に〝ドヤ顔〟でこう語っている。
「明日は衛視さんらも出勤せざるを得ない。土曜に国会を開くと数億円余分にかかる。これは全部岸田文雄首相のせいだから」
これだけの悪事を働いておいて、責任を他人様になすりつけてでかい態度を取る・・・
立憲民主党なんかには、決して票を投じてはいけないのです。