いや別に現金決済のまんまでもいいと思うんですけどね。現金主義もキャッシュレスも、一長一短あるし。
まあ世の流行りってやつです。
しかしまあ、「キャッシュレス化」では日本は世界の覇権を握るだけの潜在能力があるにも関わらず、議論が明後日の方向に飛びまくって何ともいえないもより感があります。
※適当に思ったことを書いてるので、勘違いとかあったら指摘してくださいまし。
1.日本もキャッシュレス化しなければ・・・ピコーン!!バーコード決済
いや中国が「二次元バーコード」を使って「キャッシュレス決済」を行っていることは知ってますよ。ええ知ってますとも。
この決済方式が爆発的に普及した理由はいくつかありますが、まず中国の紙幣(RMB)って汚い。あれ、触ると手に匂いつきます。
通貨偽造の横行で、紙幣自体があまり信用されていないという面もあります。
「信用」・・・といえば、中国はクレジットカードの普及が遅れたという面もあります。ここ数年で銀聯カードが出てきましたが、信用取引の概念が薄い中国では事実上の「デビットカード」という形でようやく出せた、という次第。
おそらくはこの辺の理由で、「二次元バーコード決済」という方式が爆発的に普及したんじゃないかと思います。導入経費は安くすみますし。
但し、決済の度にバーコードスキャナを起動しなければならないのは、使い勝手が面倒そうです。
「バーコードを上から貼って偽造する」なんてことも簡単に出来ますしね。
この方式を、キャッシュレス化の本流として見るのは無理があるんじゃないでしょうか。
(しかし、意識の高い界隈だと2次元バーコードが本命視される 傾向にあるのよねえ・・・不思議。)
2.クレジットカード(のICチップ)
クレジットカードは元々、ドットインパクトいう訳ではありませんが、物理的な方法で用紙にクレジットカード番号を打ちつけるような運用がされていました。
クレカの番号が立体になっているのは、これが理由です。いまでも一部の国ではこの方式が行われています。逆に、最近よくある「番号が平らなカード」は、そういった国では使えません。
その後出てきたのが「磁気テープ」による決済で、日本のクレジットカード決済の多くはこれを使っています。レジとかに刺して、シュッと通すあれです。
さらにその後、クレジットカードにはICチップが搭載されるようになりました。ただ磁気テープの時代が長く続いた関係で、日本では電子マネーが先に普及してしまった感じです。
ICチップはセキュリティ面は磁気テープより強いのですが、やはりカードリーダーに読み込ませて暗証番号を入力するなど、運用が面倒な面は否めません、
3.Suicaに代表されるFelicaチップ
キャッシュレス決済を普及させるというのであれば、本命はやはりSuica(+Felica)だと思います。
電子マネー系は、カードなどを「リーダーにかざすだけで」使えますが、ことSuica(というかFelica)が優れているのはその通信速度です。
駅の改札で通信に手間取っていたらえらい事になりますが、Felicaは高速通信を保証することで、日本の過酷な乗客数をいとも簡単にさばいています。
せっかく「キャッシュレス」を謳うのであれば、Suica+Felica方式を交通インフラ含めて世界に展開すべきです。
いまだに展開できていないのはお粗末にも程がありますが、iPhoneもSuicaに対応している現在、日米でインフラの標準を決定してしまえるチャンスでもある筈です。