セブン-イレブン・ジャパン、こんな香ばしいことやってたんですね。
はっきり言ってどうでもいいのでノーマークでした。昨日あたりからレジの上にいきなり「還元率改悪」の告知がなされていたので、そうなんだふーんと。
セブンイレブンなどでnanacoを使った場合の還元率が半減
2019年7月1日(月)より、下記のとおり、付与ポイントが変更となります。
200円(税抜)ごとに1nanacoポイント
※200円未満のお支払いではポイントはたまりません。
ということで、セブンイレブンなどセブンアンドアイホールディングスでnanacoを使用した時にたまるnanacoポイントが、従来の「¥100毎に1ポイント」から「¥200毎に1ポイント」に変わるそうです。
還元率1%から、0.5%への改悪ですね。
しかしクレカや電子マネーを使いこなしている人には影響なし!!何故なら・・・
三井住友VISAカードがポイントサービス(ワールドプレゼント)を変更し、一部店舗の還元率を2.5%に引き上げるとのこと。
さて、どうすればいいのかを先に書いてしまうと、クレカを契約できる人はさっさと「三井住友VISAカード」をこさえてしまえばいいんです。
3/3にエントリーをあげた通り、セブンイレブンでこのカードで決済すると、ポイントが0.5%x5倍タ=2.5%溜まります。
この時点で既に対nanaco比2.5倍の還元率という衝撃だったのが、5倍に跳ね上がることになります。
この2.5%還元、セブンイレブンのみならず、ローソンやファミマ、マクドナルドでも適用されますので、利便性でも既にnanacoの比ではなかった。
そうなると、nanaco陣営も何か手を打ってくるかなー・・・と思っていたら、まさかの7payリリース、そしてnanaco改悪・・・
既に多くの人が「三井住友VISAカード+iD決済」に移住した後だと思いますが、それにしてもnanaco、まさかの改悪・・・
なぜこんな改悪をしてしまったのか・・・
セブン&アイ・ホールディングス(7&i HD)傘下のセブン・ペイが2019年7月から、独自のバーコード決済サービス「7pay(セブンペイ)」のサービスを開始する。7&i HDが4月4日に発表した。
あわせて電子マネー「nanaco(ナナコ)」や、ランク制度「セブンマイルプログラム」も、今夏から秋にかけてリニューアルすると発表。決済シーンによってポイント還元率が大きく変わるとあって、消費者には動揺の声も出ている。
今回のnanacoポイントの変更点は、人並みにアプリを使う筆者でも少し理解が難しいと感じました。
・・・という事で、これまで「nanacoで決済すれば1%還元だった」のが、「nanacoで決済すると0.5%還元、7pay併用してこちらも0.5%であわせて1%」という、頭の悪い状態になります。
この辺イオン・ミニストップも似ていますが、こちらの場合はもともと「WAON決済で0.5%還元」だったものが、「WAON決済だけだと0.5%還元だけど、WAONポイントカードを提示すればこっちにも0.5%つけるよ」という変化をしています。
手間や形式がいかに似ているとはいえ、改悪と改善ではまるで評価が異なってくるでしょう。
そもそもバーコード決済など「キャッシュレスを勘違いした愚策中の愚策」です。
これは与信(この人にお金を貸したらちゃんと返してくれるかの評価)が未発達な中国で、クレジットカードにかわるキャッシュレスの決済方式として使われていた苦肉の策です。
日本に中国人観光客が来るようになったため日本の店舗もバーコード決済を扱いはじめましたが、決済の手間や安全性に大きな欠陥のある手法です。なので、既に中国人自体がこの方式を見限っている。
そんなものを、既にクレジットカードという本道が普及し、電子マネーとしてFelicaを使用した決済も普及している日本で敢えて普及させようという事自体がおかしな発想です。
ということで、nanaco+7payは遠からず廃れるでしょう。こんなこと、語るまでもなく三井住友VISA+iDの決済のほうがはるかに楽で、還元率高いんだし。