家庭連合(旧・統一教会)が、TBSと読売テレビ、それから弁護士3名を提訴したとのことです。
いままでのあらすじ
いっぽう、家庭連合(旧・統一教会)側は、論点を逸した上で繰り返されるバッシング報道への対処として、教団と関係のある報道機関を公表するとのことです。
8/25になって、家庭連合(旧・統一教会)は更なる声明を発表しました。日本テレビ渾身の24時間テレビに、家庭連合(旧・統一教会)の信者が少なからず関与していることが判明したとのことです。
はてさて、日本テレビに続いて、今度は毎日新聞社および中日新聞社と家庭連合(旧・統一教会)の関連が明るみに出ました。
ここまで、家庭連合(旧・統一教会)は既に日本テレビ・中日新聞社との関連を公表しています。その前に公表された立憲民主党の岡田克也・安住淳・大串博志各氏も含め、これまで政府与党を叩いていた人間との関連が次々と白日の下にさらされました。
TBSと読売テレビの2社と弁護士3人に損害賠償を求め提訴
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)は29日、情報番組で出演者が教団が違法な活動をしているとの趣旨の発言をしたのは事実に反し名誉毀損だとして、TBSと読売テレビの2社と弁護士3人に損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。
そして本日、家庭連合(旧・統一教会)はTBSと読売テレビ、それから弁護士3名を相手取り、名誉毀損による損害賠償をもとめて提訴したとのことです。
読売テレビというのは関東に住んでいるとなんだかよく分からないのですが、かつて日本テレビが関西に進出しようとした時に放送免許を取れなかったので、読売新聞社がテレビ局を作って日本テレビの番組を放送することにした、というような経緯を持っているテレビ局のようです。関西版日テレといった感じです。
訴えられたのは、読売テレビ(大阪府)とTBS(東京都)の2局と、コメンテーターとして出演した紀藤正樹弁護士と本村健太郎弁護士と八代英輝弁護士の3人。
弁護士ドットコムによると、訴訟を起こされた弁護士は紀藤正樹・本村健太郎・八代英輝各弁護士の3人とのこと。紀藤弁護士は立憲民主党議員と統一教会の癒着が発覚した際あからさまに論調が変わりましたので、まあ対象になるだろうなとは思いました。あとの2名は知らん(テレビ見てないんで)。
家庭連合(旧・統一教会)絡みで、日本維新の会の動きがおかしい
事のついでですので、日本維新の会・大阪維新(府議団)・立憲民主党のここ一週間のごたごたについて、ここにまとめます。とはいえ、立憲民主党がおかしいのは今にはじまったことでもないので、特に日本維新と大阪維新まわりです。
9月21日、立憲民主党と日本維新の会が国会での共闘で合意した。
9/21に突如、日本維新の会・遠藤敬国対委員長と立憲民主党・安住淳国会対策委員長により、両党の国会共闘が合意されました。国会の内外で両党で罵りあう関係、しかも野党第一党をめぐって争うはずの立ち位置なのに共闘してしまうのは、とくに今まさに追い抜こうとしている日本維新にとっては悪手にしか見えませんが・・・これはどういう事なのでしょうか?
それよりも、驚くべきはその「共闘項目」です。
5:旧統一教会の被害者救済と再発防止策について、法的整備含め協議を始める。
なんと、教頭項目に家庭連合(旧・統一教会)被害者救済・再発防止・法的整備といった項目が含まれていたのです。日本維新は所属議員と家庭連合の関係がさほど騒がれていないので良いでしょうが、立憲民主党は幹部に統一教会と癒着のある議員を次々に登用しています。
あまつさえ、立憲民主党側のカウンターである安住淳国会対策委員長自身が、家庭連合(旧・統一教会)との接点を公表されています。立憲民主党はいつものことなので今更ですが、維新側もこの項目をこの人物と合意して、何かおかしいとは思わなかったのでしょうか?
松井氏は同日、この合意が選挙協力に発展する可能性について「そんなことがあったら維新を徹底的にたたく」と述べて否定していた。
ところがこの「共闘」が公表されると、その日のうちに維新・松井一郎前代表が選挙協力を否定。その際に「そんなことがあったら維新を徹底的にたたく」と発言しています。
立憲民主党の泉健太代表は22日の記者会見で、日本維新の会と「国会内で共闘する」とした合意に関する維新の松井一郎前代表(顧問)の発言について「引退間近で、ちょっと老害的な発言だ。今になって怪気炎を上げる必要はないのかなと思う」と揶揄(やゆ)した。
すると翌22日、立憲民主党の泉健太ニキは反発。新執行部にまかせてほしい程度のことを言っておけばよかったのですが、「老害」と無駄に喧嘩を売ってしまいました。
泉氏の発言に、吉村氏は「“老害”という発言自体がひどい。引退を決め代表を退かれたが、強烈な発信力のある橋下さんがいなくなり、維新が消滅すると言われるしんどい中で松井さんが中心となり土台を作り、ブレずにやってきて今の維新がある。老害だとかいう発言をすること自体、器が小さいなあと僕は思う」と批判した。
すると今度は、大阪府の吉村洋文知事が泉健太ニキに対して「器が小さい」と応酬。まあ器が小さいというか幼いのはその通りですが、こんなことやってて本当に共闘するつもりあるんでしょうか・・・?
日本維新の会と立憲民主党が国会での「共闘」に合意したことを巡り、大阪維新の会大阪府議団は28日、共闘に反対だとして経緯を説明するよう日本維新の会に申し入れることを明らかにした。
そして約一週間が経過した9/28、大阪維新(維新府議団)は共闘に反対、経緯を説明するよう日本維新の会(国政政党)側に申し入れをおこなうことを明らかにしました。
ここまで国会対策委員長が共闘で合意、大阪府知事・大阪市長を交互につとめた松井一郎前代表、吉村洋文知事・大阪府疑団が否定的な反応を見せていました。そして、馬場伸幸新代表の反応が明らかになっていませんでした。
維新は大阪系(≒地方議員系)vs非大阪系(≒国会議員系)の主導権争いが代表戦を通じて顕在化しており、これらの反応から「後者が共闘賛成、前者が反対して対立、馬場代表がまとめられていないのだな」と思いました。
ところが、ここで松井一郎氏がちゃぶ台をひっくり返してしまいます。
立憲民主党と日本維新の会が合意した次期臨時国会での「共闘」をめぐり、大阪府議会の大阪維新の会府議団が28日、「共闘には断固反対」とする申し入れを馬場伸幸代表あてに提出することを決めた。これに対し、松井一郎・前代表が「共闘という言葉に過剰反応するのは幼稚」と府議団を批判する事態となった。
府議団の反応は、泉健太ニキから松井一郎前代表が老害呼ばわりされたことによる義憤の意味合いも含まれていると思います。というか、わたしはそう受け取りましたので、そりゃ今だに自分たちの精神的な支柱の存在が老害呼ばわりされたら反発するよな、と思いました。
ところが、ここにきてその松井一郎氏本人が、府議団側を「幼稚」と批判してしまいました。ちょっと、これは・・・。この混乱のせいで、維新が崩壊してもおかしくないような、感情的にしこりののこる事態になってしまいました。馬場新代表が指導力を発揮していればまた違うのですが、松井一郎氏が全面に出てしまった時点でもうどうしようもなかったか。