本家いなてい

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日本ブログ村の政治ブログ・民進党(旧民主党・旧維新の党)で常時1位の誉れ高いブログ(なおエントリー数は2ブログ)

12/10追記:家庭連合(旧統一教会)等の被害者救済法案が衆院で可決したが・・・

 

最近、画像を自動生成してくれる系のAIが流行しているようです。

なので、流行に乗っかってStable Diffusion 2.1 Demoにマグマの画像をこさえてもらいました。

 

まあ、それはそれです。

 

 

 

家庭連合(旧・統一教会)等の被害者救済法案が衆院で可決

 

mainichi.jp

 

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を受けた被害者救済法案が8日、衆院本会議で採決され、自民・公明両党と、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党などの賛成多数で可決し、参院に送られた。参院は同日中に本会議で、政府の趣旨説明と質疑を行った。政府・与党は今国会の会期を延長せず会期末の10日に参院本会議で採決し、成立させる。

 

安倍晋三首相暗殺事件という「問題の本質」はすっかり放置され、その事件では本来被害者のポジションであったはずの家庭連合(旧・統一教会)叩きばかりが繰り広げられている現状は、非常になげかわしいものです。

 

その「本質」を敢えて無視した上で、ただ単に目先の新興宗教被害者救済という意味においてのみ言えば、まずは救済法案が衆院で可決し、救済に目処がついたという意味ではよかったと言えるでしょう。

 

なんせこの直前まで立憲民主党・日本維新・共産党など野党は原理的に反対。これだけ騒いでいるのだから、まずは救済の道筋を立て、不足があれば法改正で対応する形にしなければいつまでたっても被害者が救済されないだろう、なんで事ここに及んで反対しているんだ・・・

 

・・・と思っていたところで自民党が野党の要求を呑み、維新が賛成に回りました。これで窮地に陥った立憲民主も賛成に転じ、衆院通過に至っています。

 

 

 

「配慮」を「充分配慮」に替えたからOK・・・?

 

www.jiji.com

 

 立憲民主党は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を踏まえた被害者救済新法案に賛成する方針を決めた。「配慮義務」規定の表現を一部強める修正要求を政府・与党が受け入れたためだ。

 

 立民の岡田氏は6日夜、茂木氏と東京都内のホテルで会談し、「配慮しなければならない」に「十分に」を加える修正を提案。配慮義務の「禁止行為」規定格上げを求めた前日の発言との落差は明らかだった。茂木氏は7日午後、「提案を受け入れる」と岡田氏に回答した。

 

国民の玉木雄一郎代表はツイッターで「言葉遊びで法的には意味がない」と酷評した。

 

立憲民主党が賛成に転じた理由は、法案中の「(宗教法人は寄付勧誘時に)配慮しなければならない」という文言に対し、立憲民主党が要求した「充分配慮しなければならない」という表記への変更を自民党が受け入れたから、ということです。

 

このニュース、配慮配慮だけでよくわからないのですが、おそらく「宗教法人は寄付勧誘時、信者の家計財務状況や家庭環境に充分配慮しなければならない」という意味だと思います。多分・・・。みんな「配慮」しか言わないのでよくわからん。

 

ともかく、「充分」という単語をつけたからOK!ということだそうで、まともに考えると、前日まで原理的に反対していた人が、なぜ「充分」をつけただけで賛成に転じることができるのか理解するのは困難です。

 

実際、国民民主党の玉木雄一郎代表なども「言葉遊びで法的には意味がない」と指摘していますが、真正面から見れば本当に意味がない。

 

とはいえ前日までに、共闘していたはずの維新が賛成に転じ、立憲民主党は共産党とともに孤立しかねない事態に陥っていました。賛成に転じるための名分が必要だったので、法案本体にさして影響を与えない文言を加え、この修正を与党に認めさせることで党内を納得させる材料にした、ということだと思います。

 

(なので、タマキンもあんまそこ深くつっこんであげなさんな)

 

 

 

立憲民主党さん、ガチギレ

 

www.yomiuri.co.jp

 

 立憲民主党は8日、高額寄付被害の救済・防止法案を巡る立民の修正要求を「言葉遊び」と批判した国民民主党の玉木代表に対し、岡田幹事長名で発言の撤回を求める抗議文を出した。

 

 玉木氏は8日、記者団に「不快な思いをさせたということであれば、今後発言には『十分』気をつけたい」と語った。

 

立憲民主党も党内を黙らせるために(たぶん)馬鹿らしいと承知の上で言葉遊びをして落とし前をつけてるのだから、タマキンもあんま真正面から指摘してあげなさんな・・・

 

・・・と思っていたら、立憲民主党がガチギレして抗議文を出してしまいました。立民は立民で、もう少し大人の態度で流しなさいよ、と。ええ、公党があれでガチギレしちゃうのやだー・・・

 

これに対してタマキンも「今後発言には『十分』気をつけたい」とかあからさまな嫌味で返していて、お前ら本当に仲いいなコンチクショー!!

 

 

 

12/10追記:今度は国民民主党が立憲民主党に抗議

 

www3.nhk.or.jp

 

文書(立憲民主党が出した抗議文)では「真に必要な被害者救済に向き合わない姿勢と言わざるをえない」と批判しています。

 

これについて国民民主党の榛葉幹事長は、9日の記者会見で「わが党は現実的で実効性のある解決策をずっと議論し、法案づくりに汗を流してきた。公党に対してありえない表現で失礼だ」と反論しました。

 

いやほんと、なんでこんな事になったのか、読み返してみてもよくわからないのですが。

 

立憲民主党が「充分」の一言を付け加えただけで賛成したのはそれ単体では理解できません。しかしもはや法案に反対するのが困難な状況であり、党内の反対派に妥協させるための大義名分が欲しい。そこで、与党に当たり障りのない文言を追加させて妥協した、という性質のものだと思います。

 

この辺はまあ、国民民主党の玉木雄一郎代表も大人ですから、まとめにくい立憲民主党の事情を汲んでやれよという感じです。とはいえ、自分たちが与党と協議して法案を策定したのに、今まで強行に反対していた連中がいきなり手のひらを返してきたら嫌味の一つも言いたくなるのはわかる。

 

ここで立憲民主党側も何か気の利いた嫌味でも言えれば、お互いに嫌な奴と思う程度で終わっていた話ですが、なぜかここでガチギレして公党として公式に抗議文を出してしまう。

 

そして今回、国民民主党が記者会見で反発。これ、ここまで揉める話???