本家いなてい

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日本ブログ村の政治ブログ・民進党(旧民主党・旧維新の党)で常時1位の誉れ高いブログ(なおエントリー数は2ブログ)

エクストリーム経済大国・韓国・尹錫悦大統領、逃げる!

 

尹錫悦大統領、逃げる!

 

2022/8/2、アジア歴訪を開始した米ナンシー・ペロシ下院議長は、注目されていた台湾へ入国しました。台湾を自国領と見なす中国は反発しますが、その活動は予想された範囲内でした。

 

 

蛇足ですが、中国が反発して行った軍事演習は悪手でしかなかったと思います。ペロシ議長が台湾を離れ、米空母が台湾からやや離れたのを見計らってからの軍事演習は、米国との正面衝突を恐れているという姿を世界に見せるだけに終わりました。ここは勝手に上陸許可を米国に送りつけ、中国政府が自国領への入国を許可した、という体裁を作り上げてしまうべきでした。

 

さて台湾を発ったペロシ議長は、その後韓国へ向かいます。日本へ向かう前に、在韓米軍を慰問することが目的でした。ここで、尹錫悦大統領は迷走します。

 

韓国はGDPが世界10位とも言われていますが、その殆どは外需頼みです。しかも対中貿易が利益の殆どを占めており、これを人質としてこれまでも中国から様々な圧力をかけられ続けてきました。そこに、訪台直後で中国が敵視するペロシ下院議長が訪韓するのです。

 

ここで尹錫悦大統領は、夏休みを理由に面会を拒否してしまいます。この非礼に韓国内で批判が噴出。急遽「電話会談」を行うことにし、批判の矛先を逸しました。同盟国のナンバー3が目と鼻の先まで来ているのに、電話です。

 

この「敵前逃亡」ですが、既に支持率低迷にあえいでいた尹錫悦政権が、これ以上の支持率定価を避けるためのものであったという指摘もあります。但し同盟国の要人との面会を拒否するほうが支持率を落とす結果になると思いますし、この指摘は話半分に考えています。

 

ペロシ議長は、目的だった在韓米軍の慰問をはたし、次の訪問先・日本へと向かっていきました。訪問したシンガポール・インドネシア・台湾・日本は言うまでもなく政府のトップが面会しており、韓国大統領だけが礼を失したとして国内から批判されます。韓国はウクライナ支援でも貿易相手のロシアを恐れて拒否しており、ウクライナから「韓国は朝鮮戦争で世界各国から支援を受けたのだから、今こそ支援すべき(なのに拒否した)」と批判されています。