本家いなてい

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日本ブログ村の政治ブログ・民進党(旧民主党・旧維新の党)で常時1位の誉れ高いブログ(なおエントリー数は2ブログ)

維新さんと立憲民主さん、協力関係を構築したとたん対立。なんだこれ

 

日本維新の会(維新)と立憲民主党(立民)ですが、野党第一党の争奪状態だったのが突如協力関係になり、何があったんだろう?と思う間もなくちょっと大人げない対立をはじめました。

 

これどうなってるんでしょう?

 

 

 

立憲民主党と日本維新の会、秋の臨時国会で共闘することで合意

 

newsdig.tbs.co.jp

 

立憲民主党と日本維新の会は21日、秋の臨時国会で国会法改正案の提出などで共闘していくことで合意しました。正式な国会内での共闘は初めてとなります

 

事のはじまりは9/21で、この日立憲民主党の安住淳国会対策委員長と日本維新の会の遠藤敬国会対策委員長が、秋の臨時国会での共闘で合意したと発表。がっちりと握手してました。

 

維新といえば、先の参院議員線で改選第二党となり、いよいよ立憲民主党から野党第一党の座を奪おうかというところまで来ていました。一番の攻め時に立憲民主党と同じことをやりはじめたのも謎ですし、立憲民主党側から見ても、これまで「与党の補完勢力」という謎の言いがかりをつけていた割にあっさりと手を組むんだなと。

 

より謎なのは、協力項目に「旧統一教会の問題について協議を始める」とある点です。安住淳氏が統一教会と接点を持っていることは、同じ立憲民主党の石垣のりこ議員の失態により既に暴露され、衆知の事実となっています。その本人が統一教会の問題と騒ぎたてるのは謎ですし、その相手と統一教会の問題を協議しようという維新の考え方も、理解しろというほうが無理な話でしょう。

 

参考

www.inatei.com

 

 

 

日本維新・松井一郎前代表、全否定

 

www.nikkei.com

 

日本維新の会の松井一郎前代表(大阪市長)は21日、岸田政権に国会対応で共闘方針を打ち出した維新と立憲民主党が選挙協力する可能性を全否定した。「そんなことがあったら、維新を徹底的にたたく」と市役所で記者団に語った。

 

同じ日、維新の前代表・松井一郎氏は、立憲民主党との選挙協力について「そんなことがあったら、維新を徹底的にたたく」と全否定しました。

 

一見すると「国会では共闘するけど選挙は別だよ」という意味にも取れますが、同じ場で「公約が異なる立憲民主党と協調するのは有権者への裏切り行為」とも述べており、更にその後の「是々非々」という都合の良い言葉もあいまって、突如立憲民主党との協調路線に転換した維新を批判しているのか、それとも選挙協力のみを否定しているのか判断しかねる内容でした。

 

吉村洋文府知事もコメントを残していますが、概ね似たような内容でした。

 

 

 

泉健太ニキゎ・・・怒った・・・!!

 

www.sankei.com

 

立憲民主党の泉健太代表は22日の記者会見で、日本維新の会と「国会内で共闘する」とした合意に関する維新の松井一郎前代表(顧問)の発言について「引退間近で、ちょっと老害的な発言だ。今になって怪気炎を上げる必要はないのかなと思う」と揶揄(やゆ)した。

 

松井一郎氏の発言は真意を測りかねる内容だったのですが、単純に脊椎反射しちゃったのが、立憲民主党のみんなのアイドル泉健太ニキ。

 

これ、党を率いる立場の人間なら、共闘(予定)の相手の発言なのですから「直接お話をお伺いしていないのでコメントは差し控える」などとその場を収めておき、ウラで真意を確認するのがセオリーなんじゃないかなと思います。

 

ただまあ、そこは泉健太ニキですから・・・えらいもんを代表にしちゃったな立憲民主党。

 

 

 

松井一郎氏「(泉健太ニキは)社会人として修行を」

 

www.sankei.com

 

泉氏から「老害的」と揶揄(やゆ)されたことを記者団に問われた松井氏は「(泉氏は)社会人として修行を積んだ方がいいと思う。結局祭り上げられた『名誉代表』なんじゃないのか」と皮肉った。

 

維新の松井一郎前代表も、罵ってきた泉健太ニキに「社会人として修行を積んだほうがいい」と応酬。こうなってくると共闘どころか子供の喧嘩で、両党の支持者からしたらたまったもんじゃないと思いますが傍目から見ているといいぞもっとやれ

 

 

 

結局、共闘とかいう話は誰の責任で行われたのよ?

 

www.sankei.com

 

一方、維新の藤田文武幹事長は22日の会見で(略)「政府が全然動かないことについて、国家国民のため、野党第1党と第2党が政府の背中をつつき、前に進めるのは当然だ」と述べ、泉氏と同じ認識を示した。

 

国会対策委員長同士が臨時国会での共闘を発表した一方で、維新の前代表と大阪府知事、それから立憲民主党の代表が政策政局とは関係のない罵り合いを繰り広げています。その一方で、肝心な維新の現代表である馬場伸幸氏のコメントが出てきません。

 

ここまでに出た情報から推測ですが、おそらく維新内に対立構造があり、異なる動きを見せているのではないかと思います。具体的には、おそらく立憲民主党との共闘合意の主要人物である遠藤敬国会対策委員長と藤田文武幹事長は、前代表の松井一郎氏や吉村市長と対立関係にあるのではないかと推測します。

 

維新側の有力者のはずの2氏と泉健太ニキが喧嘩している割に、合意の白紙撤回といった動きは特に出ていない、馬場氏のコメントが出てこない・・・という不思議な状況を理解しようとすると、それぐらいしか思い浮かばない・・・