興味持ってる人はたぶんいないと思いますが、明日は立憲民主党の代表選挙当日なんですよ。びっくりです。
- 民主主義の危機に立ち向かう枝野幸男
- 民主主義以外の方法でその政権を倒していい
- ところで立憲民主党代表選は一発で決着がつく可能性があります
- 予想よりは頑張ったケンタサン
- ケンタサーン!!
- 自民党にとってはもっとも楽な相手
民主主義の危機に立ち向かう枝野幸男
4氏は21日、文化放送のラジオ番組に出演した。野田氏は「本気の政治改革を実現したい」と訴え、枝野氏は「民主主義の危機に立ち向かう」と強調した。泉氏は「日本を伸ばすという姿勢を明確にする」と述べ、吉田氏は「政治の文化を変えたい」と語った。
へえ
あの枝野幸男さんが「民主主義の危機に立ち向かう」とか言うと、ちょっと笑えますね。
民主主義以外の方法でその政権を倒していい
山形新聞(共同通信FLASH24) 2004/03/10
民主党の枝野幸男政調会長は14日午後の記者会見で、陸海空3自衛隊の幕僚長の記者会見廃止問題に関し「報道、表現の自由が守られない社会では選挙、民主主義以外の方法でその政権を倒していいというのが歴史。小泉政権はそういう段階に入りつつある」と激しい口調で批判した。
かつて「民主主義以外の方法で政権を打倒!!」と暴言を吐いていた枝野幸男さんが、まさか「民主主義の危機だ!」とか
自作自演っすかね
ところで立憲民主党代表選は一発で決着がつく可能性があります
ところで問題の立憲民主党代表選ですが、今のところ野田佳彦氏が先行して枝野幸男氏が追う展開。現職の泉健太ニキと吉田はるみさんは、なぜか議員票で推薦人数の20票すら確保が難しいという訳わからない状況。
それで一応決選投票になる見通しというのがマスゴミの報道なんですが、泉健太ニキと吉田はるみさんが圧倒的な弱さを見せつけると、野田枝野のどちらかの得票率が50%をうっかり超えてしまい、選挙一発で決してしまう可能性もあるんですね。
まあ、どうせ近いうちに行われる衆院選で惨敗する代表なので、任期もそこまでなんですけど。
予想よりは頑張ったケンタサン
立憲民主党代表選で新代表に選出された野田佳彦・元首相は24日に決定する執行部の骨格人事で、次期衆院選に向けた挙党態勢を築けるかが課題となる。
立憲民主党代表選は、実質的に10年以上前に代表をやっていた2人の争いでしかなかったこともあり、非常に盛り上がりに欠けたものとなりました。
それも、マスゴミによる強烈なアシストのおかげで一時的に政権交代の可能性が出てきたことで、代表の地位に色目を使いだしたことが明白でした。実力相応の立場が続いていれば、誰も立候補せずに泉健太体制が無投票で継続していたと思います。
いくら他力本願とはいえ、立憲民主党をまがいなりにも政権交代の夢が見られるまで持ち直させたのは泉健太代表だったわけで、前回衆院選で惨敗して責任を取って辞任したはずの枝野幸男氏や勝手に民主党を下野させた野田佳彦氏が、どんなツラして代表選に出馬するのかはむしろ見ものでした。
さすがに、衆院解散総選挙を1度は泉健太体制で迎えないことには、筋が通らない。筋が通らないというか、気持ち悪い。とはいえ、そういう筋なんてものを気にもしないのが立憲民主党支持層というものでもありましょう。
ケンタサーン!!
そうして迎えた立憲民主党代表選ですが、野田佳彦氏が枝野幸男氏を決選投票で破った末での勝利となりました。
党員の立場により投票傾向の違いは、概ね以下の通り:
1.都道府県連党員票で、野田が過半数を確保
2.地方議員票は枝野が優勢。
立憲共産党色の強い北海道連などが野田を敬遠。
逆に、維新と対決色を強める関西の府県連も、維新に接近する野田を拒否。
3.泉健太が国会議員票で枝野を超える(野田を嫌った保守票が一定数存在した)
新代表になった野田佳彦さんですが、相変わらず立憲民主党のなんとかの1つ覚えで野党共闘とか言っています。
ところが野田氏はもともと共産党との共闘に否定的であり、共産党の票なくして戦えない親共産の都道府県連は野田氏への投票を避けています。
野田氏は逆に維新に接近していたのですが、関西の立憲民主党府県連は維新と対決姿勢を強めています。
野田体制では維新との選挙区調整は難しく、逆に共産票の上積みが見込めないどころか対立候補を出馬させられるという意味で、立憲民主党は厳しい戦いを強いられることになると思います。
わたしははんにゃーのライブ中継を見ていたのですが、「地方票がもらえなければ現職の泉健太は終わる」と言われていた状態で泉健太は地方票をほとんど貰えず。これで誰からも支持されない末端議員になったと思ったら国会議員票がまさかの伸びを見せて枝野超えの快挙を見せました。
延々と「ケンタサーン!!」「やめないでくれよぉー!!」とお祭り騒ぎだったのですが、立憲民主党代表なんか誰がなっても大した影響はないので気軽に楽しめてよかったです。
自民党にとってはもっとも楽な相手
与党内では23日、立憲民主党の野田佳彦新代表について「誰が首相になっても非常に手ごわい相手だ」(石破茂元自民党幹事長)との警戒感が広がった。
先に述べた通り、野田佳彦体制の立憲民主党は共産党とも維新とも連携が難しい状態にあり、これまでと比べて共産党票が望めず、逆に対立候補を投入され、その一方で維新の票や候補者撤回も望めない状態です。
このためこれまでの野合は見込め、単純な数合わせの意味からも自民党にとって大変与しやすい相手なんじゃないかと思います。
石破茂氏の発言は、まあ挨拶みたいなもんです。相手の新代表が決まって、そのままずばり「へっへっへー楽な相手でよかった」とか言う奴はまずいませんし。
これが枝野幸男体制であったり前・泉健太体制であったり、間違って吉田体制になっていたとしても共産党との共闘はおそらく継続できていたはずで、維新との連携の目途が立たないまま単純に共産党を切り捨てる野田体制では立憲民主は単に弱体化するだけだと思います。