本家いなてい

本家いなてい

日本ブログ村の政治ブログ・民進党(旧民主党・旧維新の党)で常時1位の誉れ高いブログ(なおエントリー数は2ブログ)

ウマ娘チャンピオンズミーティング用のデバフキャラについてざっくり

 

「ウマ娘プリティーダービー」をやり込んでいる方はともかく、1日1育成もままならない人が、毎月のように行われるチャンピオンズミーティングにあわせて3人のウマ娘を育成し続けるのは結構な負担になっていると思います。

 

その負担を緩和してくれるのが、他の人の足をひっぱり味方を有利にしてくれるいわゆる「デバフキャラ」で、育成が簡単な割にそれなりに効果があり、また一度作ってしまえば使いまわしがきくので後の負担を減らせるというありがたい存在でもあります。

 

但し、要点を押さえておかないと、味方の出場枠を無駄に1つ潰すだけになってしまいます。そこで、最低限の要点だけ書いておこうと思います。

 

※なのでガチ勢の方にはまったく有用じゃないですすんません

 

 

 

9月の「ヴァルゴ杯」ではデバフが流行った

 

「ウマ娘プリティーダービー」は、リリースして以降2回のシナリオ追加を経た結果、徐々に各ステータスが高めに盛れるようになっていきました。

 

特にメイクラ環境ではスタミナが盛りやすくなり、システム的にも根性の強化が行われました。これらによりチャンピオンズミーティングでウマ娘がスタミナ切れを起こすことはほとんどなくなり、その結果、スタミナデバフを中心としたデバフキャラの利用率も徐々に落ちていきました。

 

しかし、9月に行われたチャンピオンズミーティング「ヴァルゴ杯」ではデバフが復活。中にはエース以外の2人を両方ともデバフキャラにするケースもありました。

 

ヴァルゴ杯でデバフが復権した理由はいくつかありますが、まず8月に追加された新シナリオ「グランドライブ」があげられます。メインのシナリオがレース中心のものから育成中心のシナリオに戻ったことで、それまで自然に漏れていたスタミナや根性を意識的に盛る必要が出てきました。これらのステータスを軽視しても評価点の強いウマ娘は育成できますが、実践だと弱いハリボテになってしまいます。

 

 

 

それに加えて8月、タイミングよく水着ゴールドシップが実装されました。固有スキル「Adventure of 564」が「レアスキルを1つ条件を無視して発動させる」というもので、これをデバフキャラに継承させることにより、発動条件が限定されているデバフスキルが発動するようになってしまいました。

 

とどめはヴァルゴ杯の環境そのもので、舞台となった井レース場は下り坂がなく、下り坂によるスタミナ温存が期待できないため、一気にスタミナデバフが広まる原因となりました。

 

逆に、スタミナデバフの流行を見た人たちは、対策として充分なスタミナを積み、また充分な回復スキルを積んで対抗。上位陣に対してスタミナデバフの効果が現れなくなると、今度はスタミナとは無関係に相手の速度を落とせるスピードデバフが流行。本番時は、スピードデバフが飛び交う環境で行われました。

 

 

 

相手のスタミナを奪う「スタミナデバフ」

 

スタミナデバフは文字通り対戦相手のスタミナを削るデバフスキルで、距離が短いうちは効果はほとんど感じられませんが、距離が長くなるほど、スタミナで手を抜いているウマ娘に対して効果を発揮します。

 

先程の大井レース場のケースのように、下り坂がのないコースではスタミナが温存されず、デバフの影響がよりダイレクトに生じやすくなっています。

 

具体的な影響としては、スタミナ切れによる失速、それ以前にスパート開始時にスタミナが足りず、トップスピードへの到達時間がかかってしまう等の影響を与えます。

 

スタミナデバフ役としてもっともポピュラーなウマ娘はナイスネイチャさんで、「八方にらみ」という前方複数のウマ娘を対象としたデバフ、それに加えて直前のウマ娘を狙い撃つ「魅惑のささやき」を持っています。

 

 

 

 

「魅惑のささやき」はレース場が「中距離」であることが前提ですが、ヴァルゴ杯は中距離環境で行われましたので、問題なく発動します。

 

八方にらみは脚質が「差し」であることが条件ですので、もともと差しウマの寝椅子ネイチャの場合、積んでおけば発動します。但し影響を与える距離に制約がある(視界に入る範囲か?)ため、逃げウマを捉えるためにはネイチャさん自身もそれなりに強く育てる必要があります。

 

ところが八方にらみは「終盤発動」という条件があり、普通に発動した場合は前方のウマ娘がスパートを開始した後となるため差が開いてしまっており、そもそも八方にらみが届かない!という問題があります。

 

そこで Adventure of 564 を積んでおくと、レース後半からスパートに入るまでの間に、このスキルから八方にらみを発動してくれる可能性があります。これにより、スタミナデバフの影響が、以前とは段違いに強くなりました。

 

逆にマンハッタンカフェもスタミナデバフ「スタミナグリード」を持っていますが、実装時に弱体化された影響、また誰もが持つ初期実装ウマ娘のナイスネイチャと違い所持率事態が低いこともあり、デバフ役として見かけることはあまりありません。

 

 

 

相手の速度を奪う「速度デバフ」

 

速度デバフは、金スキル「独占力」を中心に発動させ、前方すべてのウマ娘の速度を落とすデバフスキルです。

 

 

速度デバフは、スタミナ対策が施されているウマ娘に対しても「距離の制限なく」影響を与えることができるデバフです。こちらも初期実装ウマ娘であるグラスワンダー、およびアグネスタキオンが所持しているスキルのため、ガチ勢でなくても育成できます。

 

 

 

速度デバフキャラを育成する上でも、Adventure of 564 は必須の継承固有スキルとなりました。その理由は、金スキル「慧眼」を発動できるためです。「慧眼」はもともとマイル専用のスタミナ回復スキルでしたが、一周年の仕様変更により、速度デバフという性能を獲得しました。

 

「慧眼」はゴールドシチーのSSRサポートカードから獲得できるため誰でも実装できる、とくにグラスワンダーやアグネスタキオンの場合、独占力と慧眼を併用できる可能性が出てきます。

 

正直に言いますと、最初この慧眼を積んでいるデバフウマ娘を見せられた時に「なんで中距離レースなのに、マイル専用のスキルを積むんだろう?」としばらく考え込んでしまいました。その方は、Adventure of 564 を積まれていたのです。これにより、他の人とのデバフ合戦で優位に立てていたということです。

 

ヴァルゴ杯のグレードA決勝で私が対戦した2名の方も、独占力による速度デバフを使われていました。しかし Adventure of 564 と慧眼は積まれていませんでしたので、この差が決勝の結果につながったと思います。

 

 

 

もう1つ忘れてはいけないのが、その名もずばり「スピードイーター」です。前方脚質向けなのでデバフキャラには事実上使えないのですが、水着マルゼンスキーやチョコボンが標準で持っているため、マイルレースではこれを積んだ逃げ馬が後方にむけてこのデバフを打ちまくります。

 

このデバフも一周年で強化されており、これによりマイルレースはほぼ逃げウマ娘の独壇場、とくに先行ウマ娘にとって非常に厳しい環境になっています。

 

 

 

逃げの独走を許さない「蓋」

 

最近は対抗手段も出てきましたが、ウマ娘でもかなり強力なスキルがセイウンスカイから継承できる「アングリングxスキーミング」です。逃げウマ娘が先頭にいる状態でこれが発動するため、そのままゴールまで吹っ飛んで行ってしまい、一時はこれを発動されたら他のウマ娘にはほぼ勝ち目がないスキルでした。今でも相当強力な部類になります。

 

他の人にアンスキを発動させない方法として、正当な手段としては、自身も逃げウマ娘を出して先頭のまま終盤に入り、アンスキを発動してしまうことがあげられます。自身が発動してしまえば他の人は発動できず、勝てる可能性が高くなります。

 

終盤で先頭に立つためには道中でハナを奪う必要があるため、中盤に強い固有スキルを持つウマ娘が有利になります。そのため、アンスキ本体を持つセイウンスカイよりも、強い中盤スキルを持ちアンスキを継承している、水着マルゼンスキーやチョコボン、キタサンブラック、スマートファルコンなどのほうが勝ちウマ娘の常連となっています。

 

道中でハナを取るために、そもそも出だしで優位に立つ必要があり、地固め+先手必勝を積むのも当然という風潮となっています。これだけ多くのスキルを揃えるとなると片手間の育成では間に合いません。どうにかして楽に、アンスキを封じる手はないのでしょうか?

 

 

 

そこで登場するのが、サイレンススズカやメジロパーマーが条件を満たすと獲得できる金スキル「大逃げ」です。序盤から、他の逃げ馬も含めて後方に大きく引き離し、そのまま終盤まで突っ走ってしまいます。

 

大逃げを積んだウマ娘はそのまま先頭で終盤に向かい、アンスキを発動してくれるという期待ができます。これにより、他の人の逃げ馬にアンスキを出されるリスクをへらすことができます。

 

難点は、大逃げをうったウマ娘は最後の最後でスタミナ切れを起こして急減速する可能性があり、このウマ娘が勝つ可能性はあまり高くなかったりする点があります。あくまでも、他の逃げウマ娘を封じて自分の後脚質を有利にするためのデバフ役、と考えたほうがよさそうです。

 

但し次回おこなわれるライブラ杯(マイル)など、距離の短いレースの場合、スタミナ不足とならず最後まで突っ走ってくれる可能性もあります。所持率的にはそこまで多くないサイレンススズカ&メジロパーマーですが、ライブラ杯では大逃げが所持利率以上に大暴れするかもしれない、と予想してみます。

 

 

 

おわりに

 

ウマ娘の対人戦「チャンピオンズミーティング」はほぼ一ヶ月の周期で行われており、その都度ある程度勝ち負けができるウマ娘を3人も育成するのは、社会人にとって時間的になかなか厳しいものがあると思います。

 

なのでぜひデバフキャラを1人か2人用意しておき、自らの負担をへらす、あるいはエースウマ娘の育成により注力するという戦法を検討してみてください。チャンピオンズミーティングはチーム戦です。3人のウマ娘が個人個人で戦うのではなく、チームのうち1人が勝てば全員の勝利です。

 

但しヴァルゴ杯の時の慧眼や Adventure of 564 のように、要点を押さえていないと単に3枠のうち1枠を潰すだけの存在になってしまいます。一度だけしっかりとデバフキャラを育成しておきましょう。