これ守銭奴的には結構重要なニュースだったんですが、すっかりスルーしてました。
すんません。
政府は9月にも、航空会社のマイルなど民間企業の各種ポイントをマイナンバー(共通番号)カードに合算できるサービスを開始する。
恐らくはマイナンバーカードの有効活用という後付の目的から出ている案なので、具体策的なところは未定だと思います。
それ故に、憶測により賛否両論に分かれているようです。
制度設計次第で素晴らしい制度にもクソ制度にもなり得るので、与党議員の目に留まりそうな場でいろいろつぶやいていくといいと思います。
参加企業は三菱UFJニコス、セゾン、JAL、ANA、etc…。航空系が絡むので、陸マイラー諸氏は気が気ではないでしょうね。
論点は次の3つ:
1.強制か、任意か?
反対意見が出る理由は、彼らは「各ポイント→地元ポイントへの交換が強制的に行われる」と判断したからでしょう。陸マイラーはANA(JAL)マイルを貯めることを目的にして活動しているのに、勝手に他のポイントに交換されたらたまったもんじゃありません。
しかし「任意」であれば、私のように飛行機に乗らない人間だけがマイルをポイントに交換すれば良いことになります。
2.片方向か?両方向か?
新ポイントの交換先ですが、官主導ですのでまあ碌なものは無いでしょう(笑)。特に、換金性の高いものはや金券は絶望的…。
所有者の地元の特産品とかですかね。
そうなると、それらに交換できるだけになるのか、他のポイントに移行できるのかで使い勝手は違ってきます。勿論、相互移行できることが望ましいです。それ次第で、新たなるマイル交換ルートも…そんなレートには、さすがにしないか。
3.各ポイントのポイント交換の最低値以下で移行できるか?
これ重要。
先日イオンカード修行を終えた旨の報告をいたしました。あれは空しく残念な修行でした…。あんな事をした理由は、中途半端に貯まったときめきポイントを有効活用したいと、そう思ったからだけなんです。
そのために、壮大な無駄をしたような気がします。
いや、ときめきポイントの最小交換単位が1000ポイントなのが問題なんです。これが100ポイントからWAONなどに交換できていれば、あの苦行はやらずに済んだ。
新ポイントへの移行が、従来の各カードの最低単位よりも小さければ、利便性が増すでしょう。逆に、既存と同じ or より高いポイント数が必要になってしまうと、一気に存在理由が無くなります。
ついでに、イオンは今のところ本件に絡んでないようですね。
蛇足で書いておくと、「無駄になっていたポイントを救済する」という意味では、そもそも1ポイントから無駄なく使える楽天RポイントやTポイント、nanacoポイントやWAONポイントは、これに参加する意義は無いでしょう。実際、参加表明していないようです。
イオンのまぬけポイント制度(ときめきポイントとWAONポイントとWAONPOINTの乱立)を統一するメリットはあるかも知れませんが。
最後に、これが浸透できれば経済のトリクルダウンにつながりますので、アベノミクスを成功させるためにもぜひ!利便性の良い方向に進んでくれればと思います。