本家いなてい

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日本ブログ村の政治ブログ・民進党(旧民主党・旧維新の党)で常時1位の誉れ高いブログ(なおエントリー数は2ブログ)

前原誠司代表代行、国民民主党を離党したつもりになる

 

なんかブログの更新がしばらく滞っていたので、ちょこっと書きます。

 

 

 

自民党の裏金疑惑は、法的な話はともかく・・・というお話

 

www.jiji.com

 

まず自民党の政治資金問題(裏金疑惑)ですが、はっきり言ってよくわかりません。検察が捜査しているようなので、問題があれば立件・起訴され、司法の場で決着が着くでしょう。

 

気になるのは、マスゴミと野党が騒いでいる割に、具体的にどの法律のどの条項に違反しているのかが不明な点です。俺が知らんだけなのかも知れんけど、「違法」というのは法律に違反してこそ違法になるはずで、法に抵触していなければ、たとえ脱法であろうと合法です。

 

とはいえ、人気商売である政治家が自らそんなことを言っても支持率を落とすだけなので、自民党としては今のような対応になるのかなと。

 

 

 

比例選出の議員が新設政党に移籍するのは合法

 

国民民主党(まだ在籍扱いのはず)の前原誠司副代表が新政党を立ち上げ、そこに国民民主党の議員3人+無所属1人を引き込みましたが、うち2人が国民民主党の比例選出だったというお話。

 

比例選出議員は国民民主党という政党の名前で当選していますので、たとえ新設政党への移籍であろうと「こいつら最低のクズだな」としか思いません。ただし、法的には認められていますので、移籍するのは仕方がない。

 

 

 

前原誠司氏、新政党結成!

 

www.kyoto-np.co.jp

 

いくら法的に問題が無いとはいっても、ものには限度というものがあります。

 

先の2例は、法的に問題がなかったとしても何かしらの対応をすべきでそのように動いている例、それから放置したところで大した影響は無い例でした。

 

それに比べると、前原誠司氏は致命的な行動を繰り返しています

 

国民民主党からの離党自体は、道義的な云々はあるとはいえ、以前から盛んに噂されてはいました。

 

問題は、たとえば前日榛葉幹事長から意思を確認され、離党を否定した直後に手のひらを返したこと。国民民主党の比例議員2人+選挙区1人を引き抜いて行ったこと。

 

そして日本維新の党と内通していたことがバレバレだった上、前原新党名もどうやら維新馬場代表から漏れていたり、新党結成のタイミングが年初の政党交付金目当てであることがもろ分かりだったり、何だったら比例2議員は維新には直接移籍できないから、新党を間に挟んで法的に迂回したんやろなあ、というのが素人目にも悲しいほどわかる点。

 

これも法的には問題が無い、あるいはそれこそ脱法措置を行っているわけです。

 

とはいえやり方が最悪で、たとえ対立して離党するにしても仁義は通さなくてはいかん。もちろん通さなくても今回のように勝手に離党はできるわけですが、相手からの印象は最悪です。

 

特に前原氏の場合は「非自民非共産で野党を結集して政権簒奪だ!!」と謳っているはずで、それならばたとえ今一旦国民民主を出ていったとしても将来的には再合流する可能性を考慮しなければなりません。

 

ところが前原氏は野党結集どころか自ら積極的に割り、一方的に喧嘩別れしたことで再合流の芽を潰しています。法的には問題無いのかもしれませんが、自らのご立派な主張を実現不可能にした下の下策というべきでしょう。

 

 

 

おわりに

 

疑惑であったりスキャンダルだったり問題といった類は、基本的には法に従って判断すべきです。ただし風評がありますので、たとえ法的に問題がなくとも当事者はそれを考慮して振る舞うべきでしょう。

 

そして前原誠司氏は近年稀に見るクソムーヴを次々に展開しており、まあ既に手遅れだけどこの後どんな醜態を晒してくれるのかは楽しみなところではあります。

 

いやあ、維新と立民をどうやって手握らせようとしてんだよ?!とか、立民と共産の懇ろをどうやって解消させんだよ?!とかもともとツッコミどころ満載だったのに、さらに国民民主を敵に回すとは・・・

 

 

 

追記:前原誠司ニキ、逆ギレする

 

www.kyoto-np.co.jp

 

来年2月投開票の京都市長選で元市議村山祥栄氏(45)への府連推薦を、党本部が「白紙になる」との見通しを示したことについて「府連において全会一致で決まった。手続きの瑕疵(かし)は全くない」と反論し、府連推薦は決定事項で、府連所属の地方議員は村山氏を支援すると強調した。

 

前原誠司ニキの地元・京都では、2月に京都市長選が行われます。前原誠司肝いりの国民民主+維新の候補vs自民+公明+立憲民主の候補で争いますが、前原誠司ニキが離党したため国民民主は前者への推薦を取り下げる方針です。

 

まあそりゃそうなるわな

 

しかしこれを榛葉幹事長が語ったところ、なんか前原誠司ニキが逆ギレしてます。筋通さないで勝手に喧嘩売る形で離党しておいて、自分が推す候補はそのまま推薦してくれとか虫が良すぎます。

 

前原新党にはテクニカルな面でも疑問があるのですが、例えば

 

国民民主が1/1まで離党も除籍も行わなかった場合どうなるのか?

 

前原新党5人のうち4人は国民民主所属議員ですが、現状、国民民主党は4名の離党届を受理していません。一方、除籍処分もまだ行っていません。

 

そこで、どちらにするにせよ国民民主党が来年1/1まで処分を保留したらどうなるのかな?という意味です。

 

この日の時点で処分されていなかった場合、4名は国民民主党から形式上離党できていないことになります。そうなると、2024年分の政党助成金は国民民主党に入り、前原新党は助成金無しで活動することになる・・・?

 

国民民主党は突如喧嘩を売られた立場なので、前原新党に何らかの義理を通してやる必要もないわけですしね。これはぜひ処分を保留してもらって、どうなるのか見てみたい。

 

 

維新が自民と連立するなり賛成するなどした場合どうするのか

 

前原誠司ニキは国民民主党からの離党理由として、「自民と接近したから」とかいう謎の言い訳を繰り返しています。政策ではなく、自民と接近したかどうかで判断するんだ。ふーん。

 

しかし維新が与党自民党などと連立したり、与党法案に賛成したらどうするんでしょうね?後者は実際に何度も発生していますし。自民に接近した国民民主党になんかいられないけど、自民に接近した維新にはホイホイついてっちゃんですかね?

 

いやあ、前原誠司ニキがこの後どうなるのか。目がはなせません。