本家いなてい

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衆議院議員選挙、直前の一週間でおかしなことが起こってた

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衆議院議員選挙

今回の第49回衆議院議員総選挙ですが、選挙前一週間を切ったところで面白い動きが出てきていました。

 

んでこれを書き始めたんですが、さすがに投開票直前に書くのもまずかろうと思ったので非公開にしていました。

 

なので完全に後付カコワルイですが公開します。

 

 

 

岸田文雄首相、投開票翌日のCOP26への現地出席を表明

 

www.jiji.com

 

 岸田文雄首相は26日、今月末に英北部グラスゴーで開幕する国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)に出席すると明らかにした

 

不可思議な動きは、10/26と10/28に集中しています。

 

まず、与党・自民党側の動きです。

10/26になって、岸田文雄首相が国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)に現地出席することを表明しました。

 

日本はちょうど衆院選の真っ只中にあり、特に10/31(日)投開票。首相は政府の役職とはいえ、自民党の総裁でもあります。

 

投開票翌日となると、選挙に勝っているならともかく、劣勢の場合責任論や超短期間での退陣、最悪の場合政権交代などで首相の座も危うくなるというタイミングであり、また接戦区では票数の確定が翌日にまでずれ込んでいる可能性すらあります。

 

そのような状況の中で、早々とCOP26への出席を明言しました。

 

 

 

立憲民主党「国籍が違うことで選挙権を持っていない人のため投票に行ってください」

 

mobile.twitter.com

立憲民主党 🗳 #変えよう
@CDP2017

 

選挙に行ったことがないあなたへ

いまの暮らしに少しでも不満や違和感があるなら、選挙に行ってください。あなたの暮らしのために、まだ選挙権を持たない子どもたちのために、国籍が違うことで選挙権を持っていない人のために。衆議院選挙は10月31日。投票に行ってください🗳#100MessagesForYou

 

こちらもびっくりしたのですが、同じ10/26に今度は立憲民主党の公式ツイッターアカウントが「国籍が違うことで選挙権を持っていない人のため投票に行ってください」というツイートを行ってしまいました。

 

 

www.ndl.go.jp

 

〔公務員の選定罷免権、公務員の本質、普通選挙の保障及び投票秘密の保障〕

第15条 公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。

 

日本国憲法第15条を持ち出すまでもなく、衆議院議員を選出する行為は「日本国民固有の権利」です。

 

立憲民主党のこのツイートは、文字通り「日本国籍を持たない人」つまり日本国民以外のための投票活動を呼びかけており、日本国憲法に抵触する可能性があります。「立憲」とは???

 

このツイートは当然のごとく炎上しましたが、さすがに何かの間違いとして訂正するか、こっそり削除するかと想いきや、10/30(土)の時点でもそのまま放置されていました。

 

 

 

立憲民主党「地域間連系線や揚水発電の最大限の活用」

 

立憲民主党 🗳 #変えよう
@CDP2017
最近寒くなってきました🍂政府によれば今冬の電力需給も厳しい状況とのこと…立憲民主党は、地域間連系線や揚水発電の最大限の活用など、余裕を持って電力供給を行うための具体的な提案をしています🙋‍♀️さらに、エネルギーの地産地消、省エネや蓄電技術の向上でより安心して電力が使える体制を作ります!
午後3:35 · 2021年10月28日·Twitter for iPhone

 

更に10/28になると、立憲民主党のツイッター公式アカウントは「電力不足が予想されるから地域間連携線や揚水発電を活用する」という、謎のツイートを行いました。

 

地域感連携線というのは、電力会社間を接続する線のことです。

電力不足に陥っているエリアに対し、余剰のあるエリアから電力を融通する場合には利用できますが、日本全体が電力不足に陥っている場合は対処できません。

 

揚水発電の最大利用というのは、さすがに私も何を言いたいのか解釈ができていない状況です。

日中は水力で発電し、その間に貯めた電気で下流側のダムから上流側のダムへ水を戻し、翌日また発電する・・・というサイクルで発電しているのが揚水発電ですが、この電力が余っているということを言っているのか???謎です。

 

要点として、電力不足への対応策であるにも関わらず、発電について言及していません。当然、このツイートも現在炎上中です。

 

 

 

立憲民主党・江田憲司代表代行「NISAに30%課税する」

 

agora-web.jp

 

立憲民主党の江田憲司代表代行が、テレビ番組でNISAと積立NISAに30%の金融課税をすると発言して、現役世代が騒然としています。

 

同じ10/28。立憲民主党の江田憲司代表代行が、テレビ番組で「NISAと積立NISAに課税する」と発言。煽られた末の発言との事ですが、対談相手が発言の真意について何度も確認したものの「NISAに課税する」と言い切ってしまいました。

 

NISA(少額投資非課税制度)とは一体何なのかという、哲学的な疑問が湧いてきます。

 

この発言も当然炎上・・・というより、この発言がなぜか他を差し置いてもっとっも激しく炎上。

 

他の問題のほうがはるかにまずいんじゃないかと思いますが、枝野幸男代表はこの件についてのみ「誤解だ」と釈明。江田憲司代表代行本人も、フェイスブックで釈明に追われていました。

 

 

 

マスコミ報道の「野党は共闘で大躍進!自民は大惨敗!」という報道は本当か?

 

つまり10/26までの時点で与野党ともに確度の高い情勢調査結果を入手しており、政権の安定継続を確信できた岸田首相はCOP26への出席を表明。

 

逆に立憲民主党は浮足立ち、失策を重ねてしまったのだと思います。

 

従って、安倍政権下で圧勝続きだった自民が票を減らすのは避けられないとしても限定的、立憲民主党は共産党票を見込んだ割に伸びがにぶいのかな?と予想しました。

 

 

 

結果:自民単独で絶対安定多数!維新4倍増も選挙区はほぼ大阪のみ、野党共闘は惨敗

 

www.asahi.com

 

10/31の投開票の結果、獲得議席数とその変動は、こんな感じになりました。

 

  • 自276→261(-15)無所属3
  • 公29→32(+3) 与党で(-9)
  • 維11→41(+30)
  • 立109→96(-13)無所属6
  • 共12→10(-2)
  • れ1→3(+2)
  • 社1→1(±0) 野党共闘で(-7)
  • 国8→11(+3)

 

自民は10年来圧倒的多数にいたためさすがに減少はしましたが、減少幅は限定的で単独で絶対安定多数261に到達。更に公明党が議席を伸ばしたため、岸田政権は安定して運営できることになりました。

 

維新は4倍増と大躍進していますが、選挙区での勝利は兵庫の1議席を除いてすべて大阪に集中しています。つまり、維新の伸びしろの多くは比例です(超重要)

 

あと、国民民主党が2議席だけ増やしたことを先に述べておきます(前フリ)。

 

立憲民主党は大惨敗で、共闘により得られた共産支持票以上に、共産党を嫌った票が逃げ出したのだと思います。

 

立憲民主党から逃げ出した比例票がどこに逃げたのかですが、労組票は自民党と国民民主党に流れたはずですが特筆するほど大きな動きでもなかったようです。それでも、衰退していくかに見えた、国民民主党の議席を増やすだけの動きはありました。

 

それ以上に、言うまでもなく維新に流れたと見るべきで、立憲民主党支持層のうち共産を嫌った票が大挙して維新に流れたのではないかと推測します。

 

共産党も議席を減らしていますが、これはそもそも選挙前から自らわざわざ立憲民主党に選挙区を明け渡したりしているので、論外とも言える数字。

 

立憲民主党の枝野幸男執行部は、結果について責任を問われることになると思います。あくまでも結果責任で、毒饅頭に抱きつくギャンブルに負けたというお話。

 

が、それより問題は共産党。志位和夫執行部は「戦う前から民主党系野党に積極的に選挙区を明け渡す」といった行為を繰り返しており、いつ首をすげ替えるのかなーと思って見ていますがいまだに替えていないのがちょっと信じられないレベルです。戦いになってない。

 

 

 

逝く人来る人

 

自民党は、甘利明幹事長が選挙区で落選。比例復活したとはいえ、今回の選挙で唯一自民が惨敗したと言える結果でした。

 

立憲民主党は、辻元清美副代表が落選。選挙に強い人でしたが、比例復活も叶いませんでした。共産党との共闘のダメージと、維新の勢いの両面からの攻撃を真正面から食らった形です。

 

菅直人元首相は、選挙区で勝利をおさめたとはいえ、自分の政権で政務官を努めた長島昭久に詰め寄られての薄氷の勝利。次回どうなるか。同じく枝野幸男代表も、最後まで選挙区が危ぶまれる状況でした。

 

小沢一郎さんが選挙区で敗北し、比例復活。かつての豪腕とやらはもはや見る影もなく。

 

北朝鮮による拉致被害者に対する暴言で立憲民主党から離党した、生方幸夫さんは大惨敗。おなじくキャバクラで離党した高井崇志さんも落選しています。

 

 

 

このまま維新が野党第一党になるのか?

 

今回の選挙は、事前の報道とはうってかわって「野党共闘の敗北、維新の躍進」という結果となりました。

 

今後、このままの勢いで維新が野党第一党に台頭するか?それとも自民と連立するか?という話ですが、現時点では9割以上の確率でどちらも「NO」でしょう。

 

まず自民との連立の可能性ですが、維新はこれだけ躍進したにも関わらず、大阪以外の選挙区を取れたのは兵庫の1つのみ。大阪の小選挙区は全部維新が候補を出して勝利、他県は自民が候補を立てたところで、維新の支援は限定的。その上、下手すれば公明党と切れてしまい、むしろ票が逃げる。

 

次に野党第一党となる芽ですが、これもかなり可能性が薄いとおもいます。

 

今回は、共産党を嫌った非自民票が維新に流れたために比例が伸びましたが、共闘でむしろ議席を減らしたことにより、今後、立憲民主党は共産党と手を切る可能性が高いと思います。

 

そうなると反共票の揺り戻しが発生するため立憲民主党が勢力を回復し、維新は議席を減らす展開になります。

 

この辺は、維新というより他野党の動きにかかってくるので、確度はそう高くもないんですけどね。

 

 

 

もう1つ気がついた(蛇足)

 

衆院で可決した法案が参院で否決された場合、衆院で再可決するために必要な議席数は2/3の310議席。

 

現時点で自民は261議席ですが、公明党は32議席なので、17議席足りない。この場合、17議席以上を確保している維新の賛成があれば再可決が可能になる・・・がまあここは従来と変化ありません。

 

今回維新と国民民が伸びたため、自民261+維新41で302、もし公明党が反対した場合でも、国民民が賛成すると11議席が加算されるので法案を可決成立できる・・・現実味はともかく、政権運営で面白いオプションが手に入りましたね。

 

 

 

更に蛇足:立憲民主辻元清美応援演説に、自民OBのヤマタクが登場した件

 

www.sankei.com

 

これも更に後付になってしまいますが、立憲民主党の辻元清美候補の応援演説に、自民党OBの山崎拓氏が登場して話題になりました。

 

今思えば、この事件が発生したのは10/27。与野党に不自然な動きが見え始めた、10/26の直後でもあります。

 

この辺から推測すると、10/26までの情勢調査で、共産党を嫌った非自民層がごっそり維新に移動しているのが見えてたんじゃないだろうか。非共産(っぽさ)をアピールしようとすれば、自民と接点のある人物に応援を頼んだのもうなづける・・・