いやあ、驚きました。
米連邦準備理事会(FRB)が、韓国含む9ヵ国と6カ月のスワップ協定を締結したようです。
期間はとりあえず6カ月、新型コロナウィルス対策
[ワシントン 19日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は19日、9カ国の中央銀行と新たに通貨スワップ協定を結んだと発表した。ドル資金の市場への供給を拡充し、新型コロナウイルス流行による混乱緩和を目指す。
FRBは今回、新型コロナウィルスの影響による市場の混乱に対応するため、オーストラリア、ブラジル、韓国、メキシコ、シンガポール、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、ニュージーランド各国とのスワップ協定を締結しました。
目的は、これらの国がドルを調達して自国通貨買いオペなどを行いやすくする等市場の混乱を落ち着かせるためで、期間は6カ月。
修正:記事では「通貨スワップ」となっていますが、正しくは「為替スワップ」とのことです。両者はいくつか違いがあってよく分からないんですが、為替スワップは短期、かつ「自国内企業に相手国通過を供給するための協定」であり、通貨防衛目的ではないとのこと。
通貨スワップと為替スワップの違いのうち、今回関係ありそうな部分:
- 通貨スワップ:比較的長期。中央銀行が相手国通貨を使える=自国通貨防衛に使える
- 為替スワップ:比較的短期。民間に相手国通貨を流通させる目的=通貨防衛には使えない
間違ってたら指摘してください。
ここまでの韓国さん
うーん、結局韓国はまともな経済政策を打たなかったんですが、FRBが9ヵ国との通貨スワップを一時的に結んでくれたおかげで、タナボタ式にちょっと一服できるようになるみたいですね。
修正:「為替スワップ」でした。一時的な延命措置に過ぎない点はかわりません。
修正:通貨スワップではなく、「為替スワップ」でした。
これは日英欧瑞加の5つの中銀が締結しているものと同じ「為替スワップ」(つまり民間金融機関に対するドル資金の供給オペ)であり、いわゆる「通貨スワップ」ではありませんが、それでもドル不足に悩む金融機関にとっては、非常に強力な流動性供給手段でもあります。
修正です。
韓国メディアなどは、FRBと韓国を含む9ヵ国の中銀が「通貨スワップを締結した」と報道していますが、実際には「為替スワップ」とのことです。
これと似たようなスワップは、実は、米国、ユーロ圏、日本、英国、カナダ、スイスの6ヵ国の中央銀行にすでに存在しています。しかし、これらはあくまでも「為替スワップ」であって、「通貨スワップ」ではありません。発動する条件としては、お互いの国に金融機関の流動性危機が発生した場合に、中央銀行からの要請により国内の金融機関が入札を行うという形であり、しかも有利子での貸し付けです。
為替スワップは通貨スワップと違い、相手国通貨を利用できるのは国内の金融機関。中銀ではないので、通貨防衛には使えない・・・あくまでも、「為替レートが激変した場合でも、相手国通貨が使えれば落ち着いて取引できるよね」という代物です。
んで短期。