いや、あまり笑いごとではないでござる・・・
1.米韓が、「韓国軍の指揮権の早期返還で合意」
日本ではあまり報道されていませんが、先日、韓国軍の「戦時作戦統制権」が、米国から韓国に早期返還される事で合意が成立しました。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領と米国のトランプ大統領が首脳会談で、戦時作戦統制権(戦作権)の早期返還で合意し、戦作権返還後の新たな韓米指揮機構の構成問題が主要争点に浮上している。
これまで、韓国は主に2つの理由から、むしろ返還されることを先延ばししてきました。
統制権が返還されたという事は、これら2つの問題が表面化するという意味を持ちます。
2.指揮権返還で、韓国軍は・・・
ただし、戦時作戦統制権(作戦権)のアメリカから韓国への早期返還についても合意がなされました。これはもともと盧武鉉大統領がアメリカに要求したことですが、いざアメリカがこれに同意すると、次の李明博、朴槿恵の保守政権では、「やはり断ります」というわけにはいかないので、返還時期がくるたびに、えんえんと引き伸ばし策を続けてきました。
なぜなら、韓国軍に戦時作戦を統制する能力がないことを知っているからです。アメリカ軍も、韓国軍に統率力や作戦能力がないことは、朝鮮戦争のときから知っていますので、口だけだということはわかっているのです。
さすがにこの記事にあるように「逃げ出」したり「市民を虐殺」する事はないでしょうが、少なくとも米軍を指揮できない分防衛能力が落ちること、米軍が前線から退くことで、主戦場がDMZからソウル市以南になることは想定しておくべきでしょう。
3.米軍主力が後方に移転・・・
実際に、米軍は早速後方移転を決定したようです。
在韓米軍(2万8千人余)の主力、米陸軍第8軍の司令部が11日、ソウル中心部の竜山から南に離れた京畿道平沢(キョンギドピョンテク)にある在韓米軍基地キャンプ・ハンフリーズに移った。
(略)
さくっと凄い事書いてますが、これ「在韓米軍は、主敵を朝鮮民主主義人民共和国から中華人民共和国に切り替えた」って事ですよね。そして実際に米軍主力が南下することは、DMZ防衛は主に韓国軍が主体的に行わなければならなくなるという事を意味します。
米軍の南シナ海・東シナ海への展開オプションが増えるという事は、日本や台湾、東南アジア諸国にとっては良いことですが、韓国としては「首都が主戦場になるリスク」がより高まったという意味を持ちます。
いやしかし、なんであんな最前線に首都構えてんだろうなあの国。
そしてNHKでは、今朝も不要な韓国推し・・・「首都のソウルでは、バスもITで便利になっています💛」って、それどころじゃないと思うんですけどね・・・。