時事なので、全然経路の異なる2つのお話を書きます。
江崎グリコの SAP 移行障害は、新情報まったく無し
江崎グリコが基幹システムを SAP S/4 HANA に移行しようとしてしくじった件は、その後「なんか夏場には出荷再開できるみたいだよ」という超アバウトな情報ぐらいしか入っていません。
そんな中で、久しぶりに新情報?が来たのですが・・・
これですが、内容の詳細はすべて有料記事扱いで読めないことと、読める範囲から想像するに、大したことは書いてなさそうな事、書いている人が「編集部の人」であり SAP どころか基幹システムもさほど知らなそうなこと、なによりダイヤモンドオンラインなので頓珍漢なことしか書いてなさそうだなーってことで、追いません。
トランプ圧勝で日本の次期総理総裁も決まった・・・かに思えたのに
先日の暗殺未遂事件で、米国世論はトランプ陣営に傾き、次期大統領の座は決したかに見えました。
日本の首相は基本的に与党のトップがつとめますので、次期首相はほぼ自民党総裁で間違いなく(公明党代表になる可能性もあり得る)、従って初秋に行われる自民党総裁選=首相選択選挙となります。
問題は自民党総裁選が米大統領選より先に行われるため、次期米大統領と折り合いの良い首相を意図的に選択できないという点です。
それが狙撃未遂でトランプ氏でほぼ決まり、となったことで、それなら麻生元総理が後見となって岸田派出身の上川外相を立てる、そうなれば岸田首相も影響力も維持できるしこれで落ち着くだろう、と思っていました。
ところが
この中で、トランプ氏はバイデン大統領について「わが国史上最悪の大統領として語り継がれるだろう」と述べたということです。
そのうえでバイデン大統領が後任の大統領候補として支持することを表明しているハリス副大統領について、トランプ氏は「ハリス氏のほうがバイデン氏よりも倒しやすい」と述べたと伝えています。
トランプ氏が、銃撃直後の奇跡的な写真を使い、(一神教での)神のご加護をアピールし、神の名の下に結束を呼び掛け続けていれば、大統領選は決していたでしょう。
ところがはやくも米民主党叩き、バイデン叩き、ハリス叩きをはじめてしまいました。これでは民主党支持者は離れてしまいますので、勝利決定的だったものをわざわざただの優勢レベルにまで戻してしまった感があります。
アメリカのバイデン大統領は、21日午後、声明を出し、秋の大統領選挙での再選を断念し、選挙戦から撤退する考えを表明しました。
そして、後任の民主党の大統領候補として、ハリス副大統領を支持し、ハリス氏も意欲を示しました。
バイデン大統領は加齢と疲労により大統領選での精彩を欠いていましたので、候補の座を譲るのは仕方がないところです。そして禅譲相手として、カマラ・ハリス副大統領を指名。
移民2世にして米国初の女性大統領(候補)ということで、民主党候補の劣勢をいくぶんかは巻き返してくれる、しかし大勢には影響しない・・・と思っていたところに、トランプ氏の先の失点があり、まだトランプ勝利で決定!とまでは言えなくなってしまいました。
まあ、バイデン大統領の勝利を前提とするのであれば、ここまで信頼関係を築いてきた岸田首相続投が最適解だったと思います。民主党が候補者を差し替えたことで、こちらが勝利した場合でもやはり「日本初の女性総理大臣」として、上川氏が最適じゃないかなと思います。
となると、日本側の総裁選はどのみち上川氏中心の戦いになるか。同じく外相経験者で麻生派、岸田内閣にも入閣していたという点では河野太郎氏もあり得ますが、ハリス大統領の可能性があるのと麻生派とはいえいまいち麻生派内の支持を河野氏が取り付けていないことから、やはり上川最有力としておきます。