「退位礼正殿の儀」が皇居で行われ、今上天皇(2019/04/30時点)が日付が変わるのを待ってご退位されることとなりました。
「退位礼正殿の儀」行われる
天皇陛下(第125代、御名・明仁=あきひと)は30日午後5時から、皇居・宮殿で、国事行為の退位儀式「退位礼正殿せいでんの儀」に臨まれた。天皇としての最後のお言葉で、「象徴としての私を受け入れ、支えてくれた国民に心から感謝します」と謝意を表し、「令和の時代が平和で実り多くあることを皇后と共に心から願います」と述べられた。
2019年(平成31)4月30日の午後5時から、皇居で「退位礼正殿の儀」が執り行われました。
天皇陛下は「象徴としての私を受け入れ、支えてくれた国民に心から感謝します」「令和の時代が平和で実り多くあることを皇后と共に心から願います」と述べられ、皇后様の手をお取りになられつつ段を降り、一礼して退室なされました。
憲法に抵触しないよう、敢えて「退位」と表現します。
なお以前にも書きました通り、ここでは敢えて「退位」と書きます。
「陛下が『自らの意思で』位を譲られるのだから、譲位だ」という主張もあるのですが、それを認めると「天皇陛下が国政に関与」したことになり、日本国憲法の「国民主権」「象徴天皇」に抵触する恐れがあります。
そこで「退位」という言葉を使用し、形式上あくまでも「『国民の意思で』位を譲られる」という形を取ったのだと思います。
NHKの報道から察するに、今回の「退位礼正殿の儀」も、日本国憲法に抵触しないようさまざまな配慮がなされていた模様。
余生はゆっくりと、ハゼの研究を・・・
はてさてこれにより、日付が変わると平成の世は終わり、新たに令和の時代となります。
陛下はこれで正式に位を譲られることになりますが、公務から退かれても相変わらず魚類学者。むしろ趣味も兼ねた魚類研究に没頭されることも可能になると思いますので、令和時代にもまた新たな研究をされて頂ければと思います。
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なお小学館の「日本魚類館」には今上天皇陛下も寄稿されていますが、陛下が命名された「アケボノハゼ」は出ていませんでした。日本近海の珊瑚礁域にも生息してるのに・・・
近縁種の「ハタタテハゼ」は、普通に掲載されていました。
関係ありませんが、私が購入したのは第二版。2018/04/30に刷られたもので、それからちょうど1年後の2019/04/30に退位なされるとは、当時は想像だにしていませんでした。