日本時間の3/9午前中、衝撃的なニュース速報が世界を駆け巡りました。
アメリカのトランプ大統領が、「5月の米朝首脳会談に応じる意向」であるとの報道です。
- 米トランプ大統領が米朝首脳会談に応じる!!なお発表は韓国さん
- トランプ大統領「米国はどっちに転んでもOK」
- 日本の各メディアは混乱
- 米BBC「妙だな・・・?」
- そして米サンダース報道官「具体的行動を見るまで会談することはない」
米トランプ大統領が米朝首脳会談に応じる!!なお発表は韓国さん
韓国の大統領特使として北朝鮮を訪れた鄭義溶(チョン・ウィヨン)大統領府国家安保室長は8日(現地時間)、米国でトランプ米大統領が5月までに北朝鮮で金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談する意向だと発表した。
「トランプ米大統領が5月までに北朝鮮で金正恩最高尊厳と会談する意向だ」
・・・と、韓国の鄭義溶さんが発表・・・
あっ・・・
トランプ大統領「米国はどっちに転んでもOK」
これに関して、トランプ大統領はツイッターでこんなツイートをしていました。
Possible progress being made in talks with North Korea. For the first time in many years, a serious effort is being made by all parties concerned. The World is watching and waiting! May be false hope, but the U.S. is ready to go hard in either direction!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2018年3月6日
Possible progress being made in talks with North Korea. For the first time in many years, a serious effort is being made by all parties concerned. The World is watching and waiting! May be false hope, but the U.S. is ready to go hard in either direction!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2018年3月6日
てきとう訳:北朝鮮との交渉で進展があるかもしれない。長い交渉の中で、関係者がはじめて真剣に努力している。世界は見ているにゃん。まあまた嘘かも知れないけど、アメリカはどっちに転んでもOKなように準備ができてるぞ!
Kim Jong Un talked about denuclearization with the South Korean Representatives, not just a freeze. Also, no missile testing by North Korea during this period of time. Great progress being made but sanctions will remain until an agreement is reached. Meeting being planned!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2018年3月9日
Kim Jong Un talked about denuclearization with the South Korean Representatives, not just a freeze. Also, no missile testing by North Korea during this period of time. Great progress being made but sanctions will remain until an agreement is reached. Meeting being planned!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2018年3月9日
てきとう訳:金正恩最高尊厳は、核凍結だけでなく非核化についても話した。 まあ韓国代表にだけど。今のところミサイル発射が無く進展しているように見えるが、合意に至るまで制裁は続ける。会議の計画はしとく!
日本の各メディアは混乱
北朝鮮でキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長と会談した韓国政府の高官はアメリカのホワイトハウスでトランプ大統領と面会し、キム・ジョンウン委員長がトランプ大統領との首脳会談の開催を提案していると伝えたことを明らかにしました。トランプ大統領は完全な非核化を実現するために5月までにキム委員長と会談する意向を示したということです。
NHKは、3/9 11:09にこのニュースを報道。基本的に、「韓国高官が発表した」という内容、そしてトランプ大統領のツイートなどを出していました。
サンダース米大統領報道官は8日の声明で「トランプ氏は金正恩氏との会談の招待を受け入れる。会談の場所と時間は今後決める」と表明。「北朝鮮の非核化を期待する。それまではすべての制裁と最大限の圧力を続けなければならない」と述べた。
日経新聞も似たスタンスですが、韓国側の報道一辺倒だったNHKに対し、米国サンダース報道官の声明を引用している点が特徴的でした。
「(北朝鮮が非核化するまでは)すべての制裁と最大限の圧力を続ける」
ちょっと雲行きが・・・?
株式会社サイゾーの左翼三流ゴシップ紙・李テラことリテラさんは、ノリノリで報道。いつもの通り、なぜか突然の日本叩きをはじめます。
なんか、いけないフラグを立てちゃった感じです。
番組では、国会記者会館から米朝会談について安倍晋三首相の会見の模様を放送した。首相の会見の映像が終了し、記者会館からリポートした記者が突然「あっごめんなさい…無理だな、これは」と絶句した。
フジテレビでは、アナウンサーがニュース報道中に突如謎の放送事故・・・
というか、そりゃ誰が見ても「無理だなこれは」と思うので、そこは同情します。
米BBC「妙だな・・・?」
会見の光景は、かなり奇妙なものだった。3人の韓国人、鄭国家安保室長、徐薫(ソ・フン)国家情報院院長、趙潤済(チョ・ユンジェ)駐米大使は、肩が触れ合うほど近くに立ち、ホワイトハウス西棟前で彼らを取り囲んだ熱心な記者たちに向かって話した。
米高官が全く姿を見せないなか、米朝首脳会談という外交イニシアティブの全てが韓国に委ねられた。
この取り組みに米国はそれほど興味がないと理解し、立ち去った記者がいてもおかしくない。
米BBCは、「米朝首脳会談という重要な発表が、米国側の立ち合いもなくすべて韓国側に委ねられた」点をまず「奇妙」と指摘しています。まあそりゃそうですよね。
そして「(韓国側の発表が正しいとすると)米国高官が、カウンターである北朝鮮の同等の高官と会いもせず、仲介役の韓国側とだけ会話して米朝会談の調整を行った・・・?」という点も指摘。
更に、トランプ大統領がお世辞でよさげな反応をしめしことが多々あること、韓国側も「制裁による効果を認めている」点、逆に、金正恩最高尊厳が条件として出した「体制保全」などの条件について、韓国側が言及しなかった点についても指摘。
「米国側の発表」も「北朝鮮側の発表」もすべて韓国からだけ出ており、しかも両者間の調整は無い等、なかなか鋭い指摘が満載の記事でした。
そして米サンダース報道官「具体的行動を見るまで会談することはない」
トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の首脳会談について、サンダース大統領報道官は9日の記者会見で「北朝鮮の言葉と合致した具体的行動を見るまで会談することはない」と述べた。
アメリカのサンダース報道官は「北朝鮮が具体的な行動を示すまで会談しない」と発表。
それじゃあ3/8の韓国側の発表っていったい・・・というか、あははやっぱりm9(^Д^) といった気持ちでいっぱいです。