
2026年2月18日召集の特別国会を前に、与野党の合意により、自民党から衆院議長を出し、中道改革連合から副議長を選出する枠組みで進みました。
この背景には、衆院選後の野党再編があり、中道改革連合が野党第1党の位置づけとなったことがあります。
自民党は16日の衆院各派協議会で森英介元法相を議長候補に正式表明し、中革連が誰を副議長に推薦するかが焦点となっていました。
中道改革連合は当初、次期副議長に泉健太元立憲民主党代表(51)を推薦する方向で最終調整に入りました。
泉氏は2003年初当選以来10回当選のベテランで、立憲民主党代表や政調会長を歴任し、中道の京都3区当選議員として党内重鎮です。
関係者によると、16日夜以降、複数のメディアがこの動きを報じ、中革連の内部でも推薦の方向性が固まりつつありました。
ところが、17日早朝5時頃、泉氏本人が自身のX(旧Twitter)で強い不満を投稿し、事態が急変しました。
投稿内容は「なぜ俺に回ってくるのか。上はどう考えているのか」といったもので、推薦人事への個人的な違和感を率直に表明したものです。
この発信は瞬く間に拡散され、中道党内から「若すぎる」「泉氏は前線で活躍すべき」との声が噴出しました。
自民党議員からも「泉氏は前線に立ってほしい」との意見が上がり、人事の再考を促す空気が広がりました。
これを受け、中道改革連合は推薦を速やかに撤回し、公明党出身の石井啓一元代表(67)を新たな副議長候補に一本化しました。
執行部と泉氏の確執に、旧公明党系が助け舟を出した形です。
石井氏は公明党で代表、幹事長、国土交通相、財務副大臣を歴任した11回当選の重鎮で、2024年衆院選では埼玉14区落選後、中道改革連合の比例北関東ブロックで復活当選しています。
公明党離脱後の中道参加者として、与党とのパイプが強く、党内調整役に適していると判断されました。この変更は17日中に固まり、泉氏の投稿が直接的な引き金となった形です。
最終的に、18日の衆院本会議で石井氏の副議長選出が正式決定する見通しです。
この顛末はわずか2日間の出来事で、中道改革連合の党内結束の脆さと、SNSの政治影響力を象徴します。
全体として、野党再編後の人事運営の難しさを露呈したエピソードと言えます。