皆さん、覚えていらっしゃいますでしょうか?
「イラク日本人人質事件」。
イラク日本人人質事件とは?
イラク日本人人質事件(イラクにほんじんひとじちじけん)、イラク邦人人質事件(イラクほうじんひとじちじけん)は、2002年のイラク戦争以降にイラク武装勢力によりイラクに入国した日本人が誘拐され、人質として拘束された事件。特に2004年4月に3名が誘拐され、自衛隊の撤退などを求められた後、イラク・イスラム聖職者協会の仲介などにより解放された事件と同年10月に1名が誘拐され、後に殺害された事件が活発に報道された。
ですが、狭義には前者のみをさして「イラクの三馬鹿事件」と言われていた、あの事件です。この事件のネットへのインパクトは凄まじく、「ノーコイジュミ」「アメウマー」といった数々のスラングを生み出しています。
なぜ三馬鹿事件と呼ばれるのかですが、今となっては当時の記録をあさるのも面倒なので、とりあえずハム即+さんから引用。
事件
2004(平成16)年4月7日(あるいは8日)、イラク共和国のバグダットからファルージャの近郊にて、反日反米活動家の邦人三名が、反米武装集団「サラヤ・アル・ムジャヒディン」に拘束され、人質となった。
当然、日本政府は無視できないので救出に尽力、結果、救出に多額の税金が投じられることになった。にもかかわらず、無事に帰国しても彼らは日本国民に感謝することなく、反日活動を継続した。
この邦人人質事件は、事件発生当時から自作自演の「狂言」が強く疑われている。
人質
「誘拐」された邦人は以下の三名で、これを「イラク三馬鹿」という。年齢はいずれも当時。郡山総一郎(32) ‐ フォトジャーナリスト
高遠菜穂子(34) ‐ イラクでのストリートチルドレン支援活動家
今井紀明(18) ‐ 「NO!!小型核兵器(DU)サッポロ・プロジェクト」メンバー
また、同時期に次の反日反米活動家二名も「誘拐」され、上の三名と同時期に解放されている。
日本の被害
日本国、つまり1億数千万人の日本国民全員が被った被害は、以下の通りである。救出の費用(税金) 20億円
ヨルダンからの債務免除要請額(税金) 2000億円
株価暴落による損失 13兆円
3人がイラクで得た自己満足 Priceless
国民一人当たり13万円程度の損害を被ったことになる。
もうちょっと詳しいのが、藤花簾というブログに遺されていました。渡航勧告の無視、犯人の珍妙な要求、家族たちの横暴、目標を達成していないのになぜか人質を解放・・・
【外務省海外安全ホームページ】
イラクに対する渡航情報(危険情報)の発出(2004/03/19)
●全土:「退避を勧告します」 (継続)
イラクへの渡航を予定される皆様及び同国に滞在されている皆様へ
2.イラクにおいては、上記以外にも民間人・施設を標的とするテロ事件が多数発生しており、日本人や日本の関連施設等がテロ攻撃の標的となる可能性は依然として排除されません。また、現地の警察制度が未整備である等の理由により、在イラク日本国大使館による邦人援護活動は極めて困難な状況にあります。
つきましては、イラクに滞在されている全ての邦人の方々に対し引き続き退避を勧告します。
また、イラクへの渡航については、如何なる目的であれ、情勢が安定するまでの間延期して下さい。
女性を誘拐するのは身代金目的の犯罪組織だけなのに要求はお金ではなく「 自衛隊撤退 」だけで、
PC、DVカム、時計など、金目の物も奪われた様子がない。実際、所持品は全て戻ってきたそうだ。犯行グループは苦労して人質を取り、経費を費やし、何の対価も得る事なく3人を解放したとでも言うのか。盗賊が蔓延るあの地域でよくまあ、と思う。
・・・ということで、事件発生当初から自己責任論が強く主張され、それは短期間のうちに狂言誘拐として認識されるに至っています。
で、さきほど意識の高いSNSのコメント欄を眺めておりましたら、こんなのを見つけちゃいました。
今井 紀明 認定NPO法人D×P 理事長
移民受け入れの方向の方がよいかと。
あれ、なんか聞いたことがあるような・・・ノーコイジュミじゃね?と思って検索かけたところ、ビンゴだったという。
意識の高いSNSで何を画策しているのかわかりませんg・・・いや手に取るようにわかるけど。具体的には、殆どの人が記事の本旨である「外国人技能実習制度」の問題点に言及しているのと比べ、彼は「移民受け入れ」にのみ言及しています。
くれぐれも「外国人実習制度と移民問題はまったくの別物」であり、決して混同しないように常に注意し続けることが肝要です。