本家いなてい

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03/13追記:小西文書事件発生か

 

立憲民主党の小西洋之さんが、A4で80枚に及ぶ怪文書をもって高市早苗安保担当相を追求する事件が発生しました。

 

ただ追求する基となっているドキュメント自体や記載内容の信憑性を測る資料がまったくないため、とりあえず事件発生としてエントリー書いときます。

 

 

 

小西文書事件

 

www.asahi.com

 

 安倍政権下で、放送法の政治的公平性をめぐり官邸側と総務省側がやりとりした記録とされる内部文書について、立憲民主党の小西洋之氏が3日の参院予算委員会で質問した。岸田文雄首相は「正確性、正当性が定かでない文書について私から申し上げることはない」と繰り返した。

 

当時、総務大臣を務めていた高市早苗・経済安全保障担当相は「悪意を持って捏造(ねつぞう)されたものだ」などと、文書に記載された内容を否定した。

 

 一方、高市氏は「小西委員が入手した文書の信憑性に、大いに疑問を持っている」と主張。高市氏と安倍氏が電話で交わした内容を記載したとされる文書について、「全くの捏造だ」と話した。小西氏が「仮に捏造でなければ、議員辞職するか」と問うと、高市氏は「結構だ」と応じた。

 

 文書の内容についてただされた松本剛明総務相は、文書に記載された発言者に確認を取っていないことなどを挙げ、「精査をすればするほどさらに精査しなければならない事項がある」と述べた。

 

 

www.sankei.com

 

高市早苗経済安全保障担当相は3日の参院予算委員会で、立憲民主党の小西洋之参院議員から平成26~27年に安倍晋三内閣が一部の民放番組を問題視し、放送法が規定する「政治的公平」の「解釈変更」(小西氏)を試みたことを示す総務省作成の内部文書があるとの指摘を受け、自身の言動に関する記述を「捏造(ねつぞう)文書だ」と否定した。

 

 

jp.reuters.com

 

 高市早苗経済安保担当相は3日の参院予算委員会で、放送法をめぐる総務省作成とされる内部文書について、文書は捏造だと考えていると述べた。捏造でない場合大臣を辞職するか問われ「結構ですよ」と答えた。小西洋之委員(立憲)への答弁。 

 

岸田文雄首相は「文書の正確性などが不明であるものについて申し上げることはない」とコメントした。

 

 

 

永田寿康メール事件の再来か?!ときめかずにはいられない

 

ja.wikipedia.org

 

肝心のドキュメントの画像なり何なりが出てくるまで事実関係の想像すらできないのですが、雰囲気的には小西洋之さんが所属する立憲民主党の前身・民主党に当時所属していた、永田寿康氏のメール事件を連想してしまいます。

 

事件の当事者の名前をとって「永田寿康メール事件」とするのが適当ですが、事実関係が曖昧だった当時はもっぱら「堀江メール問題」「ライブドアメール問題」などと言われていました。ここでは、この永田寿康氏の問題について簡単に書いておきます。

 

2006年当時の国会は、現在と同様自民党が政権与党であり、立憲民主党の前身である民主党が野党第一党でした。現在の小西洋之氏の立場に相当していたのが、永田寿康氏です。

 

この年の通常国会で、永田寿康氏は「ライブドアの堀江博文社長から、自民党の武部勲幹事長に多額の金銭の送付指示が行われた」と主張。ライブドア社内でその指示が行われたものとされるメールのログ(印刷したもの)が、証拠とされました。

 

しかしメールログの不審点が次から次へと指摘され、永田が提出するとした「新たな証拠」が提出されることもなく、むしろ永田は「心神喪失により入院」する事態とりました。この頃になるとライブドア内で該当するメールの送受信記録がなく、それどころか問題のログ上で「送信者と受信者が同一である」という致命的な問題まで指摘されています。

 

そして当時民主党代表だった前原誠司氏が責任をとって代表辞任。永田寿康氏も議員辞職に追い込まれ、後に自殺するという最悪の結果に至っています。

 

なお、民主党から武部幹事長に対する謝罪は行われましたが堀江貴文氏へは行われず、堀江氏側から民事訴訟が起こされています(堀江氏勝訴)。

 

 

 

03/06追記:どんなおもしろ文書が出てくるかと思ったら・・・

画像

なんか3/4の時点で上の画像が出回ってたんですが、これ本気なんでしょうか?

 

高市総務大臣(当時)と「安倍首相か秘書官かよくわからない人」電話があり、第三者がその内容をなんとなく知っていた。となると、他の多くの人が指摘されている通り、盗聴の疑惑が強くなりますので刑事事件になってきます。

 

とはいえ、「どうせ怪文書作った責任者の承認印みたいなのはついていない、責任所在のはっきりしないもんが出てくるんだろうなあ」とは思っていたものの、印どころか、誰がこの文書をこさえたのか記名すらありませんでした。

 

えっ、これで大臣に辞職を迫っちゃったの?小西さんやばくない?

 

 

 

問題の怪文書が捏造ではない理由:手が込んでいるから ←???

 

 

 

作成者の捺印どころか記名もないこの怪文書ですが、なんか「手が込んでるから捏造ではない!」んだそうです。

 

へえすごい

 

 

 

03/08追記:小西洋之氏「怪文書の調査をやめろ!」

 

 

問題の小西洋之氏ですが、なんと3/7になってから自分が提出した怪文書の「精査をやめろ!」と騒ぎはじめました。

 

一体どういうこと・・・?

 

 

小西ひろゆき (参議院議員)
@konishihiroyuki
【コメント】

・総務大臣が、私が公表した内部文書の全てについて、それが総務省に存在し公文書管理法上の行政文書であることを認めた。

・岸田総理はこの放送法解釈の改変プロセスの不正と内容の違法性を認め、解釈を撤回する必要がある。

・なお行政文書を「ねつ造」と国会で批判した高市大臣は、
午前9:29 · 2023年3月7日
·

 

小西ひろゆき (参議院議員)
@konishihiroyuki
当時の解釈の改変の事実関係の説明責任を果たした上で、速やかに大臣と議員を辞職すべきだ。

・一方で、総務大臣は、行政文書と認めた文書について、その内容の正確性や作成の経緯などを精査するなどとしているが、総務省最高幹部らが作成し共有していた一連の文書の正確性などを精査するのであれば

 

小西ひろゆき (参議院議員)
@konishihiroyuki
それは総務行政の否定に等しい。
 これ以上の国会審議の妨害は許されない。

・そもそも、私は2月22日に総務省に文書を提供しており、総務大臣は文書提供者(内部告発者)と国会に対してこの間の不誠実な対応を謝罪すべきだ。

 

いよいよ、永田寿康メール事件の再来な感じがぷんぷんしてきました。

 

 

(03/09追記:日刊スポーツに該当記事が出ました)

 

news.yahoo.co.jp

 

 小西氏はまた、松本総務相に対して「その内容の正確性や作成の経緯などを精査するなどとしているが、総務省最高幹部らが作成し共有していた一連の文書の正確性などを精査するのであれば、それは総務行政の否定に等しい。これ以上の国会審議の妨害は許されない」と指摘。

 

 

 

03/09追記:小西洋之議員「このメモはキチンとまとめられたメモ」

 

sn-jp.com

 

 

高市大臣「『日時不明』や『実際に問題意識を持っている番組を複数例示”?”』とあって、しかも作成者不明。このような文書が正規のものであったら私はビックリします」

 

小西洋之「官僚を12年間やってましたが【このメモはキチンとまとめられたメモ】」

 

日時不明で作成者不明、責任者の捺印もなければ内容について本人が否定している怪文書について、官僚を12年間やってきた小西洋之さんの神眼によれば「きちんとまとめられたメモ」とのことです。

 

メモって言っちゃったよ

 

 

 

03/09追記:これらの文書を作ったと思われるのは小西洋之氏の元先輩と小西洋之氏の元上司と小西洋之氏の元後輩であると小西洋之氏が言っている

 

 

【小西文書】
小西洋之「それぞれの文書を作ったと思われる総務省の官僚の方々。西がたさん、私の後輩長塩放送政策課長、これは私の先輩安藤局長、かつて私が直接仕えた方
小西議員の関係者だらけかよ

 

問題の質疑(動画)

 

 

 

03/11追記:総務省が精査結果を公表

 

www.soumu.go.jp

 

「政治的公平」に関する行政文書の正確性に係る精査について

 3月7日、当省が公表した総務省の「行政文書」の正確性に係る精査(本体PDF参考資料PDF)について、お知らせします。

 

問題を提起した立憲民主党の小西洋之氏が、なぜか拒否反応を示した「総務省による該当文書の精査」の結果が好評されました。

 

2 文書の作成者等
・文書を構成する全 48 ファイル中(別表参照)、22 ファイルは作成者が確認できたが、26 ファイルは作成者が確認できていない
・また、発言者に対する内容の確認が行われたことが確認できたものはなかった

 

小西洋之氏が持ち出したファイル(文書)のうち、半分以上は作成者が確認できなかったとのこと。もっとも、小西氏が公表したもの自体に記名もなければ捺印もありませんでしたので、その通りですね。

 

 

③ 日時不明 安倍総理と高市大臣の接触に関する記録
平川参事官(3/9(月))高市大臣から「総理」に電話
→文書整理 No.42 (P70 一つ目の・)、作成者不明
山田秘書官(3/13(金))高市大臣から「総理」か「今井秘書官」に電話
→文書整理 No.43 (P71 一つ目の・)、作成者不明

 

小西洋之氏が持ち出した箇所が、思いっきり指摘されているのですが・・・

 

問題は、指摘自由が「作成者不明」となっている点。

 

小西洋之氏によると、作成したのは「小西洋之氏の元先輩と小西洋之氏の元上司と小西洋之氏の元後輩と思われる」との事なので、もし国会での小西発言のとおりであれば、この3名から聞き取れば少なくとも「作成者」は判明するはずです。

 

その場合、精査の結果行われる指摘は「発言者に対する内容の確認が行われたことが確認できたものはなかった」となるはずです。しかし今回はそうなりませんでした。

 

つまり小西洋之氏が国会質疑で文書作成者について「嘘」を並べ立てたか、信頼していたはずの元同僚3名から何らかの理由で偽情報を掴まされたか、のいずれかなのだろうと思います。

 

小西氏がこの後とれる手となると、元同僚3名を(偽証したら罪に問われる)証人喚問に呼び出し、小西氏自らが追求してみせるぐらいになるかと思います。

 

どうすんでしょうね?

 

 

 

03/12追記:小西洋之、そもそも質問通告すらしてなかった!!

 

 

詳細な質問通告も頂けず即座に答弁する中で日本語が乱れました。「礒崎さんという名前、もしくは放送行政に興味をお持ちだと知ったのは今年3月になってからです」の答弁で大嘘つきとの批判ですが、放送法解釈に関して礒崎氏の名前が出ているのを知ったのが今月という意味。礒崎氏は元同僚議員です。

— 高市早苗 (@takaichi_sanae) 2023年3月11日

 

おいおい小西洋之氏、質問通告すらしてなかったのかよ?!

憲法クイズとか放送法とかでかい声で騒いでるくせに、そもそもそれらを審議する国会のルールを自分が守ってないじゃん!!

 

ダメダメじゃん!!

 

 

 

03/13追記:作成者も内容もわからないけど作成者は内容をレクチャーしたんだぞと総務省が言っている

 

www3.nhk.or.jp

 

平成27年2月13日に、総務省幹部が高市大臣に「レク」と呼ばれる説明を行ったとされる内容が記され、放送法が定める「政治的公平」の解釈をめぐり、当時の局長が礒崎総理大臣補佐官の意向を伝え協議したとされています。

 

総務省は「2月13日にレクが行われた可能性は高い」とする一方、内容については「およそ8年前のことで、作成者、同席者が個々の内容まで覚えておらず、正確か否かを答えることは現時点で困難だ」としています。

 

総務省の小笠原情報流通行政局長によると、該当文書の作成者も内容もわからないけど作成者はH27/2/13にレクチャーを行った可能性が高いんだそうです!!

 

該当文書の作成者も内容もわからないけど作成者はH27/2/13にレクチャーを行った可能性が高いんだそうです!!

 

え、総務省ってこれで局長できんの?!

 

 

 

小西洋之氏「訴えてやる!!」

 

 

小西ひろゆき (参議院議員)
@konishihiroyuki
本件の私への攻撃が組織的なものとの指摘があり、Dappi事件と同じく違法性を検証しています。

私は憲法21条の言論の自由を断固守る議員ですが、違法行為には必ず法的措置を取りますので、youtubeなどを含め、名誉棄損等の違法行為を犯さないようにお願いいたします。

違法な情報は直ちに削除下さい。 


午後0:30 · 2023年3月13日

 

·ああ、どうやっても立証できないから、有権者を恫喝して黙らせたいってことですね。

こうなってくると、問題はいよいよクライマックスに入ってきた感じです。

 

 

 

エントリーわけました

 

www.inatei.com

 

共産党の宮本岳志議員が(おそらく)問題の転換点となる重要な質疑を行いましたので、エントリーを分けました。