本家いなてい

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日本ブログ村の政治ブログ・民進党(旧民主党・旧維新の党)で常時1位の誉れ高いブログ(なおエントリー数は2ブログ)

共産党・宮本岳志氏、小西文書が「行政文書ファイル管理簿」に存在していないことを暴露してしまう

 

えっ?!なんで共産党が政府側をアシストするような事やってんの?!

とびっくりしましたが、共産党の宮本岳志衆院議員が質疑を行い、総務省からとんでもない回答を引き出しました。

 

いやあ、しかしこれは物凄い大金星ですよ・・・なんで共闘相手を背後から撃つ真似をしたのかよくわからなないのですが、純粋な国民目線で言えば大金星。素晴らしい!

 

 

 

該当文書は「行政文書管理簿に記載されていない」

 

blog.esuteru.com

 

宮本岳志「この文書はどのような形で保存されていたのか」

 

総務省「総務省で電子的に保存されていた。確認した結果【”行政文書ファイル管理簿”への記載が行われておりませんでした】」

 

該当ソースに質疑の場は明記されていないのですが、3/16の衆院議員の質疑ですので、衆院総務委員会での質疑だと思います。

 

この質疑で、共産党の宮本岳志議員はいわゆる小西文書について、「行政文書ファイルに保存されていたのか?管理簿に記載されていたのか?どのような形で保管されていたのか?」と質疑します。

 

これに対し、総務省の小笠原行政流通局長は「該当文書は電子的に保管されていたもの。行政文書ファイル管理簿には記載されていない。適切に管理されていなかった」と答弁で明らかにしました。

 

 

つまり総務省は、管理簿上には存在していない怪文書を「行政文書」と認めてしまったといい事です。

 

これを論理的に理解することは難しいのですが、想像としては、小西氏の質疑をうけて松本総務相が総務省に調査を指示。総務省ではおそらく省内のサーバやPCに対する単純検索が行われこれがヒットし、「省内に電子ファイルが存在するから行政文書だぁ」と結論付けてしまったとか、そんな感じなんじゃないかと思います。

 

管理簿に記載されていない以上、正式な手続きで該当文書を払い出すことは不可能です。今までは「総務省の何者かが、総務省内の公文書を漏洩させた」という疑惑でしたが、この質疑により「総務省内の人間でも存在を把握できないはずのファイルがどこかから湧き出し、行政文書認定され、漏洩された」というより怪しさ満点の疑惑に昇華してしまいました。

 

立憲民主党の小西洋之議員は、誰からどのような形で情報入手に至ったのか、国会の場で明確にする必要があります。少なくとも、作成者として3名の名前を推測で述べているのですから、該当3名の証人喚問は最低限でも行う必要があると思います。

 

 

 

モリカケサクラの「桜を見る会」の時も、行政文書の所在を追求していた共産党

 

www.jcp.or.jp

 

 これまで、「桜を見る会」の招待者名簿を保存期間1年未満文書として「遅滞なく廃棄してきた」と答えてきた内閣府。宮本氏は「行政文書の管理に関するガイドライン」(内閣府)が行政文書は廃棄する際に廃棄簿に記載することになっていることなどを示し、招待者名簿の廃棄が記録されている廃棄簿などを示すように求めました。

 

 大塚氏は「保存期間1年未満の招待者名簿は廃棄簿等に記載する必要はない。記録・公表は求められていない」と強弁し、廃棄し記録にさえ残さない公文書管理のあり方を正当化しました。

 

共産党は過去にも、いわゆるモリカケサクラ(結局これらも野党はどう落とし前つけたんだろうね?)の「桜を見る会」関連の行政文書の所在を質疑していますので、今回のものを含めて純粋に省庁の文書管理体制の不備を指摘しているだけなのかと思います。

 

ちなみにこの時の質疑は、共産党の宮本議員とは言っても宮本岳志議員ではなく、宮本徹議員のほうでした。

 

 

 

いままでのあらすじ

 

www.inatei.com

 

これまでこの問題は↑のエントリーにまとめて書いてきましたが、今回の宮本議員の質疑は重要な転換点となりそうでしたので別立てエントリーとしました。

 

 

 

おまけ

 

TBS出身の杉尾秀哉議員(もちろん立憲民主党)と塩村文夏議員(もちろん立憲民主党)が、高市大臣の発言を次から次へと切り貼りしてデマを吹聴し、国会で罵詈雑言を並べ立てて怒鳴りちらしています。

 

まともな人間であればこんな連中には騙されないのでしょうが、世の中には簡単に扇動されてしまう人が一定数存在します。騙されないように、常に情報の精度をあげていかなければなりません。