
高市早苗首相とアメリカのドナルド・トランプ大統領は、日本時間の2026年9月26日午後9時からおよそ20分間、電話会談を行いました。
会談の概要と主な議題
この電話会談では、経済安全保障を含む経済や安全保障など、中国を巡る諸課題を中心に意見交換が行われ、日米の連携を確認しました。
会談終了後、高市首相は記者団に対し、トランプ大統領から米中首脳会談について詳細に説明があったと述べました。
米中首脳会談の説明と日米同盟の強調
高市首相によると、トランプ大統領からは24日に実施された米中首脳会談の内容について詳細な説明があったといいます。
また、米中両国が発表した成果文書に、アメリカと中国が第2次世界大戦で同盟国として戦ったと記された点については、高市首相が「私から日本と米国は今や最も信頼し合える同盟国となっていると申し上げた」と説明しました。
この発言は、米中の成果文書で第二次世界大戦における米中の同盟関係が強調されたことを受け、日米同盟の重要性を改めて確認する狙いがあったとみられます。
直近の日米首脳接触の経緯
今回の電話会談に先立ち、高市首相とトランプ大統領は9月23日(日本時間)にも、ニューヨークの国連本部で首脳会談を行っています。
この会談は3月以来となるもので、30分以上にわたり行われました。
国連総会での演説に先立って実施されたこの会談では、経済安全保障、関税、中国、北朝鮮、国際刑事裁判所(ICC)など複数のテーマについて意見交換が行われたと報じられています。
トランプ大統領からは高市首相に対し、「あなたは日本の総理大臣として大変すばらしい成績を残しています。歴史に名を残すことになるでしょう」という発言もありました。
円安を巡るやり取り
また、9月25日には、高市首相が日米首脳会談でトランプ大統領から「円安によって米国の貿易が厳しい」という指摘を受けたことを明らかにしています。
これに対し高市首相は、「一般論として、円の過小評価というのが問題であるという旨を申し上げた」と述べ、財政や金融に関する政府の取り組みは「変わらない」との方針を示しました。
今後の日米関係の展望
今回の20分間の電話会談により、高市首相とトランプ大統領は中国を巡る国際情勢について改めて認識を共有し、日米同盟の重要性を確認しました。
米中首脳会談の直後というタイミングでの電話会談実施は、日米が緊密に連携して中国対応に当たる姿勢を示す狙いがあったとみられます。
高市首相は9月下旬の訪米に合わせて、トランプ大統領との接触を模索しており、今回の電話会談はその一環と位置付けられます。
日米両国は国際刑事裁判所(ICC)や日本の財政政策を巡って立場のずれがあるものの、安全保障や経済安全保障の分野では協力を続ける方針です。
補足:3月の首脳会談との比較
なお、2026年3月19日(現地時間)には、高市首相がワシントンD.C.を訪問し、トランプ大統領と約90分間の首脳会談を行った後、夕食会に参加しています。
この会談では経済、経済安全保障、安全保障など幅広い分野で質の高い日米協力を具体的に進めることで合意しました。
今回の9月26日の電話会談は20分間と、3月の直接会談に比べると時間は短かったものの、重要な国際情勢の変化に対応するための緊密な連絡体制が維持されていることを示す結果となりました。
情報源
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