本家いなてい

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立憲民主党 枝野幸男元代表ら書類送検

 

立憲民主党の枝野幸男氏と柚木道義氏が書類送検されたました。

 

 

2024年衆院選の選挙演説において、対立候補の橋本岳前議員に関する発言が「事実をゆがめた虚偽の公表」に当たる疑いがあるとして、公職選挙法違反容疑で捜査対象となっている事案です。


まだ起訴・有罪が確定したわけではなく、「疑い」に基づく告発と捜査の段階です。

この件は、2024年10月の衆議院選挙の期間中、岡山4区で行われた街頭演説が発端になっています。


告発したのは選挙区とは無関係な一般有権者ではなく、選挙コミュニケーションの専門家として知られる麗澤大学の川上和久教授らで、橋本岳前議員側から相談を受けて告発に踏み切ったと報じられています。

告発状によれば、柚木氏は街頭演説で橋本氏の選挙を「セレブ選挙」と表現するなど、対立候補のイメージを損なう発言を行ったとされています。


川上氏らは、こうした発言が事実関係をゆがめて有権者に伝える「事実歪曲公表罪」に該当すると主張しています。

告発は柚木氏だけでなく、枝野幸男氏にも及んでいます。


問題とされているのは、枝野氏が応援演説の中で、橋本岳氏が「不正な支出」を行っているかのような印象を与える話をした点です。

告発側は、この枝野氏の発言が実際の事実に基づかないにもかかわらず、有権者に対して不正をしているかのようなイメージを広めたとして、公職選挙法の「虚偽の事項公表罪」に当たるとしています。


公職選挙法のこの規定は、選挙の公正を守る目的で、候補者に関する虚偽情報の拡散を禁じている条文です。

2025年4月時点の報道では、岡山県警は2025年4月9日付で告発を受理しており、その後の捜査を経て書類送検に至ったとみられます。


書類送検とは、警察が捜査結果をまとめた書類や証拠を検察庁に送る手続きで、「起訴すべきかどうかを検察が判断する段階に入った」という意味合いです。

この段階では、有罪はもちろん、起訴が決定したわけでもありません。


検察は、証拠の十分性や悪質性、社会的影響などを総合的に勘案し、起訴・不起訴・起訴猶予などを判断することになります。​

 

今回の件は、単なる「言い過ぎ」や口喧嘩レベルの問題を超え、「選挙でのレトリックがどこまで許されるのか」という線引きを正面から問う事案になっています。


公職選挙法は、候補者に関する虚偽・歪曲情報の流布を禁じる一方で、政治的批判や厳しい表現の自由も認めています。


そのため、事実に基づく批判と、事実を離れたイメージ操作との境界がどこにあるかが、今後の捜査・処分・裁判(もし起訴されれば)の焦点になり得ます。

また、枝野氏は立憲民主党の最高顧問、柚木氏も同党の衆院議員であり、いずれも「政治とカネ」や選挙の公正さについて他党を批判してきた側に属します。


そのため、自らの発言が公選法違反の疑いで捜査対象になったことは、党全体の道義的な説得力や今後の選挙戦術にも影響を及ぼす可能性があります。

報道によれば、告発当時、柚木氏と枝野氏は「公職選挙法違反に当たる演説はしていないと考えている」とコメントしており、法的責任を全面的に否定しています。


つまり、両氏の立場は「正当な政治的批判であり、事実をねじ曲げた虚偽の公表には当たらない」というものです。

今後は、検察が起訴するかどうかの判断を下し、仮に起訴されれば裁判を通じて、発言の具体的な内容、文脈、事実との関係性、選挙への影響などが詳細に検証されることになります。


有罪判決となれば罰則だけでなく、政治家としての信頼や今後の選挙への影響も大きく、逆に不起訴や無罪となれば、告発側・捜査側の対応が過剰だったかどうかが議論になる可能性もあります。