
文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」の2026年10月29日放送で、政治学者の御厨貴氏が高市早苗首相について「一種の自閉症」と表現したことがSNS上で拡散し、批判が広がっています。
番組の公式Xアカウントも、御厨氏が「高市さんは総理公邸に、暗い部屋に独りこもって本を読んだりするのが好きだっていう………これはね一種の自閉症ですからね」と述べた場面を投稿しています。
同投稿によると、御厨氏は続けて「自閉症ですよ。だって、要するに他の人の話を聴きたくないんだもん。聴きたいのは、自分がこう思っているということを裏書きしてくれる人の話」と述べたとされます
。ジャーナリストの鈴木博喜氏も、同様の内容を自身のXアカウントで投稿しており、発言の趣旨が複数のアカウントを通じて共有されていることがうかがえます。
問題の発言は、番組内のコーナー「メインディッシュ」で行われたとみられます。
番組公式アカウントは放送前に「まもなくメインディッシュ」と投稿しており、御厨氏の発言が番組本編のトークの中で出たものであることを示唆しています。
なお、現時点で文化放送や御厨氏側が発言の意図や訂正、謝罪の有無について公式に説明したことを確認できる情報は見当たりませんでした。
「自閉症」表現をめぐる論点
「自閉症」は医学的には自閉スペクトラム症(ASD)などに関わる発達特性を指す用語であり、特定の政治家の思考様式や行動を比喩的に断じる表現として使うことには、偏見や差別を助長しかねないという指摘がされています。
御厨氏の発言は、高市首相が人から話を聴かず、自説を裏付ける意見だけを求める人物であるかのように描写する内容でした。
一方で、発言の全文や前後の文脈、番組側の意図までは断定できません。
発言が冗談や比喩として意図された可能性もありますが、公的な電波で特定の個人を診断名に関連づける表現を用いたこと自体が、リスナーやSNS利用者の反発を招きやすいと考えられます。
あくまで、批判が広がる背景として表現の適切さが問われていると見るのが妥当です。
過去にも同番組で不適切表現
「大竹まこと ゴールデンラジオ!」では、2026年5月にも高市首相をめぐる発言が問題となりました。
作家の適菜収氏が高市首相の外交姿勢を批判する中で不適切な表現を用い、番組内でアナウンサーが謝罪したと報じられています。
今回の御厨氏の発言も、同番組における高市首相への表現をめぐる議論が再燃するきっかけになる可能性があります。
今回の件について番組が謝罪や訂正を行ったかどうかは、現時点で確認できていません。
今後、文化放送の対応や御厨氏自身の説明が示されるかが注目されます。
SNS上の反応
発言はX(旧Twitter)で拡散され、Yahoo!リアルタイム検索にも「ゴールデンラジオ 自閉症」「ゴールデンラジオ 不適切」といった関連語が表示されています。
このことから、発言の一部が切り取られて共有され、表現の是非をめぐる反応が広がっている状況だと推測されます。
ただし、SNS上の投稿数や批判の大多数を裏付ける統計は確認できていません。
拡散の規模や世論の分布については、今後の報道やプラットフォーム上のデータを待つ必要があります。
現時点で確実に言えるのは、番組公式アカウントと複数の利用者が同じ発言内容を投稿し、問題視する声が見られるということです。
今後の焦点
今後の焦点は、文化放送が放送内容について説明や対応を行うか、御厨貴氏が発言の意図を説明するか、そして高市首相側や関係団体が反応するかどうかにあります。
特に、発達障害や自閉スペクトラムの人々への偏見を避けるという観点から、放送メディアがどのような表現基準で対応するかが問われる可能性があります。
今回の件は、政治批判そのものではなく、批判の表現方法が公共の放送でどこまで許容されるのかという問題として受け止められやすいでしょう。
事実関係の確認が進み、番組側や発言者側の説明が出れば、論点はさらに明確になると思われます。
情報源
「差別用語でアウト」と批判続出…大竹まことの冠ラジオ ゲスト出演者の高市首相への“不適切発言”が波紋、番組内でアナウンサーが謝罪(Yahoo!ニュース)
《番組内でも謝罪》『大竹まこと ゴールデンラジオ!』ゲスト出演者の“不適切発言”に批判殺到(Livedoor ニュース)