
5月21日、中道改革連合の江田憲司前衆院議員(70)が神奈川県庁で記者会見を開き、政界引退の意向を表明しました。
2月の衆院選で神奈川8区から立候補したものの落選し、「民意を厳粛に受け止める」として政治活動に区切りをつけると説明しています。
江田氏は今後について、言論活動や出版に加え、弁護士資格の取得に挑戦する考えを明らかにしました。
YouTubeでも支持者への感謝とともに、落選について「力不足」と謝罪しています。
東大卒業後に通産省へ入省し、橋本龍太郎元首相の秘書官などを経て政界入りした江田氏は、みんなの党幹事長や維新の党代表、民進党代表代行などを歴任してきました。
2020年に立憲民主党に合流後は独自グループを率いるなど、長年にわたり政界で存在感を示してきました。
引退表明を受け、かつての仲間からは労いの声が相次いでいます。
元立憲民主党の吉田晴美前衆院議員はSNSで、党代表選時に支援を受けた経緯に触れ「心からの感謝と敬意」を表明しました。
中谷一馬前衆院議員も「多くを学ばせてもらいました」として引退を惜しんでいます。
一方で、同じく立憲出身の岡田悟前衆院議員は厳しい姿勢を示しています。
岡田氏はSNSで、江田氏が主導した「食料品の消費税ゼロ」政策について「本質を見誤っている」と指摘しました。
さらに、自身の名前が無断で政策グループの名簿に掲載されたと主張し、「政策以前に人としてどうなのというレベル」と強く批判しています。
これに対し、一般ユーザーからは「引退後の批判は遅いのではないか」との声も上がりましたが、岡田氏は「一貫して批判してきた」と説明しています。
政界を去るベテランへの評価は、功績を称える声と厳しい批判が交錯する形となっています。