
JBPRESS で、立憲民主党の存立危機問題が議題にあがっていました。
立憲民主党(立憲)が現在直面している存在感の希薄さや課題は、そのSNS戦略やオンライン上のイメージと深く関連していることが、西田亮介氏と吉田晴美氏の対談から明確に示されています。
立憲民主党は、政権奪取の機会をうかがう野党第一党であるにもかかわらず、党勢の伸び悩みが続き、多数派形成も不発に終わり、存在感を十分に示せていないという指摘があります。
この状況を裏付ける具体例として、吉田氏が共有した、社会人になってから大学院に入った友人の話があります。
その友人によると、同級生の大学院生たちの間では、SNSで国民民主党や参政党の話題はよく見られる一方で、「立憲の話題は全然出ない」という衝撃的な評価があったとされています。
さらに深刻なことに、「むしろ知らないよ」と言われてしまう状況があり、立憲に対して良いも悪いも、そもそも意見を持つほどの情報が来ていないことが判明しました。
この現状を受けて、その大学院生からは「立憲、広報(戦略を)変えるんだよね? 頑張んなきゃヤバいよ」と、広報戦略の抜本的な改善の必要性が指摘されています。
吉田氏はこのマイナス面を逆手に取り、プラスのニュースフィードをもっと増やしていけば状況が変わるのではないかと述べています。
一方で、立憲民主党は話題になっていないわけではなく、別の意味でオンライン上で存在感を発揮しているという指摘もあります。
社会学者の西田亮介氏は、立憲は「スケープゴートで叩かれている」、つまり「ちょうどいい叩き台」になっており、「サンドバッグ状態」にあると分析しています。
立憲がある種の塊として大きすぎるため、好き放題に「ボロカス叩かれてる」という認識です。
西田氏は、立憲民主党が叩かれやすい理由として、主に三点を挙げています。
一つ目は、現在の「保守人気」の潮流の中で、立憲民主党がどうしてもリベラルに見えてしまう点。
二つ目は、党の主張、特に憲法改正に関する「論憲」という立場が、論理的には「変えるか、変えないか」という二択の中ではっきりしていないように見える点。
そして三つ目は、小西洋之氏や米山隆一氏など、特定の議員がネット上で非常に高いプレゼンス(存在感)を持っており、彼らが立憲民主党全体を代表しているかのように思われてしまう強い印象があるという点です。
このイメージの偏りと党勢の停滞を打開するため、吉田氏は党の広報戦略において変革を目指しています。
吉田氏のミッションの一つは、立憲民主党が国会議員だけの政党ではなく、全国に1,200人の自治体議員を擁し、特に女性議員が多いなど、地域で活躍している基盤を前面に出していくことです。
世襲ではなく、初めて政治に挑戦し、地域で頑張っているこれらの議員たちが、「生き生きワクワクしながらこの仕事をしている」姿を引き出すことで、これまでの「ピラミッド型みたいな政治」のイメージを変えたいと考えています。
西田氏も、吉田氏の明るく攻撃的ではないパーソナリティが、タイミングよくSNSに「ハマれば、ネットでググッときそうな感じがする」と述べており、新たな広報戦略への期待を示しています。