本家いなてい

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日本ブログ村の政治ブログ・民進党(旧民主党・旧維新の党)で常時1位の誉れ高いブログ(なおエントリー数は2ブログ)

今際の言葉は「アベマに出過ぎた」極悪不法滞在クルド人強制送還

 

トルコ国籍の34歳のクルド人男性が、2025年7月8日午前に成田空港から民間機でトルコへ強制送還されました。

 

 

この男性は、2004年に来日して以来、20年以上にわたり日本に滞在していました。


男性は日本での滞在中、難民認定申請を6回にわたって繰り返していましたが、いずれも認められず、最高裁まで争ったものの敗訴が確定しています。


強制送還時には、5回目の難民申請が不認定となり、6回目の難民申請中でした。
申請が認められなかったため、男性は不法滞在の状態にあり、入管施設への収容が一時的に解かれる「仮放免」の状態が続いていました。

 

日本での生活では、男性は妻や兄の名義で解体工事会社を実質的に経営していました。
昨年1月には、自身が実質経営する会社が埼玉県の基金に100万円を寄付したことで、大野元裕埼玉県知事から感謝状を贈られていました。


また、メディアにもたびたび登場し、日本に在留するクルド人の現状を訴える活動を行っていました。


特にインターネットテレビの「ABEMA(アベマ)TV」には複数回出演し、その発言が物議を醸すこともあったとされ、男性自身も「今回収容されたのは、アベマに出演しすぎたせいかもしれない」と話していたと報じられています。


SNS上でも高級外国車であるフェラーリやクルーザーを運転する姿が知られ、在留クルド人社会ではリーダー的な存在であったとされています。

 

一方で、男性は複数の問題行動も報じられています。今年3月には、同居女性を殴ってけがをさせたとして傷害容疑で埼玉県警に逮捕され、その後釈放されました。


昨年4月には、男性が関係する解体資材置き場にクルド人100人以上が集まり、大音量で音楽を流すなどの迷惑行為で警察が出動する事態も発生しました。


この際、注意した市議に対し、「いまは日本人の理解が足りないけど、10年後はわれわれを理解する日がくる」と発言したとも報じられています。

 

今回の強制送還は、昨年6月に施行された改正入管難民法に基づくものです。


この改正により、難民申請が3回目以降の人を強制送還できるようになりました。


男性は6回目の難民申請中であったため、この規定が適用されました。


また、今回の送還は、出入国在留管理庁が5月に公表した「不法滞在者ゼロプラン」の一環とされています。


この計画は、約7万人にのぼる不法滞在者の中でも、特に強制送還を拒否する「送還忌避者」約3千人を今後5年半で半減させることを目標としています。


男性の送還は、この計画の柱である「護送官つき国費送還」として実施されました。


特に難民申請3回目以降の人や重大犯罪者がこの形式での送還の対象となっています。

 

送還時、男性は護送官に付き添われ民間機に搭乗する際、「入管を爆破せよ」と大声を出して抵抗しました。


しかし、最後はあきらめて泣いていたということです。


入管施設への収容中は、仲間に対し「入管に爆弾を投げてほしい」「入管の前で車のクラクションを鳴らしてほしい」などと抗議を呼びかけていたとも伝えられています。


男性は入管関係者に対し、「旅券を取り直し、近隣国を経由して日本に戻ってくる」と話していたとも報じられています。

 

男性はトルコ南部ガジアンテプ郊外の村の出身で、実家は集落でもひときわ目立つ2階建ての豪邸であるとされています。


昨年、産経新聞記者が現地取材した際に、男性は日本から携帯電話をかけ、「いまオレが軍隊を呼んだ。軍も警察もお前を探している」と話していたと報じられています。