2025/2/21の国会答弁で、医療費逼迫の原因として石破茂首相が「負担上限額が引き上げられるのは『キムリアやオプジーボを使っている患者がいるからだ』」と発言したとして、これが重病難病患者を見捨てる発言だ!!といことで大炎上しています。
が、これ「デマ」です。
デマのもととなったのは、おそらく東京新聞
首相は、高額療養費の利用者負担引き上げと医療費の削減に関して「せっかくだから申し上げておくが、キムリアという薬は1回で3000万円。有名なオプジーボが年間に1000万円」と指摘。「1月で1000万円以上の医療費がかかるケースが10年間で7倍になっている。何とかしないと制度そのものがもたない」と述べた。
ただこの記事の可読部を読む限り、首相答弁では「高額薬価の具体例」としてたまたま2種類の薬価を例示したに過ぎません。
石破総理「せっかくだから申し上げておくが、キムリアという薬は1回で3000万円。有名なオプジーボが年間に1000万円」と指摘。
— ねこZ3 (@NecoZi3) 2025年2月23日
「ひと月で1000万円以上の医療費がかかるケースが10年間で7倍になっている。何とかしないと制度そのものがもたない」… pic.twitter.com/eApIcrZVtJ
そして隠されている部分にもいろいろ書いてあるのですが、ここは無料アカウントを作れば読めるので各自登録して読んでいただきたいのですが・・・
実は「全国がん患者団体連合会の轟浩美理事」が「立憲民主党の会合」で「負担上限額が引き上げられるのは『キムリアやオプジーボを使っている患者がいるからだ』と思う人もいたのではないか」と発言したという、「第三者による、事実の指摘ではなく個人的な見解」を記事に書いていただけでした。
あと論点をわざと逸らす連中
あと非常に気になったのは「論点摩り替え」です。
高額医療による財源逼迫があり、医療崩壊を防ぐために財源をどうにかしなければならない!という問題提起に対し、「この制度のおかげで助かってる人もいるんだぁ!」とかアホかと。
そんな事はみんな百も承知なので、肝心要の財源をどこから捻出するか?という提示がなければはっきり言って語る価値などありません。論点の摩り替えです。