おいおいちょっとまってくれ
高市早苗候補「企業の内部留保の使い道を明示させる」
あかんこいつ・・・内部留保が何だかわかってねえ
自民党の総裁選に出馬している高市経済安保担当大臣は、企業の内部留保について、使いみちを明らかにすることで、従業員の給与アップや企業の投資促進につなげたいという考えを示しました。
高市氏は「内部留保の使い道を明示することで、従業員の給料アップや投資促進をしたことがオープンになった方がいい」と語った。
内部留保とは・・・企業が利益からあらゆる流出分を差し引いたもの(現金とは限らない)
内部留保とは、企業が生み出した利益から税金や配当、役員報酬等の社外流出分を差し引いたお金で、社内に蓄積されたものを指します。
まず内部留保というのは、企業が利益から税金などの流出分を差し引いたものです。
税金をきちんと払った末に残ったものに対し、なぜ政府があれこれ指図できるのか。訳がわかりません。
つまり、バランスシートの右側に記載されている内部留保は「どのように調達したか」の記録でしかなく、それを「どのように保有しているのか」、現金なのか株なのか設備なのか、内部留保の額だけを見てもまったくわからない。
内部留保=現金がいかにとんでもない勘違いかこれでわかっていただけたのではないかと思う。
内部留保というのは、勘定項目では利益剰余金にあたります。BSの貸方・純資産です。これが借方・資産では何に該当するのかというと、そんなもんわかるわけねえじゃんというのが答えです。1:1で対応している訳ではありませんので。
なので、たまたま内部留保に相当する額を現金で持っているのであれば使うこともできますが・・・実際には、有価証券やら固定資産やらすべての資産を合算した上でのなんぼかが内部留保に相当します。
それを強制的に「使え!」というのはどだい無理な話・・・いやしかし、前回の総裁選でも唐突にMMTを持ち出して批判されたらいきなりインタゲを持ってきたし、今回は内部留保云々と言い出すし、言ってることが共謀左翼そのまんまやん。高市さん。