本家いなてい

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日本ブログ村の政治ブログ・民進党(旧民主党・旧維新の党)で常時1位の誉れ高いブログ(なおエントリー数は2ブログ)

エクストリーム経済大国・韓国・ウクライナ侵略と中国ロックダウン

 

ウクライナ侵略と中国ロックダウン

 

2022/2/24、ロシアがウクライナに侵略を開始します。

 

 

当初誰もが「軍事力に圧倒的な差があるため、ウクライナは数日のうちに降伏し、ロシアの勝利で終わる」と考えていたこの戦争は、ロシア軍が物量にモノを言わせて力押しを試みたためにウクライナに防御し切られ、その後戦況は膠着。欧米のウクライナ支援により、ロシアはむしろ戦線の後退を余儀なくされる等、長期化の様相を呈してきました。

 

西側諸国はほぼ一致してロシアに経済制裁を仕掛けましたが、原油や天然ガスといった資源、小麦をはじめとした農産物の輸出元であるロシアとの対立を恐れた韓国は同調しませんでした。これにより西側諸国から疑惑の目を向けられたのみならず、ロシアからも輸出停止をふくめた恫喝を受ける事態に陥ります。

 

天然資源の輸出停止の影響は大きく、もともと新型コロナ禍によりOPEC+が石油の原産で協調し、価格が高止まりしていたとこにロシアの報復が加わった形になります。特に天然ガスをロシアからのパイプライン経由での供給に頼っていたドイツをはじめとした欧州諸国では、その影響がダイレクトに発生しました。

 

天然資源や農作物の世界的な不足は、世界各国でインフレを巻き起こしました、中でも、通貨の脆弱な韓国はこの影響を強く受けることになりました。

 

これと同時に発生したのが、中国ロックダウン問題です。中国は5年に1度の党大会を控えており、習近平総書記の3期目を万全にするため、新型コロナ感染者が発生した都市を完全に「都市封鎖」することで、感染撲滅を目指していました。特に上海市の都市封鎖の影響は深刻で、輸出額の多くを中国貿易で賄ってきた韓国は、一気に貿易赤字国に転落します。都市封鎖は特定都市で1回のみ行うというものではなく、その後あらゆる都市で何度も実行されることになります。当然、韓国の貿易もダメージを食らい続けました。内需が貧弱なため、輸出が滞るとたちどころに経済が悪化します。