本家いなてい

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新型コロナでサプライチェーンの中国離れ加速?「優位性維持」と中国当局

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新型コロナウィルス問題で、経済に関してみんな何となく目をそむけてきていたであろう問題があります。

 

レコチャイでその辺のニュースが出ていたので、間違ってるの覚悟の上で書いておこうと思います。

 

特に「部材を輸入して自国で生産する」箇所に焦点を当てます。

 

 

 

レコチャイ:新型コロナでサプライチェーンの中国離れ加速?「優位性維持」と中国当局

 

www.recordchina.co.jp

 

新型コロナウイルスの影響でサプライチェーン(部品供給網)の中国離れが加速しそうな気配だ。中国での生産や物流が停滞し、日韓両国などの企業に混乱が広がっているためだ。これに対し、感染拡大を抑え込んだとする中国当局は「優位性を維持」とアピールしている。

 

この記事ですが、要するに中国との取引が多い日本と韓国、特に依存度の高い韓国は、新型コロナウィルス問題で中国の生産・購買活動が停止した影響をもろに受ける、というお話です。

 

 

 

自国にとって一番都合の良い条件の相手から輸入したほうが有利なはず・・・

 

現在、日本など製造業の国ってのは、中国のように人件費などを低く抑えられる国で部材を生産・調達し、国内で生産して輸出するような方法を取っています。

 

人件費などが安ければ安いほど利益がでますが、中国の人件費が高騰してきたため、東南アジアに拠点を移すケースもあります。

 

まあ、中国の場合はいったん中国に進出したが最後、縛りがきつくて逃げだそうにも逃げ出せないとかあるみたいですがそれは別のお話。

 

この「より安いところから部材を調達する」というのは、企業が利潤を追求する集団である以上当然といえば当然の選択なのですが・・・

 

一番有利なところ一辺倒で契約していると、有事の際にサプライチェーンが崩壊してしまい、すべての生産が止まってしまいます。

 

これは東日本大震災の時に実際に発生していまして、東北地方に工場を持つ企業(車産業とか)が長期間の生産停止を余儀なくされています。

 

その時にこの「一本足打法」の問題点が指摘されたのですが、新型コロナウィルス問題で「中国コケたらみなコケた」になっていますので、日本企業もこの点はあまり改善されていないようです。韓国は言わずもがな。

 

 

 

複数の輸入ルートを確保していれば、一方で問題が発生しても影響は限定的なはず

 

んじゃ何故企業は「一本足打法」を続けているのかというと、というか言うまでもないんですが、複数の相手と契約した場合、どちらかは絶対に「最適の取引先」ではなくなってしまうわけです。二番目かも知れないけど。

 

その「ちょっとだけ不利」な条件が、競合他社との競争に負ける要因になっちゃったりします。

 

利益や効率を取るか、安全を取るかですね。

 

 

 

結局、どちらが正しいとは一概に言えない

 

「万が一」のことを考えれば、複数の調達先を確保しておくべき・・・なんですが、平時からそのような調達を行っていれば、その分コストがかかる等の問題があって不利になってしまう。

 

この回避方法は思いつくもので2ケースほどあります。

 

1つは「在庫を確保しておく」方法で、部材生産途中のものを余分に確保しておく方法です。そうすると、仮に天災などで部材の輸入が滞った場合でも、ある程度の期間は生産活動を続けることができます。

 

ところが、会社というものは「債務超過になっても何とかなるが、目先のカネが無くなったらぶっ潰れてしまう」。

 

本来なら現金として手許にあるカネだったはずのものが、余分な在庫になってしまっている。或いは、本来なら売れて現金になっているはずの製品が、売れずに在庫になってしまっている。これが原因で現金が不足し、倒産してしまうかもしれない・・・という問題があります。

 

 

もう1つは、調達先を複数確保し、しかもそれらの相手に対して自分にとってもっともよい条件を飲ませる、という手です。

 

そんな事ができるのか?!というと実際にやってる企業がありまして、アップル社なんかが有名です。唯一無二のブランド力があればこそで、取引先はその恩恵にあずかるため、不利な条件でも取引を行わざるを得ない。

 

まあ、他の企業がおいそれと真似できる手ではないです。

 

結局、デメリットを覚悟の上で、利益や効率を取るか、安全を取るかしかないです。今回は中国の生産が新型コロナウィルスで止まりましたが、今後生産拠点が中国以外の国メインにうつったとしても、同じ問題は相変わらず発生します。