スマホ使って「忘れ物防止（分離アラーム）」をやってみた

f:id:inatei:20191112182205p:plain

先日ちょいと遠出したのですが、いつもは車で行くところを、急遽新幹線使って行くことになりました。

そうなると、普段からほとんど手ぶらで鉄道に乗っているだけに、スーツケースの置き忘れが心配・・・

ということで、「忘れ物防止（分離アラーム）」っぽいことをやってみました。

いわゆる「忘れ物防止タグ」ですが、既に Tile という製品を持っています。

Amazon で二束三文で売ってるものなので、持ってる方も結構いるんじゃないかと思います。

これがどんな働きをするのかというと、予めスマホにアプリを入れておき、Bluetooth で接続させておきます。そうすると、ちょっとどこに置いたか忘れた時、スマホから指示を出すことで音を鳴らせて、モノの場所がわかるというものです。

問題は、Bluetooth 接続が切れた時点では「接続が切れた場所を記録しておく」ことしかできず、アラームを鳴らす等の動作ができないことです。

スマホとの Bluetooth 接続が切れた時に何らかのアクションを起こしてくれないと、忘れ物の防止というのができません。

列車内にスーツケースを置き忘れてもしばらく気がつかず、時間がたってから「あっ！」と気がついても後の祭り。

そうではなく、せめて列車から降りる前に気付きたいのです。

調べてみたところ、たとえばこの「FINDORBIT」などの高めの製品であれば、分離アラーム機能があるようです。

しかし、注文して発送を待つ時間が無かったのと、何よりえらい高いブルジョワ仕様。

そうなんです。

忘れ物防止タグ製品でなくても、「何か」をスマホと繋げておいて、セッションを監視＆接続が切れた時にアラームを出せばいいんです。

そんなわけで、それができそうなアプリをまず探してみました。

ここまで来てアレですが、Android の話です。iPhone は知らん。

この MacroDroid ですが、「○○というイベントが発生した」場合、「○○という動作を行う」という設定ができます。

f:id:inatei:20191112192055p:plain

これが実際の設定画面です。

「トリガー」に「デバイスから切断時」とありますが、これは Bluetooth 機器「Phase」との接続が切れた場合に何か行う、という意味です。

「アクション」では、具体的に何を行うかを指定します。ここでは、忘れ物警告メッセージを出力し、バイブレーションをかけて警告する、という動作を指定しています。

あとは、Bluetooth 機器「Phase」をスーツケースの中にぶっ込んどけば、スーツケースからある程度離れて接続が切れた時にアラートが発生し、忘れ物を防止できる・・・という算段です。

さてスマホ側のソフトインストールと設定は良いとして、肝心の接続相手はどうしよう・・・

これは普段からスマホにつなげている Bluetooth 機器であれば何でも良いのですが、私の場合はたまたま持っていた MISFIT Phase を使いました。

あらかじめスマホと Bluetooth 接続しておくと、接続が切れた時にアラートが飛び、再度近づくとまたセッションがつながる・・・という動作をしてくれます。

この実験は大成功で、思ったとおりの動作をしてくれました。

ただ不安だったので、結局「乗り換え時刻直前になったらアラートを出す」というマクロも仕掛けてたんですけどね。

Bluetooth の通信相手ですが、むかーし使っていた古い Android マシンを使ってもテストしてみました。

Android 端末同士の場合、単に Bluetooth 接続しただけではダメで、すぐにセッションが切れてしまいました。

Bluetooth テザリングをかける方法だと、近くにいる限りセッションがつながっていて、良い感じに動作します。

但し、当然ながらセキュリティが・・・

本家いなてい