日本時間の本日4/14頃、米国・トランプ大統領が、米軍にシリア・アサド政権攻撃を支持しました。英仏合同作戦です。
トランプ大統領、シリア攻撃命令を発表
トランプ米大統領は13日夜(日本時間14日午前)、シリアの化学兵器使用疑惑を巡ってシリアに対する攻撃を命令したと発表した。
先日、シリア・アサド政権の化学兵器(サリンなど)使用が顕在化したことから、にわかに勃発した「米国によるシリア・アサド政権攻撃の噂」は、本日現実のものとなりました。
英仏との共同作戦であり、会見が行われた日本時間10:00の時点では、既に攻撃が開始されていたようです。
攻撃終了の目途は、「シリアの化学兵器使用を止めるまで」とのこと。
標的は「化学兵器施設」
今回の攻撃のターゲットは「化学兵器工場」ということで、シリアの首都ダマスカスや中部ホムス県の化学兵器関連施設が攻撃されている模様。
アサド政権の後ろ盾であるロシアの警告を無視した形ですが、トランプ大統領はむしろ「今回の攻撃はロシアがその約束を守らなかった結果だ」と、ロシアを非難しています。
英仏も参戦
一方、マティスさんや英仏の発言としては、「とりあえず限定的な攻撃で、場合によっては継続もあり得る」程度の感覚のようです。
シリア政府側は現時点で公式な反応を示していませんが、米国のトマホーク13発をMDで撃墜した、という情報が入っています(日テレニュース24)。
シリア国営メディアは14日、アサド政権軍が米英仏の攻撃に応戦し、これまでにダマスカスに飛来した13発のミサイルを防空システムで迎撃したと報じた。
・・・と思ったら、朝日新聞に同じ情報が来てますね。
極東情勢への影響はまだ読めない・・・。限定的な攻撃で終われば良いですが、露中を同時に敵に廻した両面作戦は米国といえど厳しい(ので、この間に北朝鮮が行動を起こす可能性がある)。