本家いなてい

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東京外環道千葉区間(ちば外環)、6/2に開通!!

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「東京都心の渋滞対策の要」と言われてきた、「東京外環道千葉区間」通称「ちば外環」の開通日が決定しました。

 

2018/6/2です。

 

 

6/2ちば外環開通!!

 

trafficnews.jp

 

 国土交通省関東地方整備局とNEXCO東日本関東支社は2018年3月23日(金)、外環道の三郷南IC~高谷JCT間15.5kmが6月2日(土)に開通すると発表しました。

 

「都心の渋滞対策のキモ」と言われながら、工事が遅れに遅れていた「東京外環道千葉区間」通称「ちば外環」。ようやく開通することになりました。

 

開通時期は、私が知っている限り2度延期。去年末に「2017年度内の開通は無理。6月にずれ込む」と言われていましたので、まあ6月ってことは6/30の土曜日かな?と思っていたところ、まさかの月初めでした。

 

 

 

難航に難航を重ねたちば外環

 

「ちば外環」の工事が難航した理由は、主に3つあります。

 

まず、ルートが松戸~市川という「人口密集地帯のど真ん中を通過する」点。騒音や排気ガスといった、環境汚染の問題が出ていました。この対策として、構造は主に「半地下構造」となり、上に公園を造るなどの対策を行っています。

 

次に、同様の理由から「移転を拒否する住民が続出」した点。中でも丸一鋼との土地買収交渉は難航を極め、ここが買収できないがために着工できないという事態が何年も続きました。

丸一鋼管、東京外環道の土地収用に対応、工場移転・新設

 

最後のダメ押しは、京葉JCT付近の工事が難航したことでした。これは単純に、外環道本線・インター線・京葉道・側道のR298・総武本線・京成本線・県道6号などが重なり工事が複雑になることが原因でした。

 

 

 

これで都心の渋滞の解消効果が期待できる

 

「ちば外環」は都心の渋滞解消の切り札とも言われていますが、中でも湾岸道と中環道の接点である千鳥町付近の渋滞、中環道の小菅ー堀切間の渋滞は激減するものと期待しています。

 

千鳥町の渋滞は、単に「千葉-埼玉間のトラフィックが外環に移る」ことで解消します。

 

大きいのは小菅ー堀切間で、ここの渋滞の原因は首都高6号線が向島線(都心側)と三郷線(常磐道側)に分かれていることに起因します。これにより、小菅-堀切間に6号線と中環道のトラフィックが集中し、大渋滞を発生させています。

 

特に外環内回り(6号線下り)は、それぞれ片側2車線の道路が合流しながら合流後は3車線となる構造。これは外環開通と同時期に4車線化するようですが、この絞り込みで無駄に渋滞が発生していました。

 

当然、双方の道をクロスして行き来する車も多く、事故の温床ともなっていました。

 

ちば外環が開通することで、これらに起因する渋滞がほぼ解消される筈です。

 

 

 

京葉道の渋滞は未知数

 

さて都心の渋滞はまず間違いなく解消されそうですが、問題は京葉道です。

 

いままで京葉道は都心から北へ抜けるルートが乏しく、千葉-埼玉間のトラフィックはもっぱら湾岸道(東関道)に迂回していました。京葉道が外環に接続すると、千葉ー埼玉間の直通ルートができますので、今まで湾岸線に逃げていたトラフィックが京葉道に流れ込むと思います。

 

接続の悪い首都高・中環からのトラフィックが一気に新ルートに流れ込む可能性も高く、これによる新たな渋滞が発生した場合、その解消は、関越道からアクアライン経由で千葉に向かうルートである「東京外環道東京区間」の開通を待つことになります。