元・みんなの党代表の渡辺喜美さんのブレーンをやっていた室伏謙一さんが、立憲民主党を盛大にディスっておられました。
納得できる主張とそうでない主張が交錯していました。
イロモノの影響でブレた?立憲民主党
安倍総理の施政方針演説への代表質問、記者会見や各種メディアでの発言、民進党との統一会派をめぐる発言を聞く限りにおいては、枝野代表は結党の理念を忘れず、衆院選で掲げた「国民との約束」からブレることなく真っ直ぐ、愚直に進んで行っていることに疑いを挟む余地はないだろう。
この冒頭の主張を見た瞬間に、「えっ、自分で憲法改正試案を出しておきながら憲法改正に反対したのはまさしく”ブレ”なんじゃないの?」と思ったのは、私だけではあるまい・・・。
この室伏さん、続けて「蓮舫さんが参加したことで、党の基本政策がブレていく」と説いています。
その理由として蓮舫さんが「行政改革して歳出削減」「財政再建のためにプライマリーバランス(財政規律)黒字化」といった主張をしている事を指摘。
「持続可能な財政構造の確立=歳出削減という事ではない」「財政健全化=プライマリーバランス黒字化という事ではない」と主張されています。それじゃあどうやって財政構造を改善するのか、財政を健全化するのかには触れていません。
もっとも、そもそも「財政健全化」を行う必要があるのかについて、私は懐疑的なんですけどね。
話がそれた。
結局「蓮舫さんの主張が立憲民主党の党としての主張とどう異なるのか?」が、ここまででは分かりませんでした。
「蓮舫さんの声が(物理的に)あまりにも大きすぎるため、党としての本来の主張がかき消される」といった趣旨のところは、その通りだと思います。
キワモノ議員ナガツマン
次に、立憲民主党に参加した元・みんなの党議員について、こう評していました。
今や立憲民主党所属議員となった旧みんなの党系議員たち(以下、旧みんな系)と言えば、スキャンダル追及のような質問を忌避し、純粋に政策論の質疑を志向し、質問回数も多く、質問好きの議員が多い。
うん。身びいき凄い(笑)
注目を最大限惹きつけるために旧民主系が重要視するのは、相変わらず、目立つこと。そうなると、せっかく準備した政策論の質問は後回しにされ、場合によっては予算委員会ではなく他の委員会での質疑に回され(要はていのいい“ボツ”である)、スキャンダル追及や失言を引き出して上げ足を取るための質疑を優先するよう半ば強制されるといったことが起きているようだ。
これはまあ、おっしゃられている通りでしょう。
昨日もまさにその通りのエントリー書いちゃいましたし。
昨年の衆院選で立憲民主党の公認候補に投票し、「立憲民主党」と書いた比例票を投じた有権者は、どのような「厳しい目」で「監視」していくのだろうか。「立憲民主党のことだから大丈夫だ。枝野代表がいるから大丈夫だ。立憲民主党の粗探しをするな、足を引っ張るな」といったようでは、熱狂的な安倍政権支持者や「信者」、ネトウヨの類と基本的に同じである。
そして最後は「突然のジミンガー」&「突然の有権者バッシング」で幕を閉じていました。
おまけ:産経新聞さんが民進党の大塚耕平代表をディスる
民進党の大塚耕平代表(58)が就任してから2月上旬で100日が経過した。大塚氏は分裂した野党勢力の再構築を目指すが、調整力不足が目立ち、党勢回復の道筋はまだ見えてこない。
これを言っちゃったら元も子もないけど、なんで大塚耕平さんを代表にしちゃったんでしょうか?他に代表任せられる人は・・・いないか・・・
大塚氏は2月1日の記者会見で、就任時に掲げた「ポリティカル・イノベーション(政治的革新)」の進捗について問われ、こう答えた。
ポリティカルイノヴェイション!!
そんな面白い単語喋ってたんか(笑)
しかし「政治的革新」って、それまんま共産党じゃね?
ポリティカル・イノベーションという言葉はあまり浸透していないが、昨年の衆院選で分裂した立憲民主党、希望の党が民進党を中心に再結集し、政権交代を実現することを意味する。
それ民主党・民進党に戻るだけの話では・・・
どこが「革新」なのー?!
記事は更に3ページにわたって続きますが、野田佳彦さんが希望の党を忌み嫌っている等過去に何度か出た話題で締めていました。