本家いなてい

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クレジットカード業界下剋上!並みいるステータスカードの頂点に立ったカードそれは(早速追記)

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クレジットカード業界に激震です。

 

「自社発行カード*1」の「取扱高」の順位(トップ)が、この2017/4月~2017/9月期ついに入れ替わりました。

 

 

 

「楽天カード」天下布武!敵は並みいるステータスカード

 

www.nikkei.com

 

みんな表向きボロクソに言っていますが、きっと誰もが持っている「楽天カード」。みんな大好き「楽天カード」。

 

その楽天カードさんが、並みいる強敵の群れからのし上がってついに頂点に立ちました!!

 

 

楽天カード下剋上の変遷

 

 

この「自社発行カードの取扱高」の変遷ですが、片手間の調査では時系列で追うことができませんでした

 

おいこら

 

しかし、ちょこっとだけ情報がありますので、そこをかいつまんで書いてみましょう。

 

まず2013年度の「クレジットカードショッピング取扱高」順位ですが、こちらはくだんのクレジットカードの読みものさんに出ていました。大元の出自は不明。たぶんクレディセゾン公式のどこかから持ってきたんだと思います。

 

news.cardmics.com

 

 

これによると、2013年度の覇者はクレディセゾンでした。

 

  1. クレディセゾン:16.1%
  2. 三井住友FG(三井住友カード、セディナなど):15.6%
  3. 三菱UFJ FG(三菱UFJニコスやジャックスなど):14.7%

 

この時点では、楽天カードは7位(6.4%)に過ぎませんでした。

 

 

これが2014年度になると、順位が若干変動します。先ほどの情報から1年後の情報が、「クレジットカード(サイト名本当にこれで良いのか?)」さんに出ています。

 

credit-carduser.seesaa.net

 

  1. クレディセゾングループ:15.7%
  2. 三井住友フィナンシャルグループ:15.0%
  3. 三菱UFJフィナンシャルグループ:14.6%

 

これによると、上位3グループは変動が無いものの、占有率が若干下がっていることがわかります。

 

ちなみに2013年度4位のイオンファイナンシャルは9.0%→8.9%へ、5位のJCBも8.5%→7.9% に下落。6位のトヨタファイナンシャルに至っては、7.8%→5.8%と2ポイントも落としています。

 

上位6グループが軒並み下落する中、7位の楽天カードのみが6.4%→8.1% に増加。JCBプロパーとトヨタを抜き、5位に浮上しています。

 

 

今回の日経報道の調査期間は半年、それも売り上げでの比較のため、占有率は分かりません。それでも、過去の情報から推測すると、楽天カードは現時点で少なくとも15%以上のシェアを確保しているのではないでしょうか?

 

 

 

還元率で群を抜く楽天カード

 

楽天カードの還元率は異常

 

クレジットカード会社の中で、楽天カードだけが伸び続けている理由は、やはり「楽天市場」など楽天系列での高還元率にあるでしょう。

 

それなりに額のかさむものを買い揃えられる上こともあって、「人を呼びやすいし高額決済を得られやすい」という特徴があります。「お買い物マラソン」や「楽天スーパーDEAL」といった、インフレ的に還元率があがるサービスもあります。

 

本来この高還元率は「楽天カード株式会社」の負債にになる筈ですが、これらは楽天グループ各社の販促費になるためカード会社の負担にはならないようです。これが競争力上の強みでしょう。

 

※但し、楽天カード決済額の8割は「楽天系列以外」というお話もありますので、優位に立てた原因は他にあるかも知れません。

 

 

類似の(オンラインショッピングで有利)形態のサービスはいろいろありますが、アマゾンで AmazonCard を使った場合は還元率2%程度、Yahoo!ショッピングで YJ カードを使った場合でも還元率 3%です。

 

お買い物マラソンやDEALまで含めると、還元率ではこれらは太刀打ちできないでしょう。

 

 

クレディセゾンやイオン、エポス(マルイ)などは自社デパート等のオンラインショッピングで還元率を上げていますが、やはり品揃えでどうしても劣る点、還元率で楽天より劣る点が否めません。

 

というか、ポイントサイト経由で同等の還元率得られますしね。これらのカード。

 

 

エキナカなら楽天カードを凌駕するカードも

 

唯一対抗できるとすれば、VIEWカード系列でしょうか?

 

単純な還元率ではやはり楽天カードには及びませんが、JR東日本の駅構内では「VIEWカードしか使えない」という アコギな 囲い込みを行っています。

 

定期券や切符、優等席切符など、それなりの価格の商品の取り扱いが、VIEWカードのみ限定で行われています。さすがに、楽天カードはここには食い込めません。

 

但し、VIEWカードはBIC Suicaカードやイオン等他会社との提携カードが多いことから、自社発行カードでの比較では弱いでしょう。

 

www.inatei.com

 

利用シーンがおもにJR東日本管内に限られる点も、楽天より不利か。

 

 

リアル店舗では?

 

やはり「自社発行カード」の場合、囲い込みのため「自社系列の店舗」で優遇する一方、他店ではやや弱い点が否めません。

 

オンライン等と単純に比較しても、経済圏の大きさは楽天>JR>>>>各グループ程度の差になりますので、やはり楽天カードの優位性は変わらないかと。

 

 

よく分からないのがトヨタカードで、これがそこそこ上位に食い込んでいる理由がちょっとわかりません。車のパーツとかで優位性があるのだろうか?

 

車体本体を買うとしたら、できてもアメックスかダイナースぐらいでしょうし・・・

 

*1:つまりカード会社が他の企業や団体と提携せず、単独で発行しているカード