Apple 社渾身のスマホ・iPhoneX(アイフォーンテン) の売れ行きが芳しくない模様。
アナリストにより差はあるものの、「販売低調」の観測多し
ロイター通信によると、アナリストによって差はあるものの、多くのアナリストの見解としては iPhoneX の販売状況は低調とのこと。
理由はいくつも考えられますが、まずサイズです。大きくなりすぎたことで敬遠された、という面があります。
次に、デザインが変更されてしまったこと。表示面積を増やした影響で画面上部に切りかけができ、嫌気されたことが1つ。
そして何より、価格が非常に高価であることが挙げられます。
「画面上部の切かけ」は Apple 社のデザインミス、「価格高騰」は表示デバイスに有機ELという「韓国三星が寡占状態にあるデバイス」を採用してしまったことによる影響です。
つまりこの2つの欠点は表示デバイスに「有機EL」を採用したことによるところが大きいのですが、液晶でもデザインの自由度がました今、液晶に対する有機ELの優位性は「有機ELである」という名前ぐらいしかない状況です。
将来的には消費電力で優位に立てるポテンシャルを持ちますが、今のところまだ液晶にかなわない状態です。現時点で有機ELを採用すれば、ライバルである三星に足元を見られる結果なることは自明でした。Apple 社の戦略ミスといえるでしょう。
Apple 社株が3%下落!
台湾メディアの経済日報が25日、11月発売の新型スマートフォンの「iPhone(アイフォーン)X(テン)」の販売低調を理由に「アップルがiPhoneXの2018年1~3月期の販売目標を5000万台から3000万台に引き下げた」と報じた。
26日の米国株式相場では、Apple 社株が3%近く下落しました。
この原因として、台湾メディアは「Apple 社が iPhone の1~3月期の販売目標を引き下げた」ことが原因と言われています。
時期 iPhone では、少なくとも全モデルが有機EL採用となるわけではないとの報道が出ています。
また iPhoneX の有機ELは「低温下で応答しなくなる」という不具合があり、パッチの配布で問題を回避した、というお話もありました。
なんでも iPhone の有機ELが低温下で動かなくなうそうで、この対策として無駄に CPU を動作させて発熱させて回避しようっていう内容のパッチだそうです^^;
まあこの話はどこまで事実かわかりませんが、ちょっと気になる話でもあります。
AppleがiPhoneX以外にシフト
米アップル<AAPL.O>がデバイスの品ぞろえやサービスを拡充させるなか、新型旗艦機種「iPhone(アイフォーン)X(テン)」頼みの傾向が薄れたとの見方が出ている。
年末商戦を含む四半期決算には、最新旗艦機種の需要が決定的に重要とされてきた。しかし、こうした動きが変わりつつあるようだ。
Apple社に限った事ではありませんが、年末商戦ではフラグシップの商品を前面に押し出して攻勢を仕掛けます。
しかし今季の場合iPhoneXの不調もあり、注力するポイントを他の商品へとシフトしているとの事。
なおiPhoneXは売上が見込みより少ないようですが、他の商品で稼げるので全体としてはトントンになるようです。