あの中華人民共和国で、「人間バーコードバトラー」なる禁断のバトルが展開されているとのことです。
えっまじでそんな事やりよるんか?!
髪の毛の本数バトル?!
いやいやいやいや
それは流石にあかんでしょう
人間の「信用」で戦う!それが人間バーコードバトル!!
1990年代前半に流行した「バーコードバトラー」を覚えている人はいるだろうか。
実は現代中国の社会においては、生身の人間を使ってこれと同様のバトルができるのだ。ここで「戦闘力」の基準となるのは、芝麻信用(セサミ・クレジット)の信用ポイントだ。
いやあ、びっくりした。
先ほどの禁断の先入観のおかげで、もう記事本文見ても全然おどろきませんでした。
要するに、信用機関(CICやJICCとか)の情報をスコアリングして出し合う、って事ですね。
“「失信被執行人リスト」、通称「老頼リスト」(踏み倒し者リスト)とは、契約を履行しなかった不誠実者を公開するデータベースだ。(中略)契約を守らず金を支払わない、裁判で負けても判決を遵守しない、そうした踏み倒し行為を念頭に置いた制度だ”
日本でもクレジットカード会社などが信用情報の査定をおこなっているが、中国のセサミの場合は対象とする消費がアリババ社の電子マネー・支付宝(アリペイ)を基準としたうえで、消費やビジネスと直接関係がない平素のマナーや交友関係なども評価に含む点が大きく異なる。
意識の高いSNSで適当にお茶濁しとけば、いくらでも数値誤魔化せる感が半端ない。うーんこの
どんなステータスの人がどんな数値になるの?
セサミのスコアは最低が350点で、最高が950点。公式のアナウンスによると、350~549点が「やや劣る」、550~599点が「中程度」、600~649点が「良好」、650~699点が「優秀」、700点以上が「極めて優秀」となっている。
5段階ですので、ど真ん中の「良好」が事実上の中程度という事でしょう。
上は青天井。
【信用バトラー1号 国有企業さん】
[年齢・性別・学歴]30代前半 女性 大卒
[出身地・住所]広東省汕尾市出身、深セン市在住
[職業]国有企業社員信用ポイント:715「極めて優秀」
わかる
【信用バトラー3号 ネトゲ廃人くん】
[年齢・性別・学歴]30代前半 男性 中卒
[出身地・住所]湖南省の農村出身、広東省深セン市郊外在住
[職業]ネトゲ廃人、短期労働者信用ポイント:580「中程度」
ネトゲ廃人が中程度・・・とはいえ、実際には5段階評価の2なのでこんなもんか?
結局この数値ってどんな意味なの?利用目的は?
「これって、単に支付宝でお金をいっぱい使って、ちゃんと払っていればポイントが上がるシステムなんじゃないですかね。僕は個人事業主ですから、店の仕入れなんかでも支付宝を使うことがある。だから点数が高くなるんじゃないでしょうか?」
さよですか。
中国人がこの「信用数値」を表に出す理由ですが・・・
特に理由がある訳ではなさそうです(←?!)
共産党一党独裁政権の支配下にあって、個人情報やプライバシーの概念が希薄であるが故に、こういう事に抵抗が無いみたい。
ただ、公開はともかく信用情報を気軽に覗けるのはいいですね。クレカ作るときやローン組む時ぐらいしか使わなそうだけど。(日本でも金出しゃ見れますけど)