昨日お伝えしました通り、8/27の茨城県知事選では、自公推薦の大井川和彦候補が現職の橋本昌候補を破る結果となりました。
政府与党の底力を、うっかりアピールしてしまうマスコミ
投票率は43.48%で、前回(31.74%)を11.74ポイント上回った。
知事選は3日の内閣改造・自民党役員人事後初めての大型地方選で、自民党は岸田文雄政調会長ら幹部が相次いで応援に入った。公明党も保守分裂選挙では異例の推薦に踏み切り、公明党の山口那津男代表らが現地入りして支持を呼びかけた。
昨日書いた通り、茨城県政の傾向として「県知事選は現職が圧倒的に有利」です。今回も、公示時点では現職が圧倒的に優勢だったと思います。
報道各社は、「自民は国政選挙並みの体制」「公明は分裂選挙では異例の推薦」と報道。おそらくは「汚い政党政治の前に清く美しい市民派が敗れた」という印象操作を狙ったのだと思います。
しかし今回の選挙では「鉄壁の支持を誇る現職知事を破るほど、自公支援の影響力は強い」というアピールになってしまっているようです。
なかったことにされた横浜市長選
自民党は7月の東京都議選と仙台市長選で連敗し、危機感を強めていたが、知事選勝利で局面転換に向けた足がかりを得られたとの声がある。しかし多選批判の追い風に加え、民進党が自主投票だったこともあり、与党内には「逆風はやんでいない」と警戒感も強い。
東京都議選は小池百合子都知事率いる「都民ファーストの会」に肩入れした報道の過多により、「都民ファーストの会」圧勝は事前から報道されていました。
仙台市長選も、土地柄に加え保守分裂の影響があり、民進党系の郡和子候補が勝利するとの予測が多い選挙でした。
続く横浜市長選は野党が分裂したこともあり、自公公認の現職・林文子候補の優勢が伝えられており、その通りとなりました。
都議選や仙台市長選では「与党が敗れた」「安倍政権の求心力低下」が盛んに喧伝されましたが、与党側が勝利した横浜市長選は報じられず。今回も、まるでなかったかのようにされているようです。
政府・与党陣営は、横浜市長選・茨城県知事選という主要地方選で2連勝中です。
死角は無いな?3補選へ
続く10月の衆院青森4区、新潟5区、愛媛3区補選の結果は安倍晋三首相の衆院解散・総選挙の時期も含めた政権運営に直結する。9月下旬からの臨時国会では野党は新任閣僚などに追及を強める構えで、公明党の斉藤鉄夫選挙対策委員長は「勝ってかぶとの緒を締めなくてはいけない」とのコメントを発表した。
まだ「噂レベルの話」ですが、9月下旬から臨時国会がはじまるそうです。野党が「国政とは無関係の、しかもまったく何の問題もない話」をさも大問題であるかのように騒ぎ立てることは、目に見えています。
政府与党には、くだらない罠に引っかからないように気を引き締めて頂きたいもの。
「陰謀」に気がついたタマキンが失踪
そういえば、先日「加計ワインセラーは陰謀」とツイッターランドに投稿した民進党のタマキンこと玉木雄一郎さんが、このツイートを最後に消息不明となっています。
闇の勢力に消されてしまったのでしょうか?心配です。
支持率、一ヶ月で戻っちゃいました
日本経済新聞社とテレビ東京による25~27日の世論調査で、安倍晋三内閣の支持率は46%となり、内閣改造を受けた3、4両日の緊急調査から4ポイント上がった。不支持率は3ポイント低下して46%で、支持、不支持が拮抗した。政府が導入を目指す、働く時間ではなく成果に応じて賃金を払う「脱時間給制度」に関しては、賛成が43%と反対の35%を上回った。
マスコミと野党の悪質なプロパガンダにより、7月末に急落を見せた内閣支持率。
当時マスコミ各社はは嬉しそうに繰り返し報道し続けましたが、なんか一ヶ月経ったら元に戻っちゃったようです。
臨時国会では、まともな政策論争がおこなわれることに期待したいですが・・・民進党がまず無理って以前に、臨時国会まで民進党持つのだろうか?