おばはんフィギュアマニアな国民性のおかげで、「日韓通貨スワップ協定」の再締結協議を中断されてしまった、さまよえる国・ウリナラ。なんか、麻生副総理兼財務相にいろいろバラされたもんで、激おこカム着火なんだそうです。
元々「日韓通貨スワップ協定」は締結されていたのですが、韓国側が一方的に破棄しました。このような行為は、当然ながら国の信頼を失いますので普通ならできませんが・・・韓国は気軽にやります。調べる余裕がなくうろ覚えで恐縮ですが、韓国は確か当時かなり対中接近しており、「中韓通貨スワップを締結してもらえたから日韓通貨スワップいらねえ」とか、そういうノリで破棄しちゃったんじゃなかったかと思います。
この時の韓国側の態度は非常に不遜であり、麻生氏を激怒させたのです。そういった経緯がありながらも、韓国通貨危機を防ぐべく日本は再締結協議に応じています。にもかかわらず、韓国は自らの「おばはんフィギュア」問題のせいで中断されてむしろ逆ギレ。
面倒くさい国ですね。
ここでようやく結論ですが、日韓通貨スワップは「（基軸通貨である）日本円を担保とすることで、（いつでも紙切れになりかねない）韓国ウォンの信用を高める」というのが目的です。財閥の破綻が相次ぎキャピタルフライトが起きてますが、日本円による後ろ盾があれば防止できる。一方、日本にとっては「万一の時に韓国ウォンが保証してくれるったって、ウォン自体紙切れになるの目に見えてるじゃん」という協定。日本にとっては、再締結する価値は無いのです。韓国にとっては、死活問題なんですけどね。
※中韓スワップも概ね同様ですが、中国による韓国経済支配の意図が強い点と、RMB 自体がキャピタルフライトを起こしている点に留意。
豪韓スワップは、豪ドルが基軸通貨でない以上、純粋な意味での通貨スワップにとどまるでしょう。
