本家いなてい

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日本ブログ村の政治ブログ・民進党(旧民主党・旧維新の党)で常時1位の誉れ高いブログ(なおエントリー数は2ブログ)

「余命三年時事日記vs弁護士懲戒請求事件」で、橋下徹さんと猪野亨さんが奇しくも共闘

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 なんか「余命三年時事日記」というブログで扇動された人たちが弁護士2名に懲戒請求を出しまくったところ、弁護士側から提訴されまくるという事件が起きたそうです。

 

個人的には余命三年時事日記にうさん臭さを感じていたので放置していたのですが、なんかここにきて面白いことになってきたみたいです。

 

 

 

余命三年時事日記「ネット掲示板に書き込んで」→懲戒請求3000件

 

news.careerconnection.jp

 

弁護士への不当な懲戒請求が相次ぐ中、請求を受けた弁護士自身が、請求者の提訴に踏み切ることになった。今回、訴訟を起こすのは佐々木亮弁護士と北周士弁護士。5月16日に会見を開き、損害賠償請求を行うと発表した。

 

「余命三年時事日記」というのは多分ネトウヨ系のブログです。多分・・・というのは、厨二病こじらせた感が凄まじすぎて、保守を自認する私ですら手を出すことを憚られるというそういう世界だったりします。

 

なので正直なところ、本当のところどうなのかは知らんのです。

 

なんか今回に限らず弁護士に対する懲戒請求ネタを繰り返していたようで、「今回」の件が具体的にいつどのように煽られたものなのかはわかりません。

 

ともかく、そのブログで弁護士2名に対する懲戒請求を煽ったところ、のべ3000件の懲戒請求が発生。弁護士側は、これに対して損害賠償請求で応じたようです。

 

 

 

 

橋下徹さん「弁護士側の行為は、護士法56条の品位を失うべき非行事実」

 

 

https://t.co/yb5BzFMeJk
①懲戒請求した一般市民に対して、法的措置を執るこの弁護士たちの態度振る舞いは言語道断。しかも和解金を取るという。一般市民に対する脅しというほかなく、弁護士法56条の品位を失うべき非行事実にあたるとみなすことも可能。

橋下徹 (@hashimoto_lo) 2018年5月17日

 

橋下徹さんは弁護士資格を有していますが、「懲戒制度は、大量の懲戒請求が発生することも想定している」「実際には、綱紀委員会が一括して処理する(ので、請求却下にさしたる手間暇はかからない)」「今回の請求など、実際には単純に一括却下される」とのこと。

 

問題は、一般市民はこの懲戒請求権を有するという点です。弁護士側は損害賠償を請求するという形で、この権利の行使を妨害したことになります。

 

 

 

あの猪野亨さんまで・・・「かえって弁護士の品位が損なわれる」

 

blogos.com

 

 私にしてみれば、今回の佐々木弁護士、北弁護士の行っている請求自体が過大であり、それこそ弁護士としての品位を欠く、つまり弁護士自治を貶める行為と考えざるを得ません。

 

普段は左偏重で嫌われがちな猪野亨さんですが、今回は「単純に乗せられた一般人にまで訴訟を起こすのか?」「弁護士側の要求のほうが過大で、弁護士の品位を損なう」と言及、賛同の声が大きくなっています。

 

猪野亨さんのほうは「弁護士個人ではなく弁護士会としてどう対処するかの問題」としており、橋下徹さんの「懲戒請求権の改正を訴えるのがスジだ」という主張とややかぶるようなかぶらないようなもやもやした感はあります。