本家いなてい

本家いなてい

日本ブログ村の政治ブログ・民進党(旧民主党・旧維新の党)で常時1位の誉れ高いブログ(なおエントリー数は2ブログ)

「小池・前原ショック」で労働連合(民進党支持母体)も分裂待ったなし!!

f:id:inatei:20180224084141j:plain

 

「小池百合子・前原誠司ショック」の結果、大分裂を起こしてしまった民進党。

 

その影響は、支持母体である労働連合にまで波及してしまっています。

 

 

 

分裂を余儀なくされる連合

 

www.sankei.com

 

 連合が窮地に陥っている。民進党がばらばらになったことで、支持政党をめぐって傘下の産別の足並みがそろわず、組織として分裂の兆しも見える。連合本部は民進党系勢力の再結集を働きかけるが、難航が予想される。九州・山口の連合関係者は、来年の統一地方選や参院選を憂い、焦りを深めている。 

 

この記事は九州ローカルのものですが、全国的にみても同じような動きがおこっていることは、何度かお伝えした通りです。

 

www.inatei.com

 

民進党の支持母体であった「連合」が、民進党の分裂によりそれぞれ支持政党を変えつつあります。元々、対立する組織を無理やりまとめたのが「連合」という組織ですので、分裂すべくして分裂するとも言えます。

 

 

 

労働組合は、もともと産業別に存在、そして対立していた

 

f:id:inatei:20180224084957p:plain

 

このへん、えらく雑に解説してみましょう。

 

間違ってたらごめんなさい。

 

労働組合、つまり会社に対し「労働者の権利を護る」ための組織ですが、元々産業別にまとまっていました。この絵の下側に書いてある、「日教組」とか「総評系」とか「同盟系」というやつです。

 

総評系や日教組は政策上左翼色が強く、社会党とくに左派を支持していました。

 

同盟系は、民社党を支持。社民党と名前が似ているので間違われやすいのですが、民社党という政党は右翼色が強い政党でした。

 

労働組合も野党も、この関係によって対立していました。

 

 

 

まず、政権交代!対立点を調整することなく合流!!

 

f:id:inatei:20180224085656p:plain

 

しかし、「支持政党が野党のままでは、いくら政治献金を出したところで要求(政策)が実現しない!!」という当然の問題に気がついた労働組合さんたち。

 

肝心な政策の対立は放置して、「まず政権交代!」という目標をたて、むりやり合流を画策します。

 

そして政治の世界では、民社党や日本新党、新党さきがけ、社会党等「非自民連立」がついに政権を取ります。いわゆる「細川・羽田政権」です。これは羽田政権が勝手に瓦解、しかも社会党の影響力低下策が恨みを買い、社会党の離反を招きました。

 

社会党が宿敵である自民党と組んで「自社さ連立政権」が誕生。社会党は政権与党の座に残ります。総評系は、自民に不満を持ちながらも自社さ政権を支持。

 

一方、下野した民社党や日本新党、新党さきがけ。分裂と合流を繰り返した結果、「新進党」が誕生します。こちらは同盟系が支持。新進党は社会党から非自民票を奪う形となり、その結果社会党は瓦解します。

 

政権は自民に戻り、新進党はやがて民主党(一次)に集約、社会党は大量の離党者(民主党に参加)を出し、社民党と改称して細々と食いつなぐ日々になりました。

 

非自民の政党はほとんどが民主党に集約、労働組合も政策の対立を無視したまま合流し、「連合」が誕生しました。

 

 

 

そして分裂へ

 

f:id:inatei:20180224092114p:plain

 

政策のすりあわせを行わないまま合流したツケは、終始民主党~民進党の足かせとなり続けました。

 

昨年の「小池百合子・前原誠司ショック」の結果、民進党は四分五裂してしまいます。その主な対立は、「立憲民主党vs希望の党・民進党」でしょう。

 

先日立憲民主党が「原理的な反原発政策」を発表しましたが、これは「総評系」の支持を受けているためです。逆に言うと、原発維持を訴える「同盟系」の支持をうけることは絶望的になった、という事でもあります。

 

逆に、希望の党・民進党側は「同盟系」が支持。このため希望の党と民進党は、立憲民主党との合流は困難、原理的な反原発政策にも合意することはないはずです。

 

 

こうしてみると、民進党分裂は起こるべくして起きた現象であり、本来真っ向から政策が対立するもの同士がすっぱり分かれてスッキリした、という感がなきにしもあらずです。

 

岡田克也さんと細野豪志さんの「排除の理論」をめぐる感情的な対立はありますが、希望の党と民進党の合流には労組の抵抗はほとんどないでしょう。

 

逆に「連合として訴えている」立憲民主党を含めた再合流は、同盟系と総評系の対立があり、その意味でも困難なんじゃないかと思います。