本家いなてい

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日本ブログ村の政治ブログ・民進党(旧民主党・旧維新の党)で常時1位の誉れ高いブログ(なおエントリー数は2ブログ)

小池百合子さん闇落ちの原因が報じられているけど悲しみしかない

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昨年の都知事選から今年の都議選にかけて破竹の勢いで快進撃をつづけながら、わずか3か月後の衆院選で惨敗して急激に失速した、小池百合子さんの話題が昨日今日とちらほら出てきています。

 

大晦日なので、1年の振り返りって事なんでしょうね。

 

 

 

日経新聞の分析結果は、まあ既存のマスコミ報道と同じ

 

www.nikkei.com

 

有料記事なので引用はしませんが、概ねこんな感じの分析をされていました。既存のマスコミ報道を踏襲したものと言ってよさそうです。

 

  1. 当初は東京とその周辺のみの地域政党とする筈だったが、都議選で圧勝したが故に勘違いした
  2.  国政と都政でねじれていた公明党を裏切って新党を設立したため、公明党の逆鱗に触れた
  3. 保守政策を掲げたことで、連合東京が離反した
  4. 排除の理論」で有権者が離れた

 

この分析結果ですが、マスコミの願望だけが前面に出ていて実際の要因分析としての精度は微妙なところだと思います。

 

 

東京都+その周辺の地域政党なら成功した?

 

日経新聞によると「当初は東京+その周辺のみでの立候補を計画していたが、都議選であまりにも大勝したため欲が出た」としています。

 

しかし「市場移転」や「五輪」など都政での失政は広く知られており、「都民ファーストの会」に恥じず、そのツケを周辺県に押し付けようとする姿勢に周辺県住民は辟易していました。

 

この姿勢は特に五輪問題で顕著で、五輪組織委員会と都が負担する筈の開催経費を周辺県に負担させようとしていました。

 

mainichi.jp

 

このため、周辺県+都市の逆鱗に触れています。

 

この現象から鑑みると、希望の党が東京都+周辺県だけの地域政党だったとしても、獲得議席数は限定的だったのではないかと思います。

 

その場合、民進党との合流はない、つまり現職議員がほとんどいない状態での選挙戦を余儀なくされますし。

 

 

公明党の制止を振り切って新党を設立したため、公明党が離反した?

 

これは間違いなく影響したと思います。

 

都知事選から都議選にかけ、公明党は小池都知事と都民ファーストの会の支持・共闘に廻りました。これは国政での自公連立とねじれており、下手をすればすぐにでも国政で与党連立から離脱をしかねない、危険な賭けでもありました。

 

小池百合子都知事が国政政党を設立するとなれば、公明党は自民党と連立を組んでいる関係上、どちらかとの協力を破棄しなければなりません。

 

そのため公明党は都知事の国政進出を制止し続けてきましたが、都知事はそれを聞かずに国政に進出。そのため、公明党は離反してしまいました。都知事はむしろ、首班指名の一件で公明党に露骨なおべっかを使い、逆鱗に触れています。

 

公明党支持票が離反したことは、希望の党が失速した大きな要因でしょう。

 

 

保守政策を掲げたことで、連合東京が離反した?

 

これは「正しいけれども分析不足」といえます。

 

確かに「保守」宣言により連合が離脱するに至ったことは正しいのですが、もともと都議選で都民ファーストの会を支援していたのは文字通り「連合東京」だけです。当たり前ですね。

 

連合全体は、相変わらず民進党の支持母体です。国政選挙では、連合全体を語るべきでしょう。

 

そして連合の支援が得られなかった理由ですが、「保守」自体が直接の原因ではなく、「保守」により「民進党革新系が離反した」ことにより「連合票が民進党革新系に流れた」ということだと思います。

 

 

「排除の理論」で有権者が離れた?

 

これも先の項目と類似した内容で、分析結果としてもやはり同様に微妙です。

 

「排除の理論」原因説はマスコミが好んで使っています。つまり「民進党全体を受け入れなかった度量の狭さが、急失速につながった」という説です。

 

しかし小池百合子さんは元々「民進党全体を受け入れるということはしない」と何度も明言していますし、政策で候補者を取捨選択する姿勢はむしろ支持されていました。

 

その意味では「排除の理論」説は的外れなのですが・・・。

 

先の「保守」宣言に加えて「排除の理論」が出てきたことで、民進党革新系の離反を招いてしまったことは事実です。すなわち立憲民主党の誕生を許してしまいました。

 

立憲民主党には民進党革新系、つまり連合票の多くがそちらに流れてしまいました。民進党と「共闘」関係にあった共産党は、選挙区の票を希望の党ではなく立憲民主党に廻します。まあ当然ですね。

 

つまり公明党支持票全体・民進党支持票の大部分・共産党支持票全体が、小池百合子さんから離反しました。自民票も小池百合子さん本人の離党で離反しており、希望の党議員の得票は「本人たちへの支持+民進党支持票のいくばくか+小池百合子支持票の残り分」といった僅かな数になっていました。

 

また「保守」+「排除の理論」で、生活の党?(政党名ころころ変えるのでよく分からん)が立憲民主党についたことも痛手でした。いわゆる「小沢一郎党」です。

 

民進党議員の多くは希望の党が公認しており、立憲民主党が擁立できる候補者数には限りがある筈でした。

 

しかし過去の選挙で大量の落選者を出していた「小沢一郎系」元職が立憲民主党側に廻ってしまったため、彼らを立候補させて復職させるという事態を、希望の党は招いてしまいました。

 

ということで、「排除の理論」も原因といえなくはないですが、分析としてはかなり不足しているなという感じがします。

 

 

まとめ

 

ということで、日経新聞の分析を〇×△で評価すると、だいたい半分ぐらいの精度ってところですかね・・・。まったく的外れって訳でもないけど、うーん・・・って感じです。

 

  • 当初は東京とその周辺のみの地域政党とする筈だったが、都議選で圧勝したが故に勘違いした・・・×
  •  国政と都政でねじれていた公明党を裏切って新党を設立したため、公明党の逆鱗に触れた・・・〇
  • 保守政策を掲げたことで、連合東京が離反した・・・△
  • 排除の理論」で有権者が離れた・・・△

 

しかし、第一印象の「なんじゃこりゃ?!」といった感覚と比べると、極端に的外れって訳でもなかったのかな。

 

 

 

おまけ:若狭勝さんがなんか言ってる

 

blogos.com

 

こっちは政局ばかりで政策無視、私怨だけのとても情けない内容でございました。

語る価値ありませんでした。