本家いなてい

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TPP は大幅合意で2019年にも発行見込み、一方 RCEP は難航

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大規模な経済圏構想が、いくつか立ち上がろうとしています。

 

中は、既に「一帯一路構想」を進めています。

しかし参加国が中国の制御下に入ってしまう点や大国・インドを包囲していたり印パの係争地をあたかもパキスタンの領土であるかのように扱うなど、経済協力というよりは中華帝国の実効支配の道具としての面が強いです。

 

 

  

RCEP難航

 

www.nikkei.com

 

 東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉に参加する16カ国は12日、フィリピンで閣僚会合を開き2018年以降も交渉を継続することを確認した。当初目標としていた年内の合意を断念。18年は閣僚・事務レベルともに交渉回数を増やし、まずは全部で15ある交渉分野の重要項目について早期の進展を図ることを確認した。世耕弘成経済産業相が会合後、明らかにした。

 

RCEPは広域FTAの中でも、日米に加え中国が入るなど特に巨大な「自由貿易協定」です。

 

ただし参加国の経済規模に差がある上、中国がTPPに対抗する目論見で動いている面があるため日米との足並みも揃わないという状況が続いています。

 

「自国保護を優先する印中」vs「自由貿易を要求する日濠」といった構図、「電子商取引(EC)のルール整備を要求する日本」vs「情報統制を優先する中国などの独裁国家」といった構図もあります。

 

こういった状況から、実際に成立するかは予断を許さないという以前の状況です。

 

 

 

TPPは大筋合意

 

www.nikkei.com

 

米国を除く環太平洋経済連携協定(TPP)に参加する11カ国は11日、大筋合意した新協定「TPP11」の内容と閣僚声明を発表した。

 

TPPも、太平洋岸を取り囲む巨大な「自由貿易協定」で、甘利明経済再生担当大臣(当時)の尽力もあり成立直前までたどり着きました。

 

しかし甘利さんが政争で一時表舞台から去り、更に時を同じくして「トランプ大統領の誕生した「参加国中最大の経済規模を誇る」米国が離脱し、暗礁に乗り上げていました。

 

その後「将来の米国の復帰を視野に入れて」米国の絡む20項目を「凍結」した上で、先日一旦「合意」を発表。しかし、その直後にベトナムやカナダが一時合意を否定するなどの波乱があり、再度深夜の交渉を経ての合意となりました。

  

 

www.nikkei.com

 

 環太平洋経済連携協定(TPP)に参加する米国を除く11カ国による新たな協定の大筋合意の交渉が最終局面を迎えている。離脱前の米国を含む12カ国でまとめたオリジナル版の協定のうちルール分野で一部を凍結するものの、関税撤廃の約束はそのまま残す見通しだ。

 

 新協定は実質的に11カ国によるTPP(TPP11)だ。保護主義に傾くトランプ米大統領が離脱を決め、TPPは瓦解する懸念さえあった。11カ国の議論を主導する日本の努力を評価したい。

 

TPPは他の広域FTAと異なり、貿易・経済ルールの質を特に高く設定している点があげられます。

 

RCEPで対立項目となっている「電子商取引(EC)の自由化」も実現する見通しです。

 

 

 

AJCEP(日本アセアン経済連携協定)は最終合意

 

www.nikkei.com

 

 日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)の経済連携協定(AJCEP)で12日、積み残しとなっていた投資・サービス分野を協定に組み込むための交渉が終わり、双方が最終合意した。

 

日本とASEAN間で協議中だったAJCEP(日本アセアン経済連携協定)は、最終合意にまでたどり着いたようです。

 

外資参入の緩和やサービス業貿易の自由化が柱で、類似の条項を含むTPPはともかく、自由化レベルで劣るRCEPにとっては足枷になりそうです。