本家いなてい

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日本ブログ村の政治ブログ・民進党(旧民主党・旧維新の党)で常時1位の誉れ高いブログ(なおエントリー数は2ブログ)

民進党代表選の前原・枝野両候補に武蔵野市議が原発政策を質問したと話題に

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民進党の川名雄児(かわな・ゆうじ)武蔵野市議が、民進党の代表選に立候補している前原誠司さん&枝野幸男さんに、原発政策の質問をしたということで物凄く話題に

 

なってませんよねやっぱ。

 

 

 

というかそもそも質問おかしくね?

 

質問項目は片手落ちもいいとこでしたが、こういうのを調べてくれること自体は有難いことであります。

 

blogos.com

 

民進党代表選挙へ立候補を予定している枝野幸男候補予定者と前原誠司候補予定者へ主に原発政策について質問をしたところ、回答が寄せられた。

 

原発政策についての質問という事ですが、質問を要約するとこんな感じでした。

 

  1. 民進党の「2030年代原発ゼロ」政策を続けるか? 
  2. 原発を廃止するための工程表をつくるべきでは?
  3. 原発ゼロ基本法案」を臨時国会へ提出するか?
  4. 原発は、前提3条件がクリアされない限り再稼働させないか?
  5. 自治体議員とのコミュニケーションを活性化すべきでは?

 

 

5番はもはや原発無関係としても、ほんと片手落ちもいいとこ(笑)。

 

原発を止めろやめろ」とお経を唱えるだけなら誰にでもできますが、それを実現するためには様々なリスクを解消していかなければなりません原発を停止する=現在原発のおかげで見えなくなっている問題が、顕在化するという意味ですから。

 

すなわち、最低でもこれだけは確認しなければ、話になりません。

※太陽光は安定電力たり得ないので、敢えて打消しておきます。

 

  • 代替の安定電力をどう確保するのか(火力?太陽光?地熱?それらに対するリスクにはどう対処?)
  • 代替電力の財源、燃料資源、土地資源、人材資源をどう確保するのか
  • 代替燃料が必要な場合、輸入経路をどう守るのか

 

 

 

枝野幸男さんの回答は、いつも通り言質ゼロ

 

枝野さんの解答は、例によって「努力する」「着手する」「目指す」だけで、とりあえず「着手さえしておけば、完成しなくても約束守ったことになる」程度の内容でした。まあこの回答に価値は無いでしょう。

 

  1. 「2030年代原発ゼロ」に向け努力する(実現するとは言ってない)
  2. 早急に工程表の作成に着手する(完成させるとは言ってない)
  3. 法案の年内の国会提出を目指す(提出するとは言ってない)
  4. 前提条件が満たされない限り、再稼動を認めることができない(認めないとは言ってない)
  5. 「エネルギー・環境調査会」役員、メンバーに自治体議員を登用する

 

というか、全国規模で考えなきゃならない、NIMBY*1の典型的な政策であるエネルギー政策に、地域のエゴむき出しで参画させちゃうんか。

 

 

 

前原誠司さんの回答は1つだけ言質とられてるけどどーすんだこれ

 

つか1つ1つの解答が無駄に長いぞ。

 

  1. 「基本政策合意」を堅持し、原発のない社会を実現していく
  2. 具体的な工程は重要なので議論していく(議論だけっすか)
  3. 次期臨時国会での提出も含めて党内で議論する(議論だけっすか)
  4. 3条件が前提だと考える(考えるだけっすか)
  5. 耳傾けてコミュニケーション取って手と手を繋いでゴール!

 

前原さんも「議論」「考える」だけしか答えていないのですが、1番の「原発基本政策合意を堅持するか?」の質問に対し、なぜか「原発の無い社会を実現」という余計な言質を与えてくれちゃっています。

 

どうやって実現するんでしょうか?

 

まあ何とかするんじゃね?

 

知らんけど。

 

 

 

折も折、台湾では原発停止による大停電が・・・

民進党が能天気に「原発反対!」と騒いでいる間、お隣の台湾は大変なことになっていました。

 

www.bloomberg.co.jp

 

台湾で15日夕方に大規模な停電が発生し、600万世帯余りが数時間にわたって影響を受けた。蔡英文総統はこの問題で公式に謝罪した。

 

今回の停電は複数の要因が重なり合って起きた。最近の台風でインフラが損傷していたところを例年にない暑さが襲った。蔡政権が脱原発を進めていることで家庭向け、事業者向けの十分な電力供給が綱渡り状態になっていることも背景にある。

 

李世光経済部長(経産相)は停電への対応の責任を取るとして、その前に辞任を申し出た。16日の台湾紙、中国時報は1面の全面を使い、事態を深刻化させた蔡政権の対処能力および脱原発の主張に疑問を投げ掛けた。

 

 

www.jiji.com

 

電力供給は完全に復旧したものの、批判の矛先は林全行政院長(首相)にも向けられ、脱原発」政策を進める民進党蔡英文政権に打撃となりそうだ。

 

 昨年5月に発足した蔡政権の脱原発政策にも暗い影を落としている。台湾ではただでさえ夏季の電力需給が逼迫(ひっぱく)しがちだが、蔡政権は電力源の1割超を占める原発を2025年までにすべて廃止し、再生可能エネルギーへの転換を進める方針だ。今回の停電により電力供給に対する社会の不安が広がる恐れもある

 

蔡英文総統は日本の保守派に近い考えの持ち主だと思われがちですが、ことエネルギー政策に関しては、日本の旧・民主党菅政権の大失敗から何も学んでいなかったって事ですね。。。

 

 

 

終わりに

 

設問が「とりあえず原発廃止ありき」で、それにより発生する巨大なリスクにどう対処するかという観点が無いのはいただけません。

 

引用元ブログの更新タイミングが台湾の大停電と重なり、台湾民進党の現実と日本民進党の妄想が対比さやすいタイミングになった面もあります。

 

しかし、枝野・前原両候補とも同じような回答を曖昧にしただけではあったものの、こういう質問を投げかけること自体は素晴らしいと思います。

 

前原さんから余計な言質を引き出したのはナイス!!

 

*1:Not In My Back Yard”(うちの裏には作るな=必要なのは分かるが近くに作られるのは嫌)