本家いなてい

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GPIFの運用益がすごい黒字?!社会保険とは何?というか年金って何?

年金手帳を持つおじいさんのイラスト

 

GPIFの運用益が、 4~6月の3か月で5兆1153億円(収益率3.54%)に達したそうです。

 

GPIF・・・と聞いてもピンとこない人もいるんじゃないかと思いますが、「確定拠出年金」と言えば、聞いたことがある気がするんじゃないでしょうか?これの運用法人のことです。

 

年金についてはどうしても一言二言書いておきたいことがありましたので、このニュースのついでに書いときます。

 

 

 

GPIF(確定拠出年金)がすごい黒字!ところで確定拠出年金って何?

 

www.bloomberg.co.jp

 

世界最大の年金基金年金積立金管理運用独立行政法人GPIF)の4-6月の運用収益は5兆1153億円、収益率は3.54%となり、4四半期連続で黒字となった。国内外での株高と対ユーロでの円安が寄与した。

 

ゼロ金利で銀行預金もほとんど利息がつかない時代に、3%(ってことは年利12%か?!)の利益ってすごいと思いません?!

 

 

確定拠出年金」は、企業年金の一部(+自腹も可)を毎月少しづつ出して、株のプロに運用して貰おう!という制度です。

 

投資信託の一種とも言えますね。

 

年金というと、若い世代ほど「俺たちは物凄い金額を払ってるのに、どうせ貰えないんだ!」と不満の的になっています。人口が減ってきているせいです。

 

そんな状態なので、いくらお年寄りが「こんなに少ない年金じゃ生きていけない」と言っても、若者に今以上の負担を強いることもできない。

 

そこで将来貰えるはずの年金を株のプロに運用して貰って、増やしてしまおうというのが確定拠出年金です。

 

もちろん、運用に失敗すれば減りますが・・・そこはプロの腕を信じるしか。

 

なお、企業年金には従来の「給付型」もあり、こちらはある程度金額が安定します(運用はするけどゆるやか)。自営業などの場合は、IDECOってのがあります。

 

 

 

それはともかく、公的年金はちゃんと払っておこう!老後の備えだけではない、公的年金の有難さ

 

はい本当に書いておきたかったのは、こちらです。

 

まず、社会保険とは何か?というと、国民の生活を保証するための公的な制度のことです。年金も、ここに含まれます。

 

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赤枠の「厚生年金(老齢年金とか船員保険とか)」と「国民年金」がいわゆる「年金」で、若い人たちから「不公平だ!」と言われる部分です。

 

今は若い世代ほど人口が少なく、高齢者ほど人口が多い状態ですので、若い人たちの年金支払額はどんどん高くなる一方で、高齢者は受給年齢を引き上げられ、しかも受給額が少なくなっています。

 

そりゃ不満が出てくる・・・。

 

何故こうなるのかというと、年金制度は貯蓄ではなく、「働ける若い人たちで、働けなくなったお年寄りを助けましょうよ」という理念で作られているからです。(世代間の相互扶助って言います)

 

人口がどんどん増え続ける前提で考えてますからね・・・。

 

 

じゃあ「どうせ損するんだから払うのやーめた!」と言ってしまっていいのかというと、それはNOです。

 

そういう法律ですんで(←まてこら)

 

いえ、年金の受給資格が発生する条件は、老齢だけではないのです。

何かの事故や病気で障害を負ってしまい、働けなくなったら・・・。その時は、障害年金が助けてくれるでしょう。不幸にも死んでしまったら、あなたが養っていた家族は・・・。その時は、遺族年金がいくばくか救ってくれます。

 

 

 

終わりに

会社員、特に給与引き落としにしている方は、年金未納という事は無いと思います。しかし、特に国年などを意図的に未納にしている人、もしいらっしゃいましたら、今一度年金の意義を考えなおして頂ければと思います。